お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

まろの北海道放浪記 Day62~Day63

2023-08-25 00:05:50 | 北海道放浪2023
根室にいます。
4年ぶり開催の、根室カニ祭りに参戦します。
昨夜知床から移動。途中、鹿、キツネさんたちに何度も通せんぼされ、根室入りコンプリート寸前、道の駅スワン44手前でキツネ君にやられました。
急ブレーキで車内のポタ電がぶっ飛びダッシュボードに被弾。幸い車内の物損のみで済みましたが、痛い洗礼となりました。

↓公式サイトより



根室の花咲ガニは国内最大の漁獲量を誇り、市内はどこも花咲なんちゃらだらけです。
ここは車中泊者にはちょっとした難所で、道の駅が小さくキャンプ場も無いので、皆が市内中心部の明治公園に集結します。まろも早入りして好位置ゲット。明日の祭りに備えてます。
あと皆さん、花咲ガニは、カニじゃなくてヤドカリだって知ってました?
タラバガニも同じヤドカリの仲間です。
隣に居た旭川から来たご夫婦も祭り目的。。言われました、、
ありゃカニじゃねーよ!おりゃカニはズワイと毛ガニしか食わねーよ!w

海自の掃海艇「いずしま」で体験航海もできるそうでどうなるか。
久しぶりに見た太平洋、あれこれ悪巧中、ずっと眠っていたオモチャが活躍しそうです。

あと、今月新しい彗星が発見されたんですね。
西村彗星、9月初旬から中旬、肉眼で見れる程度まで増光しそうなので、海か山で狙ってみようと思います。

閑話休題。

苫小牧に居た時撮ったノーザンホースパークのライディング訓練、貼っときます。
興味ない方にはただの練習ですが、乗馬ライクな方は結構楽しめるかと。
来月再訪し名馬たちと再会予定。前回ディープインパクトの森の中が秋の自然音採取に最適なのを発見。楽しみです。

↓ノーザンホースパーク・ライディング訓練

ここの厩舎のスタッフたちは、20歳前後の若い女性が中心です。馬を愛することが豊かな人格形成になっているようです。

土日は根室に居て、来週から太平洋沿いに釧路周辺、山に入って阿寒~大雪周辺をノープランぷらぷら予定。
知床で知り合ったチェリストの方に、講演会&演奏会に招待されちゃってて、そこも寄らねば。

放浪はつづく、、。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day58~Day61

2023-08-23 11:12:38 | 北海道放浪2023
知床にいます。
一週間ぶりに戻ってきました。
日本最後の秘境、その自然をじっくり味わうためです。
先週の第一ラウンド(ペルセウス座流星群撮影)と合わせるともう8日間います。

北海道を周っていると、いつまでも長居したい場所があります。知床はその一つ。
自然遺産は、ネットのあっちこっちにあるのでそれ見てね。
同じもの貼ってもしょーがないので。

で、第二ラウンド何をやってたかとゆーとー、、
  • 知床五湖(義務)
  • 鮭の遡上ウォッチング
  • 知床八景めぐり
  • リゾート温泉(北こぶし、ホテル知床)
  • 夜の店めぐり
  • 夕日撮影
  • 道の駅客いじり
って感じ。
できなかったのは、カムイワッカの滝・沢登りと知床の主峰羅臼岳1661m登山(軽装&熊除けグッズ持ってなく、ベテラン登山者に絶対止めろ!と阻止された)。来年の宿題です。
観光定番の半島クルーズは興味なし。おら船乗りなんで取れ高承知済み。
全部書くの面倒なんで、追ってレアな映像整理しながら適当にアップします。

知床の自然の良さはですねー、確かに文句なし最後の秘境です。ルールがしっかりしてるので広大なジュラシックパークに入った感じ。
客の消えた峠で一晩車中泊したり、早朝の森に車止め外に出ると、獣感半端ないです。調子こいて浮かれてると・・たぶん食われますw
五湖は、ヤツが出没すると巡回中のガイドが無線で連絡取り合うのでハンディー受信機を持参しましたが、業務連絡のみでヤツは出ませんでした。

北海道車中泊60日になるのですが、やっぱ日帰り温泉はリゾートホテルに限ります。広いです。清潔です。アメニティ全部あります。土産も観光情報も町中より充実。宿泊者向けなので気合が入ってます。でっかい施設は涼しくくつろげるし、フロントはあれこれ協力してくれます。。街の立ち寄り湯や、クアハウス系とは真逆ですね。
知床の大型ホテル風呂はマストです。
↓ロビーではコンサートも無料
↓無料といえば羊の丸焼きが食い放題タダだった斜里の水の学校
↓パエリアもタダ

