All animals are equal, but some animals are ...

but some animals are more equal than others.

真夏のネクタイは石津のバカの策謀だった

2005年08月30日 | クール・ビズ
夏のネクタイが常識になるのは、エアコンが普及するより少し早かったようなのだ。

この謎を解く鍵を、61年夏の帝人の社報に見つけた。この年、同社はポリエステル繊維の半袖ワイシャツを「ホンコンシャツ」の名前で売り出した。

「ホンコンシャツ」の名付け親は、先頃亡くなったデザイナーの石津謙介さん。社報に、名前の由来を書き残している。

「(香港のビジネスマンは)袖を短くしたワイシャツに、きちんとネクタイを結び、いかにもオフィスの雰囲気に合ったスタイルで、さっそうと働いている」。袖を短くしても、ネクタイはした方がおしゃれだと言い切っているのだ。

ホンコンシャツは大流行し、ネクタイいらずで涼しかった開襟シャツに打撃を与えた。

それから44年。日本の夏に合わせた紳士服の進化は、通気性の向上など素材の分野に限られてきた。せっかくの半袖ワイシャツも、最近はスーツの本場のヨーロッパでは邪道だからと、おしゃれに気を使う人からは敬遠されることが多い。

「結局、スーツにネクタイというのは英国の制度をまねたもの。日本の気候に合っていないと分かっていても、本家本元のルールからは自由になれないんです」と出石さん。

 クールビズを推進する閣僚たちも、海外の要人に会う時は、ネクタイを着用することが多いようだ。これでは普通のサラリーマンが、自信を持ってネクタイを外せないのも無理はない。

朝日新聞 6月25日 土曜別刷

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また石津謙介か…。
結局はあのバカに踊らされてただけってことか。
「TPO」だとか、意味のない流行をさせて社会を息苦しくさせて、金儲けしたサイテーな奴。
この国はいつまであのバカの呪縛に捉われたままなのだろう。


クール・ビズはくだらない

2005年08月09日 | クール・ビズ
そんなタイトルのコラムをよく新聞やWEBで「最近」見かけるような気がするけど、なぜだろう?
先週2度も某夕刊紙にそんなのが掲載されていたからそう思うのだろうか?
大勢が決してきたから卑怯なコラムが増えているのだろうか?
理由はわからないが、その中身は政府が民間の服装にとやかく言うな、というものが多いような気がする。
じゃ、どんな民間が音頭をとってやればうまくいくというのか。
大新聞社、テレビ局なんて「民間」とは名ばかりだろう?
トヨタか?労働組合か? …馬鹿馬鹿しい。
なんとかNPOとか政府主導で作れば納得すると言うのか。

そんな誰の感覚にもフィットする団体はもう日本にない。
何十年前の感覚だろう。古いし矛盾している。

朝日新聞be クールビズアンケートの考察(?)

2005年07月20日 | クール・ビズ


朝日新聞の調査(N=3086人)によるとクールビズを好ましいと思う人は87%にも上っています。
同種の調査でも概ね8割以上がそう答えているようですから、すでに圧倒的な支持を得ていると言えるでしょう。



賛成(はい)の理由を多い順にみていきます。

「日本の気候にあっている」(724人)
逆に言えばいままでの「夏でも上着」に対してみなが如何に疑問を抱いていたかの現われかと思います。ならば何故いままで自分の近辺だけでもアクションを起こさなかったのか、疑問でなりませんが…。

「地球温暖化防止など環境によい」(570人)
悪いとはあまり答える人が少ない無難な設問だと思われます。これを選択した人は「なんとなく賛成」という人たちでしょうか。この層は設問次第では反対の答えをする可能性が高い人たちかと思われます。

「着る人が快適」 (546人)
この設問は理由が先のものと被るような気がするのですが、まぁ身近なメリットがあると思う、という人たちですね。

「冷暖房費が節約できる」(388人)
これは回答者の全てが企業の経営者などで、会社の経費が浮くから嬉しい、という意味の回答ではないでしょう。「費用」というより先の温暖化防止云々という回答と似たような意識の人が多いのではないでしょうか。

