mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

《七夕》山上憶良

2014-06-08 04:36:16 | 〈薄紅の部屋 (和歌)〉
                          天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな 


ひさかたの天の川瀬に舟浮けて今夜か君が我がり来まさむ


風雲は二つの岸に通へども我が遠妻の言ぞ通はぬ


たぶてにも投げ越しつべき天の川隔てればかもあまたすべなし


秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君ぞ来ませる


天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を


袖振らば見も交しつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば


玉かぎるほのかに見えて別れなばもとなや恋ひむ逢ふ時までは


彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし天の川原に霧の立てるは


霞立つ天の川原に君待つとい行き帰るに裳の裾濡れぬ


天の川浮津の波音騒ぐなり我が待つ君し舟出すらしも

6月7日(土)のつぶやき その2

2014-06-08 04:08:59 | 〈Twitter〉

★★★。:* :..。 #Good_morning○☆ *:..。o○☆★ 、.: *: _ 。:*:・  '*:..。o○ o○☆ *:..。o○☆ pic.twitter.com/pkhhURCjfR


《想いも熱く画いた夢は夢のまた夢》


一時、雨あがり。散歩へ行こう★。:*:..。 ○☆ *:..。o○☆★ #おはようございます 。、.: #cat クロ*:。:*:・ '*:..。o○ o○☆ *:..。o○☆ pic.twitter.com/f1kvqJn4kw


コバンソウ、Briza maxima Linnaeus が熟して枯れ始めた、次に目にするのは、来年。 pic.twitter.com/sC5VwBwWOV

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火祭りに雨が落ちる。数年は文字通りの夏祭りだった。今日は火の神様は眠っているらしい。また、雨が強くなった。神輿蔵の前で祭袢纏の小学生が悔しそうに雨を睨んでいた。
#夏祭り #火祭り pic.twitter.com/FPl7UGI4Ha


頑張らないでうまくいく方法9:来るもの選んで、去る者追わず

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《カップ一杯飲み干すのに三回以上かきまわせねばならぬココアとは女子どもの飲物だなと、大正生まれ男が宣う。》


私は 6/6 13:15 以降 39 回呟きました。(前日比:+16回) #countkun @mardidupin


《All days are nights to see till I see thee, And nights bright days when dreams do show thee me.》


《竜巻に砕けて飛び散るのも貴女となら悪くもないな》


《狂ったように追い求め手に入れし狂乱の極みあれど性交には至福が伴いしも一抹の夢》

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6月7日(土)のつぶやき その1

2014-06-08 04:08:58 | 〈Twitter〉

《歌留多二十四時》は午前零時から四時間毎にツィートしています。


《人には似つかわしくない言葉がある。真実を告げるものであったにせよ言葉にしてはならない。》


〈吾は海や川の上空にて雲となりぬ 求める花々に潤いを与え 白昼夢のなかで眠る…〉 pic.twitter.com/b7SIvix2bV


〈木の葉を吾が影で包めば 吾の翼からは雫が落ち 蕾たちの一つひとつ潤せり 守りたる草は陽光に踊り その胸に抱かれてゆれる蕾たち…〉


〈吾は霰となりて大地を撃つ 草原を真白に染め 再び雨雲なりて そして雷となり鳴動せし。 空下の山々に雪を振り蒔き 松木は仰天の唸り声を発するに この雪を枕に 一夜の床。 疾風に抱かれて眠りたもう…〉


〈天蓋の頂には吾が水先案内 厳かに佇む稲妻。 下方の洞窟にて雷鳴が高らかに響き始め おおらかにて大地や大海を越え 稲妻が吾を導いていく…〉


〈濃紫の海に潜む守護神の愛の力に魅かれ 小川や岩や丘を越え 湖や草原を越え 稲妻の道筋に 山にも川にも光跡を残せり…〉


〈吾は微笑む青空に横たわり 稲妻は消え雨となりぬ。 天空の瞳を持つ元気な朝陽が輝く光の翼を広げ 千切れ雲の上に跳ねれば 光失う明けの明星…〉


〈岩山の絶壁の角が 揺れる大地とともに震え そこに一羽の鷹が翼を休めり。 金色の朝陽に包まれつつ…〉。


〈そして夕陽が灼熱色に染まりて海の休息と愛に迎えられ 夕闇の深紅の帳が空の高みから降ろされるとき 吾も翼を畳んで休息す。 鳩の雛の如く静かに…〉


〈白い光に包まれた天球の乙女 呼ばれて月。 羊毛のような吾の上で仄かに光り 深夜のそよ風に吹かれておりぬ…〉


〈彼女の歩みに足跡見えず。天使のみが足音を聴く。 吾の欠片が彼女に踏まれ穴ができれば その向こうから星々が姿を現す。 黄色い蜜蜂の群れの如くに 星々が騒ぐのを見て吾は笑う…〉


〈そしてその穴をもっと開け広げ 小川や湖や海の上に まるで空の画面の一部が剥がれ落ちたかの如くに 月と星たちとを映し出していく…〉


〈太陽のために燃えるような雲で王冠を作れり。 月のためには千切れ雲で真珠の髪飾りを作れり。 火山は霞み星たちは揺らめき、一陣の旋風が吾の旗を巻き上げるとき 逆巻く海の上を 岬から岬へ 弓の形の如くなりて 陽光に逆らい 山々を柱とし 吾は屋根のように覆い被さる…〉


〈吾が行進する凱旋門には 嵐と火と雪が舞い飛び交う。 吾と繋がりし天空の霊気が 色とりどりの虹を織りなす。…天上では太陽が柔らかい光を発し 地上では大地が高笑いする…〉


〈吾は大地と海の娘 天空の子どもであり 吾は海と陸の裂け目を通り 姿は時とともに変容するが決して滅びることはなく 雨が終わった後に 天空が曇りなく晴れ渡り 風と陽の光が突き上げ輝き 蒼穹を築き上げるとき 吾は静かに微笑みつつ…〉


〈子どもが子宮から 幽霊が草場から出る如く 溜まった雨の谷間から湧き上がり ふたたび世界を覆う(終)〉