五湖で撮影してたら、有名なネット配信者にお会いしました。
ウトロ在住の美人女性配信者です。。スマホに向かって一人ガイドをやってるので、もしやと思いお声がけ。ライブ中でした。
その後もウトロ港でのライブ中に再会。現地の生情報が聞け助かりました。ライブコメントにはナンパだー!逃げろー!で大騒ぎ。全国の囲いリスナーたちがコワイので、紳士にお別れしましたw

ウトロは漁港周辺に少ない飲食店が固まってるんですが、みんな早じまいするので街は安全です。輩がいません。
一軒だけ深夜3時迄営業のバーがあって、若者とカップルだらけ、ボッチおやじには居場所がない。
↓これだけAM3時迄営業

道の駅にキッチンカースタイルの居酒屋があって、これが救い。
皆初見の旅人なのに妙な連帯感があり。でもあれよ。自宅がすぐそこの車なので、帰宅10秒、、酒が抜けないのだw
マスターに顔覚えられちまって二晩義理を果たす。
キャンカー仲間に声掛けられ話し込んでると、音楽業界の御大だった。
海外で演奏したり、有名なCMの音入れをやってて、車に呼ばれて行ってみると、車内まるごと音楽室でした。
チェロがどかんと置いてあって、車内は練習室、全国巡回コンサートしてるとのこと。
共通の友人がいることが分かりビックリ。
移動オフィスも多様化の時代です。

あと、夕日撮影。
やっちまったよ。ミラーレスカメラのセンサーを焼いちまっただ。
一眼レフと違って、シャッター(ミラー)が無いので、待機時はレンズカバーしないとCMOSセンサーが溶けちゃうのだ。
カメラ急所の高額部品なんで修理より本体買い替えになる。トホホ。新機種ゲットまでしばらく騙し騙し使うずら。

ほんで知床の夕日がコレ↓
エモいっすねええ!

↓知床ウトロ・クラブ知床前で撮影
クラブ知床さんが駐車場を提供してくれました。

↓知床ウトロ・オロンコ岩頂上で撮影
こっちはあれこれミスったが、ウミネコの鳴き声が良かったのでUP。
夕日が点々とにじむのはカメラ前にブヨ集団が居て離れず。他客の歩行地震でブレ多発。センサー焼けも出ちゃってます。

↓ウトロ港はこんな感じになってます(プユニ岬より撮影)

右端の小島がオロンコ岩、左端の入り江がクラブ知床。
プユニ岬は観光客御用達の夕日ポイント、ご覧の通り。
オホーツクに沈む夕日は大変綺麗です。次は冬に来てみたい。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day57

2023-08-18 23:47:19 | 北海道放浪2023
昨夜は網走・ふくろうの渓谷キャンプ場で天体撮影でした。

↓北アメリカ星雲
強風から避難ついでに、山奥の静かな場所で音録かネイチャーショットと思いやってきました。
探すのに苦労しました。感動の径を進み、目印はアマ無のビッグステーション(大型無線アンテナ)があるINOUE FARM手前の十字路を森へ向かって300mにありました。
このキャンプ場は、個人が開拓し、数人のスタッフさんたちがマイペースで整備を進めています。



規格化されたサイトとは違い、自然へのストレスを最小限に、森の中をあるがままゆっくりじっくり楽しむ場所です。到着してすぐ、まろのおもちゃで何ができるか、スタッフ(よっしーさん?)にあれこれ尋ねてみました。
結果、ターゲットは、小川のせせらぎに生息する日本ザリガニ、野鳥、エゾリス撮影、この辺がいけそうです。
↓エゾリス

森林なので空の窓は限定され星見は天頂決め打ち。脳内星図で構図を悩んでいたら、オーナーさん?が気を使ってくれました。
森の上に畑があるんですが、そこなら見通しが良いですが、、造成前なので野生空間です。と。
一緒に行ってみました。
ココ↓

