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All animals are equal, but some animals are ...

but some animals are more equal than others.

偽装請負 5

2006年10月04日 | ニュースから
関連という事でNo.は通しにしました。

さて、少し大きな扱いの記事になりました。


偽装請負で事業停止命令へ 大手コラボレートに厚労省

 実態は労働者派遣なのに、請負契約を装う違法な「偽装請負」を繰り返していたなどとして、厚生労働省は今週中にも、製造請負大手の「コラボレート」(大阪市北区)に対
し、労働者派遣法に基づき、事業停止命令を出す方針を固めた。

2006年09月30日 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1004/TKY200610030494.html


コラボレートに事業停止命令 「偽装請負」で初

 厚生労働省大阪労働局は3日、製造請負大手の「コラボレート」(大阪市北区)に対し、労働者派遣法に基づく事業停止命令と事業改善命令を出した。大手メーカーなどとの請負契約を装って労働者を都合よく働かせる「偽装請負」に絡んだ事業停止命令は初めて。

2006年10月03日 朝日新聞

http://www.asahi.com/national/update/1003/TKY200610030422.html


遅きに失した感はありますが、まずは大阪労働局の行動を良しとしましょう。
世論の高まりを受けて仕方なく、といったところなのかもしれませんが。

クリスタルグループはこれまでにも週刊誌などで幾度もその脱法的行為が指摘されていたところです。しかし他にもこういう例はあげればいくらでも出てくるはずです。せっかくの機会ですから議論を高めていくためにも、他の類似例についても大マスコミは取り上げていただきたいものです。

ついでに今日の朝日から

国交省で偽装請負か 地方事務所などを労働局が調査

 国土交通省の各地方整備局内の事務所と、職員を同事務所で働かせている同省所管の八つの公益法人に対し、厚生労働省の機関である各地の労働局が労働者派遣法と職業安定法違反の疑いで立ち入り調査に入っていることが分かった。労働局は、同事務所の一部の労務形態は偽装請負とみており、近く国交省や公益法人に是正指導をする方針だ。

2006年10月04日 朝日新聞

http://www.asahi.com/national/update/1004/NGY200610030017.html

行政機関でもこの有様です。
既に根はかなり深いのだということが社会的認識として定着すればよいのですが。


首都高速を地下に埋めるな

2006年09月16日 | ニュースから
埋めてもいいが、絶対に税金やそれに類する金は1銭も使うなよ。
明らかに物凄く一部の人間しか、利益を受けない。

時々続報の記事を見かけると言うことは、こんなくだらない事を本気で考えてるバカがいるらしい。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060916/lcl_____tko_____000.shtml
日本橋景観問題で、有識者会議が日本橋川上の首都高の地下化を小泉純一郎首相に提言したことを受け、日本橋の地元関係者は十五日、首都高移設と合わせて周辺街づくりを推進する「日本橋再生推進協議会」を発足させることを決めた。二十七日に発足会を開く。

東京新聞 9月16日

「週刊ダイヤモンド」の読者層

2006年09月11日 | ニュースから
「週刊ダイヤモンド」の読者層


発行元の広告出稿者向け資料によれば次の通り
(ダイヤモンド社 週刊ダイヤモンドMedia Data)

「ビジネス社会の中枢でアクティブに行動する経営者、エグゼクティブから高い評価」

年代別では「40~49歳」が32.1%でトップ。(平均46.2歳)
住居形態では「持ち家・一戸建て」が66.9%。
年収別では「700~1000万円未満」が25.3%で、平均は1240万円。
役職別では「会長・社長」が23.7%でトップ、役員や部長・次長も高いスコア。
購読頻度別では「毎号」と「ほとんど毎号」を合わせると82.2%。


こういう人々が主に読む週刊誌で大見出しで格差問題について特集が組まれたというのは何を意味しているのだろうか。



週刊ダイヤモンド 9/2 より

2006年09月11日 | ニュースから
先日、偽装請負にまつわるblogを読んでいるなか、ちょっと気になる雑誌の記事を見つけました。
バックナンバーを購入しましたので、当該記事から数字などをいくつか拾っておきます。


