mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

《彷徨》

2014-06-05 05:04:59 | 〈紅緋色の部屋〉
               線の細い碧白い女が
  薄絹の衣に包まれて
  寝屋からするりとぬけて
  夜咲く花の庭に降りて佇めば
  月は青く形定まらずに
  雲波より彷徨い現れる



  貴女は天に昇り何を眺めるのか
  疲れたゆえの純白なのか
  異国の人々の中にいて
  恋することもなく彷徨う貴女
  何を探しているのか
  何を求めているのか
  絶えず変化する心に支配され姿を変える貴女は
  帰らねば生きられないのか

6月4日(水)のつぶやき

2014-06-05 04:02:22 | 〈Twitter〉

《歌留多二十四時》は午前零時から四時間毎にツィートしています。


《「ん?」と、話を聞いてくれる男の顔に悪魔の影が見えた》


〈星空を浮遊しながら眠るわたしを時の支配者は見守っていたが、月光の頁を破り捨て わたしの眠気を消し去った。頁が一枚めくられ月も星も夢も消え去った。…〉


〈痛い脚だったが私は天空の青い階段を昇り寝衣を大海の白い泡に投げ入れ波を潜り歩いていった。 軌跡の雲は火色に染まり、すべての穴は明るく照らされ、大気は森を私の抱擁に委ねた。…〉


〈私は陽光を剣にして虚偽を撃つ。 虚偽は夜に生き夜を愛し昼を恐れている。 邪な思いを抱く者は私から逃げる。 私を愛し真実の心を持つものは熱い光から力を吸収する。 光が夜の支配者によって消え去るまでは…〉


〈私は自分の力を感じる。 雲や虹や花々が天空の色に染まり、月や星々が永遠の住処にあって、私の力を薄衣のように纏っているのを。 灯りが輝くのは、私の光が分散しているからだ…〉


〈白昼には天空の頂に立つ私は、やがては心ならず大海の彼方なる雲の中へと消える。人々は私を失う哀しみから嘆くだろうが、先の頁を探し私が微笑みを見て、喜びの感情に包まれることだろう…〉


〈私は自然にとっての羅針盤であり、未来が書かれた書物であり、時に眠り 時に生き 時の旅人なのだ。…〉


〈自然は私を映して自分自身を見る。音楽と文学と絵画の調和 あらゆる未来と平和 あらゆる芸術と自然の輝き そして、勝利と称賛は私から発する(終)〉


《少年の恋をして投げかけられた情熱を吾には虹に変える力があり》


今日も暑くなりそうな。行ってきます。


《斬新な物語が書けるはずもないのだ。貴女はいつも貴女で、わたしの愛の表現はいつも同じなのだから》


私は 6/3 13:02 以降 18 回呟きました。(前日比:-12回) #countkun @mardidupin


《黄昏時に思い画く女が必ず恋人になるという伝説に、「夢物語さ」と言った人》


《夏咲く花の美しさは密やかに開き、いつの間にか散っていく》


《最も不思議なるものは出逢いかも知れない。》