カティン事件の慰霊祭の出席のためにロシアに行った際の、大統領の乗った
専用機の着陸時の墜落・・というニュースですが。。
カティン事件自体が、戦時中色々と隠蔽されてきたいわく付の問題です。
カティン事件（カティンの森事件）ポーランドの将校の捕虜、官民、聖職者、
民間人などを虐殺して埋めたという事件。
当時ポーランド政府によると２５万人のポーランド人が消息不明になり、
何度もソ連政府に問い合わせても解らなかった問題。
戦時中英国の暗号解読でその問題が発覚したが、ソ連とも連合を
結んでいたので表面化しなかった。
ルーズベルトも直轄で調べさせたが、ソ連の関与を認めず、その調書の受取を
拒否したという事件。
事件の発覚は、独ソ戦の勃発後、ドイツ軍はスモレンスクを占領下に置き、
この情報を耳にし、「山羊ヶ丘」でポーランド人将校の遺体が埋められている
のを発見した。
ドイツのゲルスドルフ少将は、対ソ宣伝に利用するためにこれを広く公表
しようとしたが、ドイツが赤十字を使って公表する前に世界各紙で「虐殺」
情報が報道された。
このためドイツのベルリン放送でカティンの森虐殺情報が正式に発表された。
コレに対して、ソ連は侵攻してきたドイツ軍が、スモレンスク近郊で
作業に従事していたポーランド人達を捕らえ、虐殺したと反論した。
終戦後ニュルンベルン裁判でソ連はドイツ軍の虐殺と主張したが、他国が
コレを指示しなかったのでそままあやふやになり・・
問題が解明され、ソ連が（ロシア）が慰霊碑に跪き、
「正当化できない全体主義による残虐行為」とソ連の残虐行為を
認めたのは２０１０年４月７日ということ。
（ロシアが催した慰霊祭にプーチンが出席）
その後のポーランド主催による追悼式典に参加するはずのポーランド
大統領の乗った専用機が落ちた。
長い長い事件の解明・・は、なされたけど。
（ロシアは認めただけで、謝罪はしていない）
ロシア国内での着陸３００メートル付近の事故で、クラッシュするほどの
事故？ってどんななんだろうというちょっと釈然としない事故。
うがった見方をしたら、これプーチンの差し金じゃないの？なーんてね。
亡命した自分の敵対者を被爆させて、苦しませながら殺すような事をしてるし。
この事故でカティン事件の遺族や政府関係者あわせて９６人が亡くなった。