週刊ダイヤモンド 9月2日号 特集「リストラ父さん フリーター息子 悲惨世代」より

■年代別「以前就職していたが現在無職の人」の数(総務省)
1993年2月と2000年2月の比較
15~24歳 15万人→20万人
25~34歳 20万人→43万人
35~44歳 12万人→23万人
45~54歳 10万人→23万人
55~64歳 9万人→24万人
65歳以上 1万人→3万人

■25歳~34歳雇用形態別労働者数の推移(総務省)
正規雇用:非正規雇用
2003年 1034万人:283万人
2004年 1018万人:310万人
2005年 992万人:319万人
2006年(1~3月) 975万人:339万人

■雇用者に占める非正規雇用者の割合は1994年以降増加を続け、2005年には3分の1を超えている。(総務省)
(非正規雇用者…パートタイム、アルバイト、派遣、契約社員、嘱託など)

■2002年現在、有職の20代で年収150万円未満の低所得層は21.8%。(総務省)

■35歳以上のフリーターは2001年に46万人であった。2011年には132万人、2021年には200万人以上になると推測。(UFJ総合研究所)

■2000年に経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国中、現役世代の所得が国内平均値のそれの半分未満である割合が最も高いのはアメリカの13.7%、次いで日本の13.5%。

■2002年現在、年収300万円未満の男性労働者と年収200万円未満の女性労働者の計は2090万人。(総務省)

■ホームレスは2004年現在全国に約26,000人。(厚生労働省)

■20歳から40歳の夫婦に子供一人の場合、生活保護を受けられる基準概算値は世帯収入額約300万円。

■いわゆる請負会社には、監督官庁もなければ規制する法律もない。全国に何社あるのかも不明。

■フルタイム労働者の賃金を100としたとき、パートタイム労働者の賃金額はドイツ83.2、イタリア72.5、オランダ62.3、日本は50.3。





なぜ東京でオリンピックをやらねばならぬのか 2

2006年08月31日 | ニュースから
大方の事前予想どおり、国内候補都市が東京に決定した。

各社の記事を読んでいると、どうも政治家連中とそれ以外でコメントに温度差があるような気がする。

中でも森喜郎氏の率直なコメント
http://www.sankei.co.jp/news/060830/spo063.htm
サンケイスポーツ
「良かったのではないか。福岡の良さも分かるけど、世界では(五輪は)大都市で、という流れだから。結果は公正だったと思う」
というのは最初から政治的な結果ありきであったのだろうな、と思わせるに十分な素直なコメントである。
(この御仁のいつも正直さに溢れるコメントには賞賛を送りたい)

朝日新聞にある福岡市長と市関係者のコメント
http://www.asahi.com/sports/update/0831/006.html

「根本的なあり方の問題なんでしょうから」
「結局、JOCと東京の出来レースだったってことでしょ」

は事の本質を象徴するコメントであろうと思われる。
(わかりやすく出来すぎてて、いささかの割引は必要かもしれない)


大阪が立候補した際にIOC選考委員から糞味噌にけなされたのは交通アクセスの問題があったように記憶している。今回福岡と東京でその点では福岡の方に高い評価が与えられていたはずだ。是非、再度この点を問題にしていただいて16年も20年もきちんと落選していただきたい。我が国で国費を投じて「首都」で大大会をやる意義が理解できない。


いささか別の話ではあるが、一部の報道で福岡市のプレゼンテーターに対して東京都知事が非難めいた発言をしたようだが、公の場でするような事でないのは明らかである。事実ならばこのような下品な(だが政治力はある)人物をトップに据えていることについて、東京都民の見識を疑わざるを得ない。

