Lepidolite(レピドライト)・・・まりあ◎シャクティというARTのこと。

☆ココロとカラダ、スピリチュアルそしてART☆
※サイト内の画像・文章の無断転載はお断りしております。

愛のかけら

2010-11-10 22:41:15 | めにみえないもの

私がお腹にいることを、父方の祖母に告げた時に
「もう既に一人(私の姉)いるのに、また生むのか」
と 言われた母。

にもかかわらず、
私がこうして無事生まれてきて
命を絶たれることなく生きているのは


その2人のやり取りを知った父が
「それは僕達二人のことなのだから、口出ししないでくれ」と
きっぱり祖母に言い放った 私の父のお陰。


このエピソードは 何年も前に母から聞いて知っていたはずなのだが
特別何かを感じることもなく、何年も過ぎ
さらにこの数年、自分の内面を振り返るにつれ
父に対する恨みや、受け入れられない点ばかりが私の中で膨らみ
ますます 私の記憶の奥へとしまいこまれていった。


それが、最近友人と会話する中で
思い出すともなく思い出し 私の口をついて出た時・・・

また、その友人が
「お父様、なんて男らしいんでしょう!
 まりあがぶりえるさんの中にも、確実にお父様のような
 男前で毅然としたところが息づいているはずですよ。」
と、言ってくれた時・・・


初めて胸を打たれた。
初めて、その事実が腹の底におちた。
私は、そうやって両親に、特に父に愛されて
生まれてきたんだと知った。


両親はちゃんと彼らなりに愛したけれども
親も子も同じ人間 共に未熟であるゆえに
愛されなかったと感じながら育つ子供は数知れず
実際、虐待を受け続けて育った子供もまた数えきれないほどだと思う



人を救うという宗教の世界では
親がどうあれ、神はあなたを愛しているのだと
神が、キリストやマリアが 仏様が
あなたの本当の親だという


産みの親をすっ飛ばして


そういう教えで救われる人々ももちろんいるけれど
私はカトリックでありながら
両親をすっ飛ばして神を親とすることで
自分を 自分の価値を受け入れることは
どうしても出来なかった


愛されていないはずはないと信じたかった
自分の歩いてきた道を振り返りながら
親が示してくれた愛の「かけら」を
いっこでもおおく見つけたい・・・

 
思い出したように時折
暗い道をほの明るい懐中電灯で照らすように
探してきた


探してきたから 見つけることが出来た
父の愛の おおきな「かけら」を


そして、私は女性だけれども
父から受け継いだ 見事な男性性は
今の私の宝物である
相対するものが同居するのは世の常
見事な男性性の裏には必ずや
見事な女性性も 潜んでいるに違いないから。







 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HINOKI ANNUAL 2009-2010 | トップ | サイキックマッサージ トレ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

めにみえないもの」カテゴリの最新記事