なんとかいけそーです。夜の生き物とも仲良くできそうです。
ここで一晩過ごすことにしました。


23時には夜空はオールクリア。
いつものベンチマークターゲットを撮ってみました。
眼視で晴天でも、目に見えない大気が星のスペクトルを吸収し特定波長(色)が出なくなっちゃうことがあるんです。これ観測地によってかなり変わります。波長別フィルターで撮影してレベル調整後合成するのが一般ですが、まろはモノグサなので一発撮りです。
↓アンドロメダ銀河
数日前の清里オートキャンプ場 よりこっちの方が綺麗に出ました。
↓北アメリカ星雲(トップの画像と同じ)
↓網状星雲
↓あれい星雲
↓天の川(南、24mm、F1.4、ISO2000、SS5秒)

北海道に来て一番のシーイングコンディションでした。
スタッフさん、良い場所をご提供いただきありがとうございました。

ここ、ふくろうの渓谷キャンプ場は、モンベルと提携していて間もなく商品も取り扱うそうです。
皆さん釣りも大好きなので、今度はそっち方面で遊べるといいな。
スタッフ(共同オーナー?)のさやかさんは、業界では大人気の美人女性アングラー。一生懸命作業している姿が新鮮でした。
↓スタッフの皆さんと

まろは女性アングラーと何故か縁があるぽい。
タレントの福島和可菜さんや、業界のラスボスw児島玲子さんも。
和可菜さんは、元陸自(2師団第2特科連隊)でラッパ吹いてたガチ隊員。今はマラソンやトレイルイベントで活躍していて実力芸能界No1。
↓わかなちゃんと

こっちは、児島玲子さん。
自宅がすぐ近くだったのでいろいろお世話になりました。
↓コジレイと愉快な仲間たち(男組はまろのヨットチーム)

自然のリアルを知る女性たちは、みんな同じ波動を感じます。
そして美人ほど男勝りの法則w。

ふくろうの渓谷キャンプ場、原点に戻れるとても良いサイトです。
キャンプブームの中、好きが高じ山を買い取り同様のチャレンジをする方達も多く見ますが、大体が息切れしてしまいます。
ここでも多くの苦労を伺いました。若い仲間たちが夢に向け黙々と着実に足を進めています。作業服で汗まみれになりながらもまろの与太話に付き合ってくれ、その目はみんな輝いていました。
みなさんもどうぞ応援してあげてね。

・・まろを釣るには、、餌いらず♬♬謎

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day56

2023-08-17 18:10:01 | 北海道放浪2023
今、網走湖の近く、感動の径、ふくろうの渓谷にいます。
2年前、個人が森を開きキャンプ場を作っています。
自然をそのまま残したネイティブな環境が大変気持ちよいです。
気さくなオーナーさんとしばしお話させて頂き、どこにでもある里の自然を楽しみ共生する姿勢に感心しました。管理整備されたキャンプ場も良いですが、私たちは手つかずのなんでもない立ち木1本にでも無限の恵みを感じることができるのです。

さて、また夕日あげときます。
ペルセウス座流星群の撮影地にしたサロマ湖・キネアネップ岬の夕日です。

北海道の夕日ポイントはどこも風が強く、まろの普通の三脚ではどうしてもブレが出てしまいます。風上で自分の身体を風防にするのですが限界ありますね。ごっついの買おうかな。
後半はサンセットリップ(太陽の周囲がくちびる状になる)もはっきり出ました。どうぞ景色の変化をお楽しみください。

↓サロマ湖キネアネップ岬の夕日
北海道に入って何個目の夕日になるのだろう。
もはやシリーズにするか。テーマは落陽と限界老人w

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day52~Day55

2023-08-16 11:48:52 | 北海道放浪2023
今、網走にいます。
斜里>知床道の駅>知床峠>知床自然観察センター>サロマ湖キムアネップ岬キャンプ場>網走、、ってな感じです。
ペルセウス座流星群撮影のためうろちょろしてました。
知床とサロマ湖で撮ったのをどうぞ。(24mm、F1.4、ISO2000、SS10秒)

プレアデス星団と流星↓



↓これは発色が豊かですね(緑→オレンジ→紫)

↓薄明近ずく
↓大体この辺をメインに撮影(北極星~北東)
流星の発色(スペクトル)は、その成分により様々な色が出ます。
まず地球大気突入時、酸素と反応し緑色が出ます。次にナトリウムやマグネシウムが反応し黄色、オレンジが出ます。

天気の良い場所を選んだため、満天の星空でたっぷり楽しめました。
とにかくシーイングが良いので小さい流星まで眼視できます。
極大日8/13の最大は全天で約100個/時間、前後日は30個/時間程でした。
動画も撮ったけど長時間すぎで編集モチが湧かないw
Atomcamで火球を狙いましたが、流星痕を10秒以上残すのは数個しかありませんでした。

