井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

淑気

2013年04月22日 | ドラマ
神官の履く漆塗りの木靴を何というのだろうと調べていて、
結局木靴、ないしは木沓という言葉しか拾えなかったのだけれど、
探す過程で「淑気」という言葉を採取、恥ずかしながらはて何だったろうと
調べたら、

淑気(しゅくき)

新春のめでたくなごやかな雰囲気。清々しい中にもあたたかみがある、というようなことでした。



     襲名の口上ひびく淑気かな


     銀無地の屏風をひらく淑気かな


     着る時の羽織裏なる淑気かな

俳句にしては新春という時節柄、句に華やぎが添いますね。
新しい所では、


     起動せるノートパソコン淑気かな

うーん。どうでしょう。少々無理があるかも?
淑気という言葉を探っているうちに、「春隣」という言葉を覚えました。

春隣(はるとなり) 冬も終わりに近づき、春のけはいが漂う感じ


     この曲はモーツァルトか春隣


そういえば、NHKの「俳句王国」から声がかからなくなってから、久しく俳句を作っていません。

*神官の沓は「浅沓(あさぐつ)」ですね。