なんとか生きてます

朝、カーテンを開けてケージを見る。少し勇気が必要だったりする。うさぎは夜と同じ場所で、同じように横たわっている。

だけど、ほんの少し、お腹が動いている。
あ、まだ生きてる。

食べられるだろうか。
目を閉じて横になったうさぎの口元に、三つ葉を近づけてみる。

三つ葉が、口の中に吸い込まれていく。
目を閉じて、横たわったまま、だけど、食べたいらしい。数枚食べる。大葉の芯を近づけると、少し固いようで、食べづらそうにしながら、なんとか食べる。小松菜の葉は半分、キャベツの葉を細かくちぎってあげると、食べやすいようで、数かけら食べる。


すぐに疲れて、何を近づけても、口を開けずに、嫌々をするようになってしまうけれど。

せっかく生きているので、少しだけ抱き上げて、おしりに絡み付いた小さな、小さな糞を拭く。瀕死の病人にどうなんだろうと思いつつ、だけど、せっかくいきているのだから。

そして、もとのように横たえる。少し呼吸が荒くなる。

あとは、静かに。

今朝は少し涼しいからどうかな。
ショコラ、苦しかったり、痛かったりしていないか？