Debussy - Rêverie
今、このFrançois-Joël Thiollierの演奏がいいなぁと感じながら聞いているところ。
この曲は、器楽のほうが素敵だなと思っているのですが、ピアノで器楽的に表現出来たら…。素敵だろうなって!!
ふと思い出しました。 若いころに女声コーラスグループの伴奏を突然頼まれて、たいして練習もしないでいったら、なんと! 数々の合唱曲で有名な作曲者である高田三郎先生が指導者で。( ゚Д゚) びっくりでした。 伴奏弾き始めたら、先生が、「そこの所はチェロを奏でるように弾くように…。」とかいろいろな高度な支持が…。結局弾けないので、「君もこっちで一緒に歌いなさい!」って言われたのを思い出しました。 【ピアノを弦楽器の様に弾く】私の脳裏に残っている教えです。 でも、最近よくわかるようになりました。
さて、この曲を管弦楽曲のように弾けるようになるかしら???
ピアノを専門に勉強してきた方達は、以下にテクニックを見せるかということを主に考えているようです。どしてもダイナミックな演奏をしたり、難しい曲や超絶技巧的な曲を選んで、大音量で弾いたりされることが多いように思います。
若いころから、世界的なコンクールで優勝、入賞した演奏家の演奏を聴きに行ってますが、ある時、クリスチャン・ツィメルマンがショパンコンクール優勝後に来日した時に聞いた演奏とは全く違った演奏をしていました。 ご本人も解説で、若いころから良く弾いて来たのですが、この頃は弾き方を考えるようになって早く弾くよりもゆっくりと味わって弾くようになったというようなことを言ってました。 それで、アンコールで弾いたのが「別れのワルツ」。私の大好きな曲でした。 本当にゆっくりと深い味わいのある演奏でした。