ただしその当該人物の日ごろの発言を私は決して快く思っていないし、そのような人物をプレゼンテーターにした福岡市は何を考えているのだろう、とは思っている。





なぜ東京でオリンピックをやらねばならぬのか

2006年08月30日 | ニュースから
東京都のオリンピック招致ホームページを見たが、その疑問に応える文言はついぞ発見できなかった。
国内候補都市を決定するだけのようなので、是非、今後海外都市との比較で負けていただいて無駄な予算の投下はおやめいただきたい。
東京は首都としてのインフラ予算が投下されており、東京で行われる事のすべては一都市としての問題にとどまらない。東京で行われる事は国全体の問題である。
テレビで見るだけのオリンピックに対して国民の多数は別に我が国の首都で行って欲しいとは思っていないだろう。親近感が湧く事もないだろう。

松下の偽装請負 3

2006年08月04日 | ニュースから
今朝googleニュースで記事を探してて気になったこと。

日経が事件の前段をすっとばして、松下PDP社が請負労働者の2割を雇用するという記事を掲載しているのがわかった。
理由は製造ノウハウの流出を防ぐため、とのこと。

この記事だけ読むと大変「結構な事」としか読めない。
その内、他社でも既報の記事が検索結果に表示されなくなり、この類の記事だけになってしまいそうな… そんな気がする。

「製造ノウハウの流出を防ぐ」ため、って「1800人のうちの2割」だけなのに、とって付けたようなとはこのことではないか。



松下の偽装請負 2

2006年08月03日 | ニュースから
松下電器はこの件についてどう考えているのでしょう。
松下PDP社は「正社員のいない」会社であり、その業務の請負会社に「松下電器から出向」して現場の指揮をとっている、ということが報道されています。松下電器はこの事件の当事者であるのは明白です。

しかし、このブログを書いている8月3日午後9時現在、松下電器のWEBページにはこの件に関するリリースは何もありません。この問題を軽く考えている証でしょう。もしかして、ファンヒーター事故のように人が死ななければ、報道や世論など何とでも操作できると考えているのかもしれません。

しかも、今日の続報として、いま偽装請負で働かせている人員の「20%」にあたる人員をを雇用(正社員or契約社員)という記事がありました。20%だけです。あとはそのまま一度派遣に契約を戻して、ほとぼりが冷めたら偽装請負に変更するのかもしれません。

兵庫県に対しても助成金を返す気はないようです。もらったときに適正であったものを返せというのはおかしいと松下PDP社がはっきり言い切っているとのことです。

これらに共通するのは「無責任」です。
適法だからとか、県の審査を受けたからとか、他人のせいにばかりしています。大企業(グループ)として社会に対する責務を果たそうとする姿勢はどこにも感じられません。

幾重もの構造は物事を複雑に、無責任にしていきます。埼玉県ふじみ市の市営プールで起こった事故も構造としては同様です。「丸投げ」しているから事が複雑になっているのです。わたしは知らなかったという言葉ばかりが聞こえてきます。


ところでこの事件に関する記事があるblogを巡っていると、この件についてマスコミの報道、関心が薄いのは広告主として松下電器が(有形、無形の)圧力をかけているのではないか、という記事がありました。 → http://blog.goo.ne.jp/godmikuria666/e/b5e63bd80fec911a86829cc68b837eff
広告主と報道との関係についてはこちらのサイトが理解の一助になると思われます。事実かどうかは読み手が判断することです。→ ポチは見た



ちなみに金額ベースで第一位の「トヨタ自動車」に次いで松下電器産業の広告宣伝費は年間およそ800億円です。→ http://www.nikkei-koken.gr.jp/study/01.html


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松下PDP、10月以降「請負」の一部を直接雇用  偽装請負で行政指導されるなど請負契約をめぐるさまざまな問題が指摘されていた松下プラズマディスプレイ(MPDP)は10月以降、同社工場で働く請負労働者の一部を直接雇用に切り替える方針を決めた。

