井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

ついに出た和服の政治家!

2016年02月06日 | 和服

TPPの是非はとりあえず、置いておくとして・・・・

政治家の和服が嬉しいのです。

和服を着る政治家の会のようなものは存在していて

男議員は紋付き

羽織袴なのですが、公の席では初めて見ました。

 

昭和の時代には、皇族も羽織袴の写真があります。

何度か書いたことですが、洋服は西洋の男の体系に誂えられました。

最近の若い子は、足が長く洋服もそれなりに似合うのですが、

本当に、日本人だなぁと思うのは、初めて着ても羽織袴は
皆、似合うのです。

伝統を後の時代につなぐのも、皇室の御役目だと思いますが、
皇太子妃がお着物を召されないのが、残念です。

皇室からの注文で、ほそぼそと伝統の糸をつないでいた
業者が、高級な布を織る機会が激減、
伝統が危うくなっているよし聞き及びました。

海外にお出になる際、日本の皇太子妃がなにゆえ
海外ブランドの洋服なのか、寂しい思いが致します。

 


29 コメント

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Unknown (風鈴)
2016-02-06 09:07:07
意識して守ろうとせず個人の嗜好に任せているかぎり、膨大な情報戦に負けてどんどん和服は隅に追いやられていくような気がします。

常々先生がおっしゃるように日常的な場に和服を取り戻すには学校教育に取り入れることも考えていくことも大切かなぁと思うのです。

義務教育の場で、一度は「日本人の正装」としての和服を着る機会を男女ともに設けることを求めます。
単なる華麗な服装ではなく「正装」という意識を持って欲しいのです。
「民族意識の不必要な強制」と言われるでしょうが、「何が基本か」を教えその上で個人の選択を認めるのであれば強制ではありませんよね。

私が高校生のころ、友人の私学女子校では家庭科で卒業までに「浴衣を仕立てる」ことが課題でした。
こういうことがあれば、日頃のちょっした手入れにも自信が持てます。

和服が日常的な場から消えることによって、その周辺に存在していた膨大な文化も消滅してしまいました。

戦後の日本は皇室から始まってあらゆるものをグローバル化してきましたが、この辺りで視線を内側に向けることも大切なことだと思います。単なる懐古趣味ではなく。。

「純度の高い民族性」を保つことこそが逆に世界的な存在感を持つことになると思います。

「自分が何物であるか」ということを、あの衣擦れの音が教えてくれることでしょう。

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こちらにも、もう一人 (Fuyuko)
2016-02-06 12:24:20
以前、コメントを記事として取り上げていただいたものです。久々にコメントさせていただきます。

数日前、地元の県知事主催のレセプションに通訳の一人として参加しましたが、知事が着物姿で登場したのでびっくりしました。十数か国の大使たちを招待したもので、なかなかの光景でした。なにより着慣れているらしく、堂々としていて誇らしかったです。

皇太子妃の着物嫌いのことですが、ご自分のお立場を考えたら、嫌いとか好きとか言っている場合ではないと思うのですが…
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着物 (井沢満)
2016-02-06 13:01:19
風鈴さん

>「純度の高い民族性」を保つことこそが逆に世界的な存在感を持つことになると思います。

それと共に、世界の一つの「規範」もなり得ると思います。

>「自分が何物であるか」ということを、あの衣擦れの音が教えてくれることでしょう。

良い表現ですね。


Fuyukoさん

>知事が着物姿で登場したのでびっくりしました。

どちらの県か、差し支えなければ・・・
画像を拾いたいのですが・・・

皇太子妃がシャネルをまとって海外へ
いらっしゃることに違和感を覚えます。
着物を召されないのであれば、せめて
日本人デザイナーの洋服を・・・・
と思います。

園遊会が、たまに出られた皇太子妃に気を使って、
皇族が全員洋服になったのも、残念なことです。
和服が国民に浸透する、園遊会は良い場なので。
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外観より中身が肝心! (一日本人)
2016-02-06 13:24:22
TPP署名式 高鳥内閣副大臣が「断固反対」から一転、和装姿で出席
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00315421.html


http://blog.goo.ne.jp/hosizorajp/e/43e769050ebd017bd7f71a5fa9c378b9
高鳥修一副大臣は、2011年5月11日のご自身のブログ「TPPについて(平成の売国) 」において、
https://takatori55jim.wordpress.com/2011/05/11/tpp%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%88%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%81%AE%E5%A3%B2%E5%9B%BD%EF%BC%89/
「私はTPPについて国家主権の放棄であり、平成の「開国」どころか平成の「売国」だと考えている。政治家の中にもいろんな考えや判断があるけれど、TPP問題は日本を守る断固とした決意のある「保守政治家」か否かのリトマス試験紙みたいなものだ」
 と書いていらっしゃいます。
リトマス試験紙は、高取議員を「日本を守る断固とした決意のある保守政治家」ではないと、判断したようですね。
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趣旨違い (菜の花)
2016-02-06 14:21:13
一日本人さんへ

高鳥氏のTPPにまつわる是非論は
意味がわかりますが、今回の
先生の記事趣旨とは関係ありません。

>外観より中身が肝心!

