リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

台風明けを狙って

2023年08月17日 | 余呉湖
 天候の急変で,釣果が激変することを,今まで何度か経験してきて,釣れていたのが急に釣れなくなる場合や,逆に,急にアタリが出だすこともあることから,それを確かめるべく,今回の台風7号が近畿地方を通過した直後に余呉湖に遠征しました.

 このところ,あまり釣果が出ているという情報もない中で,この台風一過がチャンスではないかという見込みです.昨年も9月の下旬ではありましたが,同じように台風一過で大型(109cm)を上げたので,今回も,という気持ちです.

 確かに,6月にも,急な豪雨が上がった後に,大型を連発した釣友もいて,今回もそれにあやかりたいという気持ちです.しかも,8月になって,まだ1匹も鯉を釣っていなくて,とは言え,せいぜいひと月に5匹くらいが,私の釣果なのですが.それと,今年は1月から毎月90㎝オーバーを上げているので,8月でそれを途切れさせたくないという気持ちも強く,結果として,少し焦る気持ちもあります.ある程度今回はチャンスだという気持ちで,久しぶりの(1か月ぶりの)車中泊を伴う遠征になりました.

 さらに,最近は,釣友から教えていただいた,アングラーズというアプリで釣果の統計を取り始め,今年の釣れた鯉の,私の平均サイズが86㎝台であり,しかも,7月の後半の野池での釣果で,少し平均サイズが落ちて,ここで,挽回したいという気持ちで,大型狙いに絞っての今回の余呉湖挑戦でした.

 思い出すと,5月のGWに余呉湖に行って以来で,久しぶりの余呉湖挑戦です.なので,一番わかっている相性のいいポイントを考えて,早朝午前3時過ぎに自宅を出発しました.

 途中の高速の伊勢道を関JCで降りると,新名神と,名阪国道が台風の影響で通行止めになっていて,それらの交わる関のJCアタリは大型トラック等でごった返していて,関のSAも車でいっぱいで,近くのコンビニの駐車場も通行止めの解除を待つ車で,いっぱいという状況でした.

 幸い,国道1号線を走っていくにつれて,車の数は少なくなり,その後の名神から北陸道は順調に走れて,6時過ぎに余呉湖に到着しました.目的ポイントに行くと,すでに地元のバスマンが竿を振っていましたが,少し話をしながら,そのバスマンが去った後に,ゆっくり,釣り座の準備を始めます.

 その直後から急に強い雨が降り出し,一時その準備を中断して,雨の止むのを待ちます.30分ほどして,雨も止んで,第1投を投げ終えたのが,午前8時くらいでした.時折,雨も降る心配もあるので,車にサイドタープを取り付けて,さらにバックドアーにもタープを取り付けてと,作業が続きます.

 今回は釣友も少し遅れて到着するという連絡を受けて,久しぶりの余呉湖の夏の景色を眺めながら一息つくのでした.



 今回は遠投仕様で,竿はcenturyのC2 13ft 3.5lbとリールはシマノのbaitrunnerの組み合わせです.仕掛けとベイトは,いつものもので,この1年間使い続けているものです.狙うフィールドによっては少し変更を加えることがあるものの,基本的に同じリグとベイトを使っています.特に針はこのところ1年間は同じ針を使うことを,基本としているので,その針の癖も掴むことで,バラシもほとんどなく,その意味で,仕掛けやタックル等にも不安要素は全くないので,ポイントに主張できる環境にあると言えます.

 そんな気持ちから,のんびり朝食をとりながら,余呉の景色を堪能していると,1投から1時間もたっていない9時ごろに,目の前の竿からアタリです.勢いよくリールから糸が出ていくのが見えると同時に,バイトアラームが鳴り続けます.その竿を持つと,離して打ってあった捨て竿からも,アタリを知らせるバイトアラームの音です.過去にもダブルヒットはこの余呉湖では経験しているので,まずは,最初に当りのあった,今持っている竿からです.

 竿を持つと,ずっしりとトルクを感じさせる引きです.底を這うような手ごたえです.その重量感を感じさせる手ごたえは,15kg以上ある手ごたえです.

 一方気になるのは,捨て竿の方の当りです.どうも,当りを知らせるバイトアラームの音を聞くと,今持っている竿の動きに連動する感じがします.そこで少し考えをめぐらすと,アタリの竿の第1投を投げた後に,捨て竿の第1投を投げて,その捨て竿の糸が,上から当りのあった竿の糸に重なっていて,下になった当りの竿の仕掛けに当りがあって,結果的に,捨て竿の仕掛けを持ち上げているという状況であることが飲み込めてきました.そこで,これは,今の当りのあった竿に集中して,これを取り込めばいいということになります.

 しかし絡んだ結果,取り込めない可能性もあるので,そこは,注意しないといけないのですが,結局は,今のこの竿の鯉を,確実にネットインさせることがすべてであり,そこに集中するだけです.幸いにも,捨て竿の仕掛けが根係することなく,その糸の下を潜っている,当りのあった糸を手繰りながら,20分ほど,苦労しながらも,何とかネットイン.

 ネットの中で,針を外せば,絡みの心配はなくなり,何とか重さに耐えながら,足場の悪い石の上をふらつきながら,何とかランディングできました.さすがに,久しぶりの重さに背中が痛くなる有様です.

約20㎏の大物です.




 6月以来のメーターオーバーで,台風一過の期待した大型に期待と予想を満足させてくれた1匹で,久しぶりの満足感です.

 しかし,その後は,アタリがなく,翌朝には納竿になりましたが,1本釣ってからも天候が不安定で,台風一過のすっきりした感じではなく,その意味では天候の不安定さが,その後の食いの悪さと関係したものと考えられます.その意味でも,鯉釣りの難しさと,意外さを両方味わった今回の釣行でした.



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