朝日新聞 8月3日




http://blog.goo.ne.jp/tokkokurabu/e/784d7a1bd6a05c2d6ee70740b9b0205f

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/e38991d6e766f44c0bd9e0e8c63de683

http://blog.goo.ne.jp/harakara_37/e/d3f450bd253815f523e82ceb1e234645

http://blog.goo.ne.jp/godmikuria666/e/b5e63bd80fec911a86829cc68b837eff

http://blog.livedoor.jp/emy_mah_1sk/archives/50585608.html

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_0c9f.html


http://ameblo.jp/keeponwriting/day-20060804.html

松下の偽装請負

2006年08月03日 | ニュースから
補助金受けた後、「請負」に変更 松下子会社

 松下電器産業の生産子会社「松下プラズマディスプレイ」が、尼崎工場(尼崎市)で兵庫県から約二億五千万円の雇用補助制度を受けた後、地元採用の派遣労働者を「請負」に切り替えていたことが二日、分かった。同制度は派遣労働を含む常用雇用が対象で、県は「申請時点では厳格に審査し、問題はなかった。請負に切り替えたことは報告も受けていない」と反発している。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000082297.shtml

神戸新聞 8月2日
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「社員が請負労働者に指示や労務管理をする違法な『偽装請負』が横行しているとの指摘もある」との記述が本文にありますが、指摘もある、どころの話でないのは周知の事実であるのに、野放しになっているのは明らかな行政の怠慢です。

こうした「偽装」がなくては成り立たない社会にどっぷり浸った我々にはいつかしっぺ返しが訪れることでしょう。

236人も「雇用」したようにみせかけて、あとで何の保障もない「請負」に切り替えるなんて。どうせ労働者には何も知らせてないのでは?
ここまでしっかり晒されて、子会社のやったことだと言いのけるような見苦しい対応だけはしないように願いたいものです。

http://blog.goo.ne.jp/usui0789/e/c019ddc8548ef2a904ea4abd70d222b9
http://blog.livedoor.jp/a6m3dorian/archives/50585772.html
http://blog.goo.ne.jp/miwa888/e/00cba37d738605a38fe0f10904fa54e8
http://d.hatena.ne.jp/Barton/20060802/1154525614
http://rasa2003.exblog.jp/5401046

即時廃止

2006年07月09日 | ニュースから
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000011-san-soci

ETC事故多発 阪神高速、昨年度1万2000件

開閉バー激突/料金所員はね死亡
 高速道路料金所のETC専用レーンで、開閉バーの物損事故や追突事故が後を絶たない。車載器に挿入するETCカードの期限切れや未挿入などが主な原因で、料金所職員がはねられて死亡したケースも。高速道路各社は料金所に入る前にドライバーに確認してもらうよう手を尽くしているが、「ノンストップ」を売りにしたETCは便利さの半面、ドライバーの油断も招いているといい、新たな事故の“温床”と化している。

産経新聞 7月8日

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こんな欠陥だらけでコストがかかる、利便性の皮をかぶった
「移動状況監視システム」は即時廃止されたし。
明らかに導入前に予測できたこと。
それを怠ってまで導入するにはそれなりの必然性があって然るべし。

ブッシュと小泉は仲がいいのか

2006年07月01日 | ニュースから
http://www.cnn.com/video/player/player.html

↑CNNで動画を見てみます。
小泉首相は何とかブッシュに話しかけようとしています。
ブッシュは目も合わせてくれません。

Bush, Koizumi visit Graceland (6:30)
02:20 pm, Jun 30
Politics

これはブッシュ氏が小泉首相のユーモアを理解できていないのでしょうか。
それとも小泉首相のやっていることが馬鹿丸だしなのでしょうか。
見ているととても寒々とした気分になってくる映像です。

各社の文字報道を見ているととても仲良しのように書いてあり、
とても暖かな空気がそこに流れていたように書いてあります。

それは、でっちあげ。


やるな!市原市議会

2006年06月18日 | ニュースから
議場で青いユニホーム着用
2006年06月17日06時24分

 サッカーW杯の初戦に敗れて絶体絶命の日本代表を応援しようと、16日開会の千葉県市原市議会で、市幹部や一部の議員らが青色ユニホーム姿で議場に入った。

朝日新聞 6月17日
http://www.asahi.com/politics/update/0617/001.html
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別にそれほどサッカー好きじゃないですけど、こういう試みは素晴らしいと思います。
「品位をうんぬん」というお決まりの反対意見があったようですが、
気にせずにこれからも色々とやっていただきたいものです。
気持ちを表現する方法はいざ考えてみると、選択肢はそう多くないもの。
躊躇せずにやるべし、です。

よくやった!!佐久間隆義市長!!