「女性の冷房による冷え防止」(288人)
これは回答者の多数が女性であろうことは容易に推察できます。残念ながらこのアンケート回答者の男女比率は掲載されていません。


以下
「仕事がはかどる」 (55人)
「ファッションが個性的に」 (25人)
「消費を刺激する」 (16人)
「その他」(74人)
6月には高らかにクールビズの経済効果などが謳われ、最近も百貨店の売上がどうのこうのというニュースがありましたが、支持している人の意識はそんなところから程遠く、もっと自分を含めての身近なメリットを感じて支持をしているようです。





反対(いいえ)の回答です。

「政府主導への違和感がある」(170人)
これはもっともかと。この中には積極的にこれを選択した人とそうでない人で温度差がかなりあるのではないでしょうか。
単純にスーツが着たい、いままでどおりがいい、という人が「反対」の選択肢を見たときにピタリくるものがないのです。そういう人たちが反対の名目としてとりあえず適当かと判断して選択したのではないでしょうか。もちろん権威的強制じみたキャンペーンに反感を抱いている人もすくなからずいるでしょう。


「服装は自由であるべきだ」(65人)
これはおかしな設問のような気がします。服装が自由であるべきならスーツを夏場に強制されるべきではありませんよね。これを選択した人は「スーツが好きだから好きに着させてくれ」という意識で選択したのではないでしょうか。そういう選択肢であればわかりやすかったように思います。


以下
「場面に応じた使い分けが面倒」(34人)
「気持ちもルーズになる」(24人)
「相手に対し非礼」(23人)
「関係業界の商魂が見える」(13人)
「信用を失いかねない」(9人)
「新しいシャツなど出費がかさむ」(8人)
「その他」(49人)
となっています。
これらのマイナー意見は賛成派にも同時に支持される意見が多数含まれているでしょう。
単一回答でなく複数回答の結果があると面白いと思うのですが。



これを勝手に再集計しますと

●暑過ぎるから涼しい格好でいい(1270人)41.2%
(日本の気候に~+着る人が快適)

●温暖化防止に役立つ(958人)31.0%
(地球温暖化~+冷房費のが~)

●オフィスは女性に寒すぎた(288人)9.3%
(女性の冷房による冷え防止)


というのがクールビズ支持派の理由なのではないかと思います。



■反権威&スーツ大好き(235人)7.6%
(政府主導への~+服装は自由で~)

■客に会うときとか着るからめんどくさい(34人)1.1%
(場面に応じた使い分けが面倒)


反対意見はなんか選択肢のまずさも手伝って今ひとつピンときません。


メリットがデメリットを上回れば定着しそうな気がするのですが、さてこのアンケートどおりになりますでしょうか。
多数が思ってればそうなりそうなものなのですが、なかなかそうならないのが不思議なところです。

個人的には「服装が自由であるべき」と答えた方のうち、冬になったらあの薄汚いスーツを着ずに仕事をする人がどのくらいいるのか興味があります。
まさか間違っても周囲に「おい、もうクールビズの季節は終わりだ!」とか言わないでくださいね。
冗談じゃないですよ。



クールビズに関するアンケート 朝日新聞

2005年07月16日 | クール・ビズ


朝日新聞の調査(N=3086人)によるとクールビズを好ましいと思う人は87%にも上っています。
同種の調査でも概ね8割以上がそう答えているようですから、すでに圧倒的な支持を得ていると言えるでしょう。



賛成(はい)の理由を多い順にみていきます。

「日本の気候にあっている」(724人)
逆に言えばいままでの「夏でも上着」に対してみなが如何に疑問を抱いていたかの現われかと思います。ならば何故いままで自分の近辺だけでもアクションを起こさなかったのか、疑問でなりませんが…。