さて、知床峠では北方領土撮影に挑んでみました。
ここは下界は快晴でも羅臼側からの上昇気流が雲を生み、夏は8割方霧の中となる場所です。相当運が良くないとロシアは見えない。
朝4時、日の出時間にカメラセット、気温10度、霧で視界数十m、1分もするとカメラびっしょり!ほかのお客さんはあきらめて帰って行きます。
まろは神を信じ、Tシャツかぶせてチャンスを待ちます。
数十分後、突然視界が開けました!コレ↓

↓国後島(雲海の奥に横全体に陸地が見えます)
↓国後島ズーム。奥で雲が立ってる場所が国後島です。
↓場所を変え、国後島内の羅臼山(882m)を狙います。
↓羅臼山(ロシア名:メンデレーエフ火山)ズーム
たった25km先がロシアなんですね。
北方領土は返還されて欲しいですが、ロシアにしてみれば英米とのヤルタ密約から始まる話なので、それをひっくり返さないとどうにもならない。
今の返還活動は焦点が違うと思うまろなのであります。
そもそもロシアの千島列島侵攻は、米国が全面支援、軍艦から武器弾薬までを供給したんですもん。アメちゃんも共犯な訳です。

1時間で再び霧の中となりました。
知床の自然はとても良いです。来週また戻ってきて、知床5湖やカムイワッカをゆっくり廻る予定です。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day51

2023-08-12 23:33:39 | 北海道放浪2023
数日前から知床を射程に捉えてるのだが、、大渋滞始まった。
知床5湖方面はしばらくアウトだ。
それに、今朝8:20速報、湖の遊歩道にヒグマさん登場、閉鎖になっちまったよ。

で、おらまだ斜里におる。
今日は、天に続く道、幸運神社、水の学校とか、、ちょろちょろ廻ってきた。あと2,3日この辺かな。

動画2本あげときまーす。
ずっと雨の時、浜頓別クッチャロ湖で撮った夕日と、昨日、清里のさくらの滝で撮ったサクラマス遡上風景。

↓クッチャロ湖の夕日(クッチャロ湖キャンプ場)
↓さくらの滝・サクラマス遡上(清里町)
サクラマスは、6月くらいから遡上が始まる。その頃は銀色で魚体も小さいのだが、8月のレギュラー組はしっかり大きくなって桜色、卵いっぱい。全力、傷だらけになって川を上る。。マス系でこれだけの段差をジャンプ遡上するのは世界でも大変珍しいのだそうだ。
見てると、1000回程ジャンプで数匹の成功率。生命への執念に妥協は無い。

↓浜頓別神社の夏祭りイベント
北都プロレス


↓北都プロレスのスーパースター(カツオ選手)。親子か?w
楽しい動画もいっぱい撮ったんだけど、著作権都合で北都プロレスから許可でなかった。リングでは怖いけど外ではみんなとてもフレンドリー。お祭りの目玉でした。地域貢献頑張ってね。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day47~Day50

2023-08-11 23:24:19 | 北海道放浪2023
↑アンドロメダ大星雲。8/11、AM2時、北海道清里オートキャンプ場にて

ハイホーー(^^)/
やっと晴れたぞおおお!たった1日だけ、奇跡の晴れ。
10日ぶりの晴れー!。貴重すぎて、昨日から寝てねーよ。

8/13のペルセウス座流星群。こいつをシバくため準備運動だ。
ここ数日、北海道中の気象予報をずーーっとモニタしてて、雲の穴ありゃどこでも行くぞと覚悟してた。
美幌峠、摩周湖界隈で3日間雲の中。もー北海道晴天率No1の帯広、富良野方面へ向かうかと思ってたら、、斜里(網走の隣ね)に雲の穴キタ!
さっそく清里オートキャンプ場を確保。
ここ、キャンプ場の上に宇宙展望台ってのがあって、なにやら本気っぽくて丁度いいのだ。
速攻ロケハン行ったさ。絶好のロケーション。気分爽快、文句なし。
一旦キャンプ場に戻って、おっちゃんと話す。
おっちゃーーん、おらあの山の展望台で今夜徹夜で天体観測やるからゲートしめないでね。ウキウキうへへー(^^)
するとおっちゃん曰く・・・夜中あそこに一人でいるのか?こないだ熊出たぞ!あんたどこの人?(相当非常識に見えたらしい)

・・・なら、展望台作んなっつのよ!チクショーー!
失意のまろ、結局キャンプ場内の光害の中で店開きとなった。

カメラ2台、望遠鏡1台セットし車中観測開始。13日、14日が本番なのだが、流星はもー飛んでた。
平均、5分に一個。この分なら本番は数十倍になってお祭り間違いなし!あとは天気だ、天気だ、神様たのむど!