ライブドア臨時株主総会へ行ってきました。

2006年06月15日 | ニュースから
ライブドア臨時株主総会に行ってきました


会場は幕張メッセなる展示会場。
ただひたすらに乗換の東京駅で歩かされ、ただひたすらに京葉線で眠り、海浜幕張駅に到着。

最初の感想。
「人がいない…」
降りたホームは人影はまばら。
もしかして開催日時を間違った?と思うほど人が少ない。

とりあえず会場へ歩くと、誘導看板を持ったスタッフの皆様がいらっしゃる。
あぁ、間違ってなかった、と安心し会場へ向かう。

会場入り口にはかなりの数の取材陣がいた。
うざったいので避けるように端を歩いたが、血相を変えた女性がマイクを向けてきた。
「この人、一日中こんな顔つくって生活してるんだろうか」と思いながらスルー。

会場入口では紙パックのお茶をもらった。
これで喉を潤して大いに質問してくれ、という意味なのだろうか。

そして会場内へ。
どーん!!!!と並んだ椅子、椅子、椅子。
とにかく広い。
そしてぜんぜん人がいない。
まだ設営中かと思うくらい人がいない。
その椅子の海の中に整然とスーツ姿の誘導スタッフが立っている。
彼らもなんだか戸惑いがちだ。
バイト会社から(or元締めから)来場者が前を通ったら挨拶をしろと言われているのだろう。
小声で「こんにちは…」と消え入りそうな声で挨拶をされた。
かなり気持ち悪かった。
しかも大量にスタッフが立っているので、何度もそれをやられた。


定刻14時を3分ほど過ぎたころだっただろうか。
なぜか遅れて開始。
コンサート会場などで客の入りが悪いときに開演を遅らせることはあるが、これもそういった理由か。
しかし中途半端な遅らせかただ。冒頭から中途半端なやる気のなさを感じる。

1時間くらい山崎氏と平松氏で原稿を読んでいた。
ただ、眠い。
山崎氏は目だけがくりくりした感じの育ちのよさそうな人。
司会をして何かを仕切るのが得意と言ったイメージでは決してない。
声も小さく、もぞもぞ喋る。
平松氏は高校生の演劇のようだ。
とにかく言葉の頭にひたすらアクセントを置いて話す。
発音ははっきりしているので前述の山崎氏よりマシだが、一本調子でこちらもとにかく眠い。
語調は強いのに、目が時々泳いでいて見ている人間を不安にさせる。

ついでに会場の音響がとてもよろしくない。
音がもごもごしててとても聞き取りづらい。聞き取るのにかなりの集中力を要した。
トイレに行くために歩いていたら場所により聞きやすさがかなり違うことがわかった。特に前の方の席は聞きづらかったようだ。
そんなこんなで思わずウトウトしてしまった。
何しに来たのやら…。

平松氏の話で印象に残ったのはライブドアの今後のポータルサイトとしての戦略。
ロングテールなんだ、WEB2.0なんだ、メディアなんだ、解放なんだ、シェアなんだとか言っていたが、具体策はないらしいことがよくわかった。言いたいことは「Yahoo!に追いつき、追い越せではない」、ライブドアはYahoo!の真似事はやめるんだ、ということらしい。イメージチェンジに頑張るらしい。これを話すときも声色が頼りなげだったので、平松氏もよくわかって話しているかどうか疑わしい印象を持った。


質問を受け付けます、マイクの前へ並んでください、の言葉で質問タイム開始。
まともな質問の方が少なかったかも。
「砂漠に緑が溢れるときに私はライブドア株を売ります」と言ってる人がいた。
かなり意味不明であったが、質問者にはそれなりの意図があったのだろう。
平松氏も大声で「ありがとうございました!」と言ってたし。
きっと二人の間ではコミュニケートできていたのだろう。
会場の至る所ではこの日数少ない笑い声があがっていたので、これはこれでよし。


