リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

夏のフィールド

2024年08月14日 | 野池
 お盆の時期になり、お盆休みを利用して、遠征を考えて遠来のアングラーと一緒に竿を出せる機会も大切にしたいと思うのですが、意外なところからそれが実現しました。
 この時期は、とにかく木陰があるポイントでないと、耐えきれない暑さがこのところの日本列島なので、私の場合、地元の野池をメインに考えています。子供達も帰って、時間ができたので、今週も地元の野池探索です。
 このところの天候で、水位も1mほど下がって、初めて見る光景に新鮮さを憶えるのでした。いつものポイントも減水の影響から魚の喰いに影響が出てくると考え、深さを意識しながら2か所にセットします。今回もフィーディングは10粒程度の喰わせと同じ種類と大きさのボイリーです。食わせは20mmのシングルボイリーです。このところの釣果を出していたボイリーも底をついたので、今回は違ったボイリーです。7月から使って実績のあったのが、ユーロカープのブラッドワーム20mmでした。78㎝、92㎝、96㎝、100㎝と申し分ない実績のボイリーですが、今回は常時使っているダイナマイトベイツのソース20mmです。
 餌をセットして、もう一か所の竿の準備をしていると突然のバイトアラームの音にびっくりです。投げてからまだ10分です。ネットも用意してなくて、慌てて、ネットの用意をし、マットを持って行こうとしたときに、バイトアラームの音が消えて、それでも釣り座に行くと、2本出してあった竿のどちらに当たりがあったのかわからない状況で、とりあえず、右の竿かなと上げてみると、餌はそのままあったので、打ち返して、また車で待機です。
 その後、もう一か所に竿を2本セットして、のんびりまた当たりを待つ感じです。その後お茶を飲みながらのんびり当たりを待っていると、2時間後に待望の当たりです。今回も最初にセットした竿の方です。早速また、ネットとマットと検寸台を抱えて釣り座に向かいます。
 最初の当たりと違って、バイトアラームの音は続いていましたが、釣り座に到着したときには、糸が出されるのは止まっていましたが、リールに残っている糸の量を見て、左の竿の当たりだとすぐにわかり、竿を持つとぐぐっと重さが伝わってくると同時に鯉が底を這うような動きが竿を伝ってくるのが感じられます。結構の大きさがあると直感で分かり、これはバラスわけにはいかないと臨戦態勢にな入ります。
 しかし、左右に横走りを繰り返すも、なかなか底を切れない状況で、時間だけが過ぎていき、15分くらい経って、これはバラスわけにはいけないと、慎重になりだします。
 今回の竿はFREE SPIRITのHI-S200の12ft、3.5lbで、かなり強い竿なので、その強さに任せてやり取りしだすと、道糸が切れたり、針が延ばされたりするので、逆に竿に頼らず、リールのドラッグ調整で対応します。しかし、今回のリールはUk-shimanoのベイトランナー5500なので、クイックドラッグではなく、一定の強さに設定してのやり取りになりますが、道糸が4号なので、ドラッグは少し弱めでの設定です。その後、ようやく底を切れて鯉が浮き上がって来たものの、空気を吸わせるまでには至らず、大きな尾びれで反転を繰り返すばかりで、苦戦が続きます。時計を見るとやり取り開始から30分ほど時間が経過していますが、一向に弱る気配もなく、我慢比べの状況です。ネットは足元の置いたままですが、ここまで来たらバラスわけにはいかないので、我慢が続きます。長年の鯉釣りの経験でもここまで時間を要するやり取りは経験なく、しかも、川と違って流れもないのに、鯉に主導権を取られそうな状況が続きます。何とか空気を2,3回吸わせて寄せてきて、タイミングを見計らって、何とかネットインです。竿をおいて、ネットに包まった鯉を眺め、しばしの静寂な時間ののち、やっと取り込んだ安堵感と、やり取りの充実感が入り混じった、これぞ鯉釣りの醍醐味でしょうか。
 鯉はネットからマットに乗せると、ネットの枠から躍り出て大暴れで、検寸台も叩き落として、口当てが折れてしまう有様です。
 仕方なく、マットで検寸してみます。



102cmの良型ですが、そのファイトが印象的な1本で、今後の記憶に残る1本になりそうです。自撮りの写真も疲れからか息が上がって曇ってる感じですね。

 早速知り合いのアングラーに連絡すると、土日にこのポイントを攻めたみたいで、小さい鯉を1本上げて、帰りにフィーディングして帰ったそうで、そのフィーディングのおかげて釣れたみたいで、感謝しかありません。
 半日だけの釣行の予定でしたので、この1本で納竿して、知り合いのアングラーのいる余呉湖に予定を変更していくことに。
 久しぶりの余呉湖もどうかなと気になっていて、しかも関東からベテランのアングラーも来ておられるので、予定変更しての余呉湖です。
 明るいうちに余呉湖に到着して、気になっていたポイントへ。翌朝の6時前に散歩していると、当たりを知らせるバイトアラームの音。久しぶりの余呉湖での当たりですが、型は小さく70台の鯉でしたが、優しくリリースして納竿となりました。
 8月も何とか90オーバーを上げて3月以降連続して6か月続いています。今年の釣果はまだ40本くらいですが、数よりも大きさを意識していますが、現在の平均サイズは86cmほどで、なかなか平均サイズを上げていくのも苦しくなって来ますが、何とか昨年の平均サイズを目標にと思っていますが、出だしの小型のサイズが効いていて、なかなか平均サイズが伸びません。まだまだ修行が足りません。我慢の夏が続きます。


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