中身より外見が大事、という記事ではないのは
お解りでしょう。だから、こういう難癖の付け方は
フェアではないです。

廃れつつある男の着物を、政治家が
着たのは良いことだ、というシンプルな趣旨でしょうに。

反論が、反論になっていないことはお解りでしょうか?
つまり先生の今回の文章をに反論があるなら、
男の政治家が公的な席で着物を着るべきではない、
というのがあり得る唯一の論であり、それを述べるなら無論その理由が必要です。

テーマは着物。
政治家としての高鳥氏の是非論ではないのは
お解りですよね。
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初めまして (水色鼠)
2016-02-06 17:07:28
井沢先生
初めての投稿になります。宜しくお願いします。
先生の『バンキシャ』ご出演の頃の御着物姿、拝見してました。   
ブログ楽しく拝見しております。特に御着物については、読返しです。

今回の記事・画像up、ありがとうございます。タイトルそのものです。
ご指摘の通り、公式の場です。(この方、お茶をされてるとか。)
先生のコメントが出る事、確信しておりました。

お召しになってらしゃる色目が色白のせいもありますが、
日本人が背広では難しい色、和装ならではと思うのです。
亡父が趣味で、小唄や長唄をしていたことやら、季節の着物を着て、
夜な夜なお出掛けしてまして、身近に見ており.懐かしい事です。

長くなり、駄文で申し訳ございません。ありがとうございます。
投稿、勇気がいりました。(バクバク、フゥ~ゥ)
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政治とは関わりのない着物 (井沢満)
2016-02-06 19:54:30
菜の花さん

ありがとうございます。
着物と政治問題は関係ないので・・・・
何とも応答しかねているところ、
答えて頂きました。
TPPの是非とは無縁の文章、だと
最初にお断りも入れたつもりです。
それゆえ、高鳥さんの政治家としての
人物論ではないし、お名前さえ記述していません。
文章の主語は「着物」であり「政治家としての
高鳥さん」ではありません。


見た目を褒めた文章ではなく、日本の伝統がおおやけの席に出されたことが嬉しい・・・・と。



水色鼠さん

お茶ですか・・・・着慣れていらっしゃるな、と
思ったら。

どうぞまた気軽に、お書き込みください。
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和服により、 TPPへの日本の賛成が、世界へより印象付けられました。 (一日本人)
2016-02-06 20:45:42
高鳥内閣副大臣が「断固反対」から一転、
和装姿で出席


和服により、
TPPへの日本の賛成が、
世界へより印象付けられる事となってしまいました!

穿った見方かもしれませんが、意図しての行動であったかもしれません!?


◆TPPの正体
 ↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=WFY-z1PcjT8&list=PLCD39340BAFC7C910&index=1



♪ぼろは着てても 心は錦
であってほしいかったですが・・・
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一日本人さん (鳩摩羅什)
2016-02-06 23:58:12
>TPPへの日本の賛成が、
世界へより印象付けられる事となってしまいました!

それはTPP反対の言い分。
他の方も指摘しているけど、今度の記事は
TPP関係なく、と前置きしているでしょう?

賛否両論あるTPPであなたが反対なのは、
それは別問題です。・・・というのは解ります?
Youtube 動画を反対の論拠とするなら
賛成論もネットにはごまんとあって、
無意味でしょう。それ以前にTPPは関係なく、
という前提がお解りでないようですね。

それに着物を着ても着なくても日本のTPP参加は
皆知っていますよ?

あなたはこの方への批判論と着物論を
ごっちゃになさってます。
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一日本人さま (ひまわり2号)
2016-02-07 00:43:18
あなたのコメントが成立するのは、TPP悪としてですが、

TPPが日本にとって益なのか害なのかは
別の議論です。TPPが日本にとって、よいとする
意見もあります。



>♪ぼろは着てても 心は錦
であってほしいかったですが・・・

着物を「ぼろ」の対局に、つまりはおしゃれや絹、
という発想ですが、それは違います。
日本人が日本人としての民族衣装を
まとう、という意味での着物なのであって、
贅を凝らしたアルマーニや、ベルサーチでも
あなたの言い方が成立します。
着物だから贅沢、おしゃれ、という趣旨の文章では
ないことをお解りではないでしょうか?
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