今日、8月15日は、カトリック教会では、《聖母被昇天》のお祝い日である。去年の本ブログにも書いたが、同時に聖フランシスコ・ザビエルが来日した記念日でもある。もちろん、日本人なら誰でも知っている終戦(敗戦)記念日でもある。
我が日のもとに -聖フランシスコ・ザベリオ (カトリック聖歌集412番より)
1.わが日の本にはるばる来て 世の迫害を耐え忍びぬ
聖フランシスコ 我らの信仰強めたまえ
2.遠き船路をはるばる越え 主のみ教えをひろめましぬ
聖フランシスコ 我らのために祈りたまえ
関町教会では、恒例になった主任司祭の霊名である「バルトロメオ使徒(聖書ではナタナエル)」の記念(8月24日)と全信徒の霊名をお祝いして特別な祈祷をミサ中に行いました。読み上げられる皆様の洗礼名(聖人名)とお名前を聞きながら、諸聖人に思いをはせ、関町教会所属に人以外の友人たちの霊名と友人のためにもお祈りをいたしました。暑い夏のひと時、静かな祈りに包まれました。
勿論、大事に保管されている「幼いイエスの聖テレジア」と「聖フランシスコ・ザビエル」の聖遺骨も祭壇に置かれました。
ミサ後には、今年度から行われている学習会:歴史の小道 特別編「日本26聖人の殉教」として、信徒の石井祥裕さん(上智大学神学部講師)によるミニ講演がありました。
フランシスコザビエルが最初に布教を始めたところに建てられた教会は、被昇天聖母の名が付いていたこと。京都に最初にできた南蛮寺もまた聖母の被昇天にちなんだものであったことなど・・・。また、日本26聖人の殉教のいきさつなどが、とてもわかりやすく説明されていました。
家族で長崎に旅行に行った折、殉教の地”西坂”や26聖人の教会をめぐりながら、長崎教区発行の「まるちれす」という学習教材を読み、遠藤周作の「沈黙」を思い、殉教者とくに幼い少年たちの純粋な信仰に心打たれたことなどを思い起こしました。
参考資料に使っていらした書籍も何冊か持っているのですが、残念ながらなかなか読めずに積まれているので、これを機に開こうと思いました。