3年前から見に行くようになった 右京区嵯峨水尾地区の 『 水尾フジバカマ鑑賞会 』
今年は台風などの天候不順で、予め立てていた計画が台無し・・・
その結果、タカの渡りを観察するラストチャンスと フジバカマ観察会がかぶってしまったのです。
ということで、観察会の期間中に行くことは出来ませんでしたが
天気が良く 気温もそれほど高くない日に 水尾地区のフジバカマ畑へ、アサギマダラを見に行きました。
2016.10.07
今年は8月下旬~9月に台風が次々に来て、いつまでも暑い日が続いたせいか
フジバカマの最盛期と アサギマダラの南下のタイミングがずれてしまったようで。。。
昨年の
アサギマダラの乱舞とは程遠く、30頭いるかどうか…という具合。
それに加えて アサギマダラのマーキング作業の方が数名 畑に入っておられたため
撮影対象になってくれるアサギマダラを探すのに苦労しました。
良いところにとまったと思って撮影してたらマーキングされたのばっかりやった… と
カメラ担当がぼやいていた通り、良い感じに撮れてるのに残念やな~と思いながら画像を見返していて ふと気付く。。。
マーキングされた個体はその当日に記入されたものとばかり思い込んでいたのですが、よくよく見ると
8/21 HK166 デコ
なんと8月21日に 福島県の裏磐梯デコ平湿原 でマーキングされた個体だったのです。
福島でマーキングされた HK166さん、京都でしっかり確認しましたよ!
京都市右京区嵯峨水尾 と 福島県耶麻郡北塩原村桧原、地図上の直線でも500km 以上離れています。
アサギマダラは海を越えて1000km 以上も渡りをするチョウだとわかってはいたけど
8月21日から 10月7日、いくつもの台風や大荒れの天気の中をどう過ごしてきたのかと思うと、なんだか感動してしまいました
驚くことに こんな長旅をしてきてるのに、このアサギマダラの翅は痛んでいる様子もなくキレイです。
アサギマダラにしてみれば、まだまだ旅の途中、京都なんてただの通過点なのでしょう。
こんなに可憐な外見なのに、なんて強くてたくましいヤツ!
水尾地区の方が育てたフジバカマで十分に栄養補給したことだし、この先も元気に旅を続けてほしいものです。