リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

7月の野池2

2022年07月27日 | 野池
 暑さとともにゲリラ雷雨が最近では特徴的な今の日本の気候ですが、いつからこんな天候になってきたのかと、想いをめぐらすことも多いこの夏ですが、少し離れたところでは、一滴も雨が降っていないなど、局所的なことも多くあるようです。

 夏の鯉釣りでは、暑さ対策がまず考えられますが、今年は、木陰で暑さをしのげる野池を主なフィールドとしています。釣り情報もなく、自らの釣行での情報を積み上げていくという、ある意味古典的な情報収集を行いながら続けています。

 今は、YouTubeもあり、動画で直接釣り場の情報も得ることができますが、知られたくないということから、その景色等は写らないような工夫もされたりとか、これは写真でも同じことが言えますが、釣れた場所に鯉釣り師が入れ替わり立ち替わり入ってしまうことで場荒れの原因にもなり、それを嫌う釣り師もいますが、両方の気持ちも理解できます。この野池は、情報もなく、鯉釣り師もいないので、自分で釣行を重ねることでしか、情報を得られないので、時間はかかりますが、それもまた鯉釣りの醍醐味でもあるかと思っています。
 
 今回は、少し気合いを入れて、なんとか結果を出したいと、前もってフィーディングして、1泊2日の釣行を試みました。野池の近くには、ポツンと一軒家があり、その近くには見出しの写真のように鹿が昼間でも家族で草をはんでいます。明らかに人の数より、鹿の数の方が多いです。

  早朝6時に釣り場に入り、担ぎ込みで、山の斜面を笹を掻き分け、30mほど降りて、釣り座に2本竿をセットします。なんとか竿を振れる程度に木の枝が空いていて、急な駆け上がりになった4mラインの水深に餌を打ちます。岸から20mも無いところですが、意外に水深はあります。岸際は落ち葉がぎっしり堆積してその下は泥土になっています。

 

 打ち終って、また笹の中を今度は急斜面での登りを笹を持ちながら上がって、車のところに着いたらときには、7時を過ぎていました。

 今回はリグを変えてみて、ロニーリグを使ってみます。
ポップアップは、ユーロカープのナッツエナジーの15mmを使いました。PVAにもナッツエナジー20mmを3粒から4粒入れます。

 午前中に当たりを期待したものの、静かに時間だけが過ぎていきます。12時を回って、昼食の用意をしようかと準備し始めたときに、突然の当たりです。長靴に履き替え、タモを持って、笹を掻き分けながら山の斜面を下って行くものの、タモが笹の枝に引っかかったりしながら、何とか釣り座に着いた時には、すでに糸は出ているものの、リールのスプールは止まっていました。これでは大きさは大したことはなさそうです。ゆっくり竿を持つと意外とトルクを感じます。釣り座も狭いので、無理なやりとりはできません。特に右横に走られると山の出っ張りを巻かれてしまいそうです。かといって左横からは木の枝が、しっかり水中に垂れ下がっていて、ここに巻かれてしまっては取り込みは厳しそうです。とにかく、無理な竿さばきやリールの巻き取りはせずに静かにポンピングを行いながら竿の穂先の弾力を最大限使いながら寄せます。糸は50mほど出されていて、なんとか暴れさせることなく、20mほど先まで寄せてきたとき、突然、向きを変え、また一気に沖に向かって走り出します。この時のトルクから90cm以上かなと感じました。2回目の寄せに入り、なんとかネットイン。やれやれです。

 マットと検寸台を持ちに行くために山の斜面を上がり、また斜面を下って、釣り座に戻ったときには、汗びっしょりです。
 


93cmの在来種に近い体型をした鯉です。傷もなく鱗も綺麗で、まだまだ大きくなりそうな鯉です。今年になって、この池で3本目の90台の鯉ですが、そろそろメーターオーバーをと狙っているのですが、まだまだですね。

今回のタックルは
竿 ダイワ マッドドラゴンK 12ft 3lb 
リール トーナメントISO 5000QD
道糸 フロロカーボン4号
オモリ 3オンス 中通し
ハリ ダウンアイ4号 ロニーリグ
喰わせ ナッツエナジーポップアップ 15mm+PVAに20mm3粒
寄せエサ ナッツエナジー20mm 20粒

 その後、時間が経ってから、当たりがあって、近くまで寄せてきてのすっぽ抜けで、結局この1本だけの釣果で終ってしまいました。この一本には満足ですが、まだまだ攻略しきれてない状況です。





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