リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

榛名湖遠征

2023年09月01日 | 榛名湖
 八月は体調を壊したりとかで,思うような釣りができなくて,月末に気持ちの切り替えを図るべく,遠征を計画しました.
 名古屋のTさんに紹介していただき,現地では地元のベテランアングラーと一緒に竿を出すという計画です.遠征先は,遠く榛名湖です.自宅からの走行距離は450km程で,休憩時間を含めると8時間ほどの運転になります.
 自宅から,伊勢道,名2環,名古屋高速,東名高速,中央道,長野道,関越道の松井田妙義で降りて,一般道を20kmほどで,榛名湖へ.朝,6時半過ぎに家を出発して,榛名湖に到着したのは午後の3時前でした.
 観光地化されてはいるものの,自然も保全されていて,地元の人も避暑にやって来るくらいで,下界とはかなりの気温差があり,しかも,木陰が多く,一日中日差しを避けることができ,真夏の鯉釣りのフィールドとしては,私の知っている中でも一番です.当りは遠いものの,当たれば90㎝オーバーという特徴もあります.
 地元のベテランアングラーのMさんをTさんに紹介していただき,Mさんの案内で,主なポイントを紹介していただき,釣り座を構えます.正面には榛名富士が見えます.
 岸から50mまでは藻が繁茂しているので,それを越えての遠投になります.水深は4~5m程です,全体になだらかな駆け上がりで,カルデラ湖らしい水質で,いかにも山上湖らしいフィールドです.標高1100m,周囲4.8km,最深部は15mほどで,余呉湖のイメージに近いかと思われます.
 写真のようにバンクスティックで竿2本をセットしたのが,午後の4時でした.遊漁券は朝6時から当日の日券が自販機で購入可能です.また,夜釣りは禁止されています.この自販機のそばにある,「榛名湖温泉ゆうすげ元湯」というホテルでは,遊漁券を見せれば,空いている時間帯に500円のところを300円で温泉に入れるというありがたいサービスがあり,ウォシュレットの公衆トイレも近くにあり,これだけでも,他にない環境であると言えます.

 第1投から2時間で当りを期待したものの,アタリはなく,夕方6時で竿を上げて,車に戻り,夕食の準備に入ったところで,急に雨が降って来て3時間ほどで止みましたが,ちょうど竿を片付けたところで助かりました.

 とにかく涼しくて汗もかかないくらいで,今年のこの時期とは思えない快適さにただただ驚くばかりです.日曜の午後なので,多くの観光客がいますが,多くは避暑が目的で,紅葉の木の下の木陰で椅子に腰かけ,のんびりと湖面を眺めながらの一時を過ごす人が多く,余呉湖とは一味違う湖畔の様相でもあります.

 翌朝5時に起きて,朝の清々しさを感じながら朝食をとり,この日の遊漁券を購入し,第1投.
 今回のタックルは
 ロッド:FreeSpirit HI-s200 12ft 3.5lb 
 リール:UKDaiwa Tournament iso 5000QD
 ライン:フロロカーボン4号
 おもり:20号
 先糸 :よつあみケプラーノット25号
 ハリス:ユーロカープ ARMOR COTED BRAID 35lb
 フック:ユーロカープ BLADE EXTRA STRONG No.2
 喰わせ:DYNAMITEBAITS THE SOURCE 20mm シングル リキッド漬け
 寄せ餌:DYNAMITEBAITS THE SOURCE 20mm 10粒
 寄せ餌(フィーディング)の量は一般の人より少ないですが,これで十分に喰って来るので,この1年ほどこれで通しています.たくさん撒けば当りが出ると思われがちですが,今一度その視点を再検討する中で,たどり着いたのが今の状況です.余呉湖を始め西湖,琵琶湖でも確実に釣果に現れています.また,この仕掛けにしてからの釣れたサイズは平均90㎝ほどです.たくさん撒くよりも勇気は必要で,その点では気持ち的に難しいと言えるかもしれません.ある意味,竿数を少なくするのと似ているかもしれません.

 目の前を大学の長距離走の集団走の一団が走っていきます.長距離の練習には起伏もあり,車も少なく,練習環境としては,なるほどと思われる良さがあります.周囲5km程のこの湖の何周か走っているようです.また榛名湖マラソンという企画もあるようで,いろいろ企画されている感じが伝わってきます.

 朝の第1投を終え,地元のベテランアングラーのKさんも来られて,鯉釣りという共通点で,すぐに打ち解け,鯉釣り談議に花が咲くという,何とも言えない心休まるひと時です.その後,時間は立つものの,地元のベテランアングラーも私たちもアタリはなく,木陰での食事や,鯉釣り談議が続く一日となります.もっとも,この時期は当りが少なく,それも想定内なので,焦る気持ちもなく,関東のベテランアングラーとの鯉釣り談議に花が咲き,それだけで十分な釣果と言えます.

 翌朝,5時に起床して,同じルーチンでの朝の支度を終え,最終日の最後の1投に期待するだけとなりました.しかし,アタリはなく,午前9時に納竿となりました.鯉釣り談議の中で教えていただいた,大塩湖をこの後探索に行き,下界の暑さを再認識し,また,長いドライブを名古屋のTさんとACC(アダプティック クルーズ コントロール)を使いながら,思いのほか疲れないドライブに感動しながら帰路をひた走りました.当りはなかったものの,それ以外にたくさんのことを実感でき,気持ちを新たに鯉釣りの楽しさを再認識できた今回の遠征でした.マンネリ化しがちな鯉釣りの楽しみ方を一つ発見したともいえるでしょうか.




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