月下の道標
光と闇が映し出す心象的夜の風景と日常的自然風景






















川端康成など著名な文人たちが愛した温泉地で有名な伊豆湯ヶ野温泉。
伊豆に行くなら訪れてみたい場所でした。

「福田家」で運良く榧(カヤ)風呂に日帰り入浴できました。
檜ではなく榧の木でできた浴槽でした。
榧の木は硬く水にも強く古くから建築資材として使用されていたのですが
成長が非常に遅くまた造林も難しく今では国内でも目にすることの少ない高級な木です。
我が家を建てる際使用木材を調べていたのでチラリと名は聞いていたのですが
あまりの高額ゆえ碁盤すら買えない額。
今回そのような貴重な榧風呂に入浴できて幸運でした。
湯船に張られた湯の性質と相まって檜よりも滑らかなねっとりとした感触のようにも感じられました。
福田家は創業130年 榧風呂は創業当時からのタイルや石が残された古めかしいデザインの浴室でした。
残念ながら榧風呂の写真はレンズが湯気で曇りうまく撮れませんでした。

温泉宿が数件ほどの小さな温泉地
「伊豆の踊り子」映画化など、かつてはこの地も賑わいを見せていただろうか。
今はその賑わいもなかったようにひっそりとしていました。
静かに時を刻むように朽ちていく建物は
伊豆の旅の終わりを重ねて見ているようでした。




CANON EOS5D MarkIII
Voigtlander ULTRON 40mm F2 SLII Aspherical



































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