山崎氏の表情が一番硬くなったのは定款の誤字、脱字についての指摘だったように思う。
ある意味どうでもいい(よくないか)のだが、表面上は言い訳のしようがないからね。
モニターにカンペの答弁内容が映し出されていたのだろう。ひたすら下を見つめて話していた彼がやおら後ろを向いて相談を始めていた。辛そう。
それにしてもよくこんなに何箇所もミスがあったもんだ。見つけた人は偉いと思った。作った人は何やってたんだと思った。招集通知に正誤表が同封され、当日会場入り口でまた正誤表をもらったのだが、どうもそれ以上にミスがあったらしい。


17時15分から20分の間にいきなり採決開始。
拍手、拍手、拍手。
採決終了。
帰る人多数の中、質問場所のマイクの前で呆然とする質問待ちの人、前へ詰め寄って警備員にとめられる人、ホリエ、ホリエと叫ぶ人…いろんな人たちがいて会場内にぼわーっとした不思議な空気が流れた。
その後の流れを決定づけたのは一人最前列で壇上へ向かって叫びつづけ、拳をふりまわしていた一人の男性だったと思う。彼がなにをしているのか、それを見に野次馬的な人間がぞろぞろと集まりだしたのだった。何十、何百という人間が壇上へ詰め寄ったということでは決してない。会場の茫漠とした広さも手伝って、そのときもなんだかぼーっとした印象が強かった。

しかしその野次馬の輪が段段と小さくなっていった。
その輪の中、質問用の壇上なにやら叫んでいる人もいた。こちらは怒りを感じる声ではない。なんだか遊んでいるような声。人が怒り狂って搾り出す声には程遠い印象。それらに煽られ、じんわりと、ゆっくりと他の参加者の声も壇上へ導かれていった。声は少しづつ、少しづつ大きくなっていった。

ヒートアップするにしても時間がかかりそうだし、息切れもありそうだったので、とりあえず(-。-)y-゜゜゜。
喫煙所は会場の搬入口の外。数十人の業者が撤去開始の声をいまや遅しと待ち構えていた。イライラして歩き回る人もおり、こちらはこちらで緊張感がみなぎっていた。会場敷地へ入る警察のワゴン車両が。会社側が万一に備えて依頼したのだろうか。


戻るとさっきに比べ怒りの声は大きくなっていた。怒号飛び交う、といった印象。
なんだかマイクを通した声が聞こえるが、よく聞き取れない。
混乱を収拾するため、再度壇上へ人が出てきた。とにかく座れ、と穏やかに呼びかけている。
そして質問のための特別時間、第二部が始まった。


二部は臨時総会に増してなんだかわからない質問者多数。
本当に何かを言いたかった人たちは怒りに任せて話すからもう無茶苦茶。
そして間に紛れ込む意味不明な質問の数々。
答えていた平松氏も終に「ライブドアのこれからについて聞いてもらえませんか」とやんわり促す始末。
採決の不手際を問う声にひたすら恐縮の姿勢を見せて切りぬけようとし、意味不明な質問に対して途切れそうな自分の緊張感を保つのに精一杯の登壇者。ここはなかなか見ごたえがあった。幕張メッセから18時45分までの契約だと言われているからそれまでに終わりたい、などの参加者の怒りを買いそうな発言もあったが、双方ともにそろそろ限界といった空気が漂い出した19時頃に登壇者二名がひたすら頭を下げて終了。もう会場から「逃げるな!」などの声があがることはなかった。


会場を出ようとするとなぜかやたら狭い出口。
概ね横二列でしか歩けないように通路を狭めてあった。
最後まで暴れていた問題株主の顔を記録しておくように、警察から指導があったのかもしれない。
大量に余ったお茶を配っていたが、まさかそのためではないだろう。


以上でした。