で、北海道の星空なんだが、、やっぱいーわ。大気がシャープなんで星や分子雲の色が正直に出る。
トップに貼ったのがそれ。30分ライブスタックしたアンドロメダ君ね。
網状星雲(上半分)も貼っとく↓
大昔の超新星爆発の残骸です。
どっちも派手に現像しすぎ。旅の遊びなんでツッコミ勘弁ね。

てなわけで、試運転完了。
本番の予報は、、ほぼ曇り(SCW気象予報)。。神様仏様(*'▽')

あ、あと今日、さくらの滝行ってきた。
サクラマスの遡上がすごかったわ。あとで動画上げるねー。

(^^)/


まろの北海道放浪記 Day42~Day46

2023-08-07 22:33:46 | 北海道放浪2023
夏風邪で瀕死中。
先週稚内で被爆し、山場は超えたが咳淡鼻水が止まらず喘息の如し。脱力感MAX。
天気も毎日、雨雨雨曇雨雨な感じ。ヤフ天気2週間先まで雨のち曇でフルマーク!どーなってんだ北海道!
道内どこ逃げたって雨雨雨。完全足止め。10日間程の空白、旅ロスになりそうだ。

オホーツク側南下してサロマ湖まで来た。が、連日の土砂降り、好転の兆しゼロ。
もー覚悟しただ。8月の北海道は梅雨なんだ。晴れは9月からだ(無根拠)。道東は紅葉シーズンに戻ってこよう!

土砂降りの中、オホーツク沿岸人気ポイントをそれなりに廻ってみた。
ほとんどが景勝ポイントなので雨天では台無し。撮影も問題外、どうにもならず。

そんなんで、車中病床より執念のブログでござる。

九人の乙女

前回予告しちゃったので、とりあえずまとめてみた。

↓九人の乙女の碑(再掲)


終戦後まもなく、ソ連が樺太に侵攻しました。「九人の乙女」とは、樺太真岡町にあった真岡郵便局(正式名:真岡郵便電信局)に交換手として勤務していた9人の女性の自決悲話です。

各地の史碑や資料館を訪ねました。

↓樺太(真ん中下の港が真岡)
↓真岡町(当時)
↓現在

↓真岡郵便局(左の終戦後は窓外壁に銃撃痕が残る)

↓交換台実機

↓交換手は女性の花型職業でした


日本の敗戦は無条件降伏、武装解除が進む中、ソ連はヤルタでの英米ソの密約(日本が負けたら樺太はソ連領土とする)に乗じ、一気に樺太+千島列島侵攻を開始します。
当時、電話交換は軍事情報の連絡にも大変重要な役割を担っていました。
ソ連が国境線を超え日本領に侵攻する様子が、交換局のリレーで逐一伝えられ、各地の防衛機能の要にもなっていたほか、内地からは方面軍や大本営からの指令を正確に伝えるホットラインでもありました。
因みに、このとき司令部からの命令は「積極的に迎撃し、越境すべからず」でした。敗戦国日本には自衛抗戦以外の行為は許されなかったのです。
聞こえは立派ですが、本質は帝国最期のお家芸、絶望の玉砕戦です。もはや十分な武器もありません。
ソ連の本土進攻(ソ連の北海道分割統治計画=留萌・釧路ラインで領土分割)を阻止するため、なんとしても樺太でソ連軍を止める必要がありました。
一方、千島列島への侵攻も激しく、こちらは守備隊が司令部の停戦命令を無視、無駄に降伏するより主権を守る!と、交戦を継続します。
結果、ソ連側に大打撃(死者数:ソ連3000、日本600)を与えるも、ポツダム宣言受諾を決めた日本に、戦闘維持する大義はなく部隊は軍命による自首降伏となります。
しかしソ連にとってこの損害は、満州・朝鮮侵攻で受けた損害を大幅に上回り誤算でした。彼らが北海道に侵攻しなかった(できなかった)のは、この抵抗があったためとも言われています。
ソ連が、対日参戦したのが8月9日。
樺太、千島列島、北海道の、今につながる運命は、その後わずか2週間で決まることになります。
このように、極めて緊張した状況の中、電話通信による局面情報の適切な判断は樺太市民40万人の生死を左右し、更には日本の戦後の姿にも影響する重要な業務だったのです。

ソ連対日参戦直後から民間人の北海道方面への疎開が始まりました。高齢者や婦女子が優先されますが、ソ連軍の無差別攻撃は容赦なく、引き揚げ船が撃沈され1700名、地上戦で2000名の市民が犠牲になりました。
結果的に疎開が成功したのは10万人と言われています。

真岡郵便局の乙女たちは、全員に引揚指示が出ていたものの、その業務の重要性から皆が自主残留を求めます。

残留=死、であることはだれもが理解していました。
ソ連兵による性的虐待が酷いことが定説になっていて、辱めを受けるくらいなら清いまま死を選ぶ!と、誰が用意したのか、彼女たちには致死量の青酸カリやモルヒネが渡されていました。

これに先立ち、8月16日、ソ連軍が上陸した恵須取では、病院のナースたちが同様の理由で、服毒による集団自害をしています。
その様子は現場から電話で伝えられ、真岡の交換手たちは直接その臨場に触れていたわけです。

8月19日。結局、局の上司が彼女たちの家族関係を基に、子供が居る者、親の介護が必要な者等を引揚者とし、それ以外の二十余名を残留者に決めます。
つまり、年齢や能力に関係なく、波及ミニマムな身軽な者から犠牲になるという人間消去法でした。
結果、交換手21名で2班を形成します。高石班(11名)、上野班(10名)。
8月20日早朝、高石班の当直中、目前の真岡港からソ連軍が上陸を開始します。
↓真岡港(当時)

街中にロシア兵があふれ、いよいよ局舎も交換台も被弾するようになり、、乙女達は最期を迎えるのであります。

以下は局舎内の自決場所と状況推移です。

↓自決場所(お国の為の行為なので自害とはいわない)

↓9人の乙女写真(高石班11名中の9人)


高石ミキ(24)、可香谷シゲ(23)、伊藤千枝(22)、志賀晴代(22)、吉田八重子(21)、高城淑子(19)、沢田キミ(18)、渡辺照(17)、松橋みどり(17)

①高石ミキ
高石班の班長であり、関係各所に最後連絡をした後、最初に青酸カリを服毒し死亡。
②可香谷シゲ
副長として高石班長に続き服毒、死亡。
③伊藤千枝
他の乙女たちも次々と死亡して行く中、服毒後もまだ息が続いた伊藤は、ただ一回線生きていた泊居郵便局へ連絡、最後の言葉を送った。
「高石さんも死んでしまいました。弾がどんどん飛んで来ます。もう、どうにもなりません。さようなら、さようなら」
④渡辺照
渡辺も泊居郵便局へ最後の言葉を送っている。
「今、皆で自決します」「高石さんはもう死んでしまいました。交換台にも弾丸が飛んできた。もうどうにもなりません。局長さん、みなさん…、さようなら長くお世話になりました。おたっしゃで…。さようなら」

当時の証言記録の曖昧性もあり、伊藤と渡辺のどちらが最後の言葉だったのか、もしくは一人の発信内容を基に、別人として2つの内容が生まれたのかは定かでない。

また誰もが思う疑問。。
高石班は11人居たのでは?ほかの2人はどうなった?
記録によれば、次のようになっています。
高石班11人中、生き残ったのは3人(2人は服毒するも絶命せず。もう1人は机の下に避難していた)。これをロシア兵が発見し保護。
更に1人(志賀晴代)は、高石班所属ではなく緊急招集された交換手だった。
つまり、11-3+1=9人。の乙女なのです。

当時、樺太の作戦行動は札幌に本部を置く第5方面軍の指揮下にありました。
そして北海道と樺太を結ぶ通信ラインは、猿払村にある「猿払電話中継所跡」から海底ケーブルで宗谷海峡を渡していました。
国の為、人々の為、彼女達の命の声が行き来した場所は、とても静かな浜辺にありました。
観光客ゼロ。たっぷり思う存分合掌させて頂きました。
↓猿払電話中継所跡





この悲劇、映画:氷雪の門、のタイトルでYoutubeでも見れます。
映画公開時、ソ連からのクレームがありお蔵入りになった作品です。

9人の乙女以外にも、戦時下では様々な悲劇がありました。
国や同胞を想う軍国少女たちは、当時の体制が作り上げたものです。
しかし、時代に関係なく、人が命を掛けた行為は誰にでも究極です。
真岡郵便局の交換手だけでなく、有事の重要な歯車となった彼女たちの献身が無ければ、今の北海道も日本で無かった可能性も否定できません。
残る人、続く未来の幸せを信じ、彼女たちは散っていったのです。

8月20日が9人の命日です。
どうぞ北を望み、合掌とお祈りを捧げてあげてください。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day37~Day41

2023-08-02 22:32:52 | 北海道放浪2023
稚内、マジ風止みません。
一昨日大沼では20ms超えの風が吹いてました。プチ台風じゃんね。
大沼バードハウス内の風力計↓

家守の方に聞くと、こんだけ連日強風が吹く年は珍しいとのこと。
↓白鳥に見えますか
↓ハウス内は大変居心地が良いです
湖畔の大草原にポツンと一軒家状態。白鳥シーズンでないのと悪コンディションのためお客さんは居ませんでした。
家守が女性で、外でお母さんとチビッ子の娘さん2人が一輪車を使って大量の撒き運びをしているのですが、強風で何度もひっくり返します。所詮女性の力、見てられずおらが助っ人に、男の仕事、まろパワーで完了。
大自然の中、黙々と頑張る2人が、北の国からな風景でした。

美人ママからいろんな話が聞けました。
白鳥飛来は9月、3月頃までがベストシーズン。バードハウス前が無数の白鳥で埋まるそう。
あと、この時期は天然シジミがとれるんだと。あの水門の前よと、採取方法まで詳しく教えてくれた。もちろん観光情報には無い。はい、やるさ。

さて、あちこち廻ったんで、あれこれ貼っときます。

まずは最北の地の神様へ挨拶
↓北門神社

次に多くの史碑がある稚内公園へ。
↓九人の乙女の碑



九人の乙女の悲話、大変有名で映画や舞台にもなりました。
↓氷雪の門
天気が良いと真後ろに樺太が見えるそうです

↓樺太犬鎮魂碑(映画:南極物語のタロ・ジロね)


南極、第二次越冬隊が悪天候で撤退する際、鎖に繋いだまま置き去りにした15頭の樺太犬、1年後、2頭(タロ、ジロ)の奇跡の生存を確認。再会の時、タロ・ジロの目が全てを語ります。
絶望の中で続いた命、人間の身勝手を恨むでもなく、それを超越した魂の絆、生き物はその類に拠らずどう向き合うべきか、その根源に触れることができるドキュメントです。

↓稚内公園は高台にあって景色良好
↓稚内初日は稚内公園の奥にある無料キャンプ場「森林公園」に泊
↓シカさんは共生がデフォ
↓ノシャップ岬
↓夕日タイムはこうなる
↓白い道を通って宗谷岬へ。ライダーにモデルをお願いしました(^^)

↓宗谷岬
↓とりあえず
↓この地はシカさんファースト
↓人間より絵になるわな

↓宗谷神社にもご挨拶

↓宗谷岬の丘の上にある祈りの塔(大韓航空機撃墜事件・慰霊碑)

↓日本人28名を含む搭乗者269名が犠牲になった
↓ノシャップ岬の丘にある自衛隊分屯地(陸海空共同分屯地)
撃墜事件時、ここでロシア迎撃戦闘機の通信を完全傍受していた。
日本の防衛機密情報にも関わらず、当時の中曽根首相の判断でレーガン大統領に録音テープを提供。後の民間機に対する迎撃禁止ルール策定のきっかけとなった。
現在は、低空で侵入するステルス機や巡航ミサイル探知に対応した、アクティブフェーズドアレイ・レーダーFPS-7に更新が完了し、日本の北部防衛の要となってます。
北のロケットボーイがぶっ放す弾道ミサイルもバッチリ追尾できます。
ロシアが日本を叩く場合、真っ先に狙われるのがこいつですね。

↓稚内港で日本一周中のヨットM号にお会いしました
ホームポートの伊東(静岡)を出航、時計回りで九州を回航し日本海を北上、半年かけてゆっくり周遊してました。強風の稚内沖、2ポン(帆を70%くらい縮めて風を逃がす)でなんとかたどり着いたそうです。これからオホーツク海を南下して行くので、おらと同じルート、また会えそうです。

動画も貼っときます。

↓地元民御用達、西浜の夕日が丘(礼文島の真上に沈みました)
↓稚内空港(練習機とANA機)
実はおいら、社会人最初の仕事が航空従事者を育成する業務でした。
稚内空港は日本最北端のジェット機運行空港です。ランウェイ正面にある、ふれあい公園展望台より俯瞰撮影。良くある機体拡大撮影も良いですが、広角で見る田舎の空港ものどかでそれなりに楽しめます。
ANAが羽田往復、千歳往復便を運航してますが、当日の羽田は雷雨で離発着が大幅に乱れ、ここ稚内にも影響、定刻運行ができませんでした。
その合間に練習機(小型ジェット機)がタッチアンドゴーを繰り返します。
動画中、管制塔との交信も入ってます(航空無線、稚内118.3MHz)。
最後、ANA機の管制を札幌コントロール132.6Mhz(S04北海道東セクター)に渡し 、稚内管制官お役目終了です。
よくできました(^^)byまろ教官

ちょっとキリがないので、この辺で。

次回、九人の乙女の悲劇と、KAL007便撃墜事件を深掘りしてみます。

(^^)/

まろの北海道放浪記 Day33~Day36

2023-07-29 07:08:10 | 北海道放浪2023
日本最北端、稚内に入りました。
美しき美瑛町を後にし、旭川→名寄→美深をホッピングし稚内入りです。
前回アップできなかった美瑛の「青い池」と「火祭り」動画上げときます。
↓青い池
↓美瑛火祭り(正式名:那智・美瑛火祭り)


美瑛は、和歌山県那智地方の方々が開拓した歴史があり、先祖を偲び那智の火祭りをこの地に移植したものです。
祭も奉納の舞も大混みの中最前列を確保、夏の思い出的にちょっとセンチに仕上げてみました。

北上再開。旭川は熱帯夜、道の駅あさひかわはスズメサイズの蛾が溢れ、ジュラシックパークのようでした。もう利用したくない。
名寄で洗濯、道の駅なよろで名物の餅を仕入れる。メロンが1玉1000円激安だった。
美深アイランドで温泉、泊。チョウザメ養殖でキャビアが人気。10グラム12000円。欲しいのだが売り切れ。帰路で再トライすっか。

稚内は5,6日居ようと思ってます。
ツアー系のお客さんは1日で十分な場所、一周系なら半日で十分。
ノシャップ岬、宗谷岬見て、ウニやホタテ食えば完了だ。

旅にはいろんな目的があるが、おらが見る種族はボリューム順に、、
  • 行った派
  • 食った派
  • 見る派
  • 感じる派
に大別され、日本人はこの順番で多く、アジア人はごちゃ混ぜ、欧米人は逆順が多い。横に掘るか縦に掘るかの違いかな。時間の有無に関係なく習性ぽい。
あとこの旅で気づいたのが、無料車中泊サイトには、、主が居ることw
公営や自治体管理のキャンプ場は車中泊族も多く、入場すると大体だれかに声掛けられる、それが主だ。
どういうわけか、長期間ずっとそこにいるのだ。いわるゆ居付き、魚で言ったら根魚だw。来る客来る客みんな獲物、全員に突撃する。そして夜になると駐車場でオッサン達の大宴会が始まるのだ。主が一番うるさい。
度を超えた粘着力が一流で、話が一方的で会話にならない、脇が甘いと一気に持ってがれるw
稚内着いて初日、稚内公園の公営キャンプ場に入ったらやっぱり主が居た。
見所を聞くと、、そんなもん、なんちゃら岬とか行ったって客だらけよ、なんも面白くねーよ、ここにずっと居るのが一番さ。と。
え?は?、、聞いたおいらがアフォでしたw

稚内含め最北エリア、あちこち周遊中ですが、とにかく風が強い、止まない。
昼夜問わず5ms~10msの風が常時吹いてる。これは想定外だった。
キャンプ含めアウトドア遊びの難敵だ。天候は曇天続き。
これだと、礼文島、利尻島はモチ湧かない。来年のベストシーズンに回そうかと。

とりあえず定番の観光場所は巡礼完了。
今、歴史の縦掘りをしながら、近隣田舎の旧跡を廻っています。観光客ゼロで地元の心に正直に向き合えます。
偶然、猿払村の伊藤村長にもお会いでき、貴重なお話も聞けました。
次回まとめてアップします。

白い道を走行中、キャビンの入り口ドアを開けっぱなしだったのに気づかず。カメラ取りいって締めるの忘れた。車内がホタテ貝の粉だらけ!ショック( ;∀;)

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