「地球温暖化防止など環境によい」(570人)
悪いとはあまり答える人が少ない無難な設問だと思われます。これを選択した人は「なんとなく賛成」という人たちでしょうか。この層は設問次第では反対の答えをする可能性が高い人たちかと思われます。

「着る人が快適」 (546人)
この設問は理由が先のものと被るような気がするのですが、まぁ身近なメリットがあると思う、という人たちですね。

「冷暖房費が節約できる」(388人)
これは回答者の全てが企業の経営者などで、会社の経費が浮くから嬉しい、という意味の回答ではないでしょう。「費用」というより先の温暖化防止云々という回答と似たような意識の人が多いのではないでしょうか。

「女性の冷房による冷え防止」(288人)
これは回答者の多数が女性であろうことは容易に推察できます。残念ながらこのアンケート回答者の男女比率は掲載されていません。


以下
「仕事がはかどる」 (55人)
「ファッションが個性的に」 (25人)
「消費を刺激する」 (16人)
「その他」(74人)
6月には高らかにクールビズの経済効果などが謳われ、最近も百貨店の売上がどうのこうのというニュースがありましたが、支持している人の意識はそんなところから程遠く、もっと自分を含めての身近なメリットを感じて支持をしているようです。





反対(いいえ)の回答です。

「政府主導への違和感がある」(170人)
これはもっともかと。この中には積極的にこれを選択した人とそうでない人で温度差がかなりあるのではないでしょうか。
単純にスーツが着たい、いままでどおりがいい、という人が「反対」の選択肢を見たときにピタリくるものがないのです。そういう人たちが反対の名目としてとりあえず適当かと判断して選択したのではないでしょうか。もちろん権威的強制じみたキャンペーンに反感を抱いている人もすくなからずいるでしょう。


「服装は自由であるべきだ」(65人)
これはおかしな設問のような気がします。服装が自由であるべきならスーツを夏場に強制されるべきではありませんよね。これを選択した人は「スーツが好きだから好きに着させてくれ」という意識で選択したのではないでしょうか。そういう選択肢であればわかりやすかったように思います。


以下
「場面に応じた使い分けが面倒」(34人)
「気持ちもルーズになる」(24人)
「相手に対し非礼」(23人)
「関係業界の商魂が見える」(13人)
「信用を失いかねない」(9人)
「新しいシャツなど出費がかさむ」(8人)
「その他」(49人)
となっています。
これらのマイナー意見は賛成派にも同時に支持される意見が多数含まれているでしょう。
単一回答でなく複数回答の結果があると面白いと思うのですが。



これを勝手に再集計しますと

●暑過ぎるから涼しい格好でいい(1270人)41.2%
(日本の気候に~+着る人が快適)

●温暖化防止に役立つ(958人)31.0%
(地球温暖化~+冷房費のが~)

●オフィスは女性に寒すぎた(288人)9.3%
(女性の冷房による冷え防止)


というのがクールビズ支持派の理由なのではないかと思います。



■反権威&スーツ大好き(235人)7.6%
(政府主導への~+服装は自由で~)

■客に会うときとか着るからめんどくさい(34人)1.1%
(場面に応じた使い分けが面倒)


反対意見はなんか選択肢のまずさも手伝って今ひとつピンときません。


メリットがデメリットを上回れば定着しそうな気がするのですが、さてこのアンケートどおりになりますでしょうか。
多数が思ってればそうなりそうなものなのですが、なかなかそうならないのが不思議なところです。

個人的には「服装が自由であるべき」と答えた方のうち、冬になったらあの薄汚いスーツを着ずに仕事をする人がどのくらいいるのか興味があります。
まさか間違っても周囲に「おい、もうクールビズの季節は終わりだ!」とか言わないでくださいね。
冗談じゃないですよ。



クールビズなTシャツ??

2005年07月14日 | クール・ビズ
http://www.co2free.jp/


変なTシャツ売ってます。
なんだか怪しい団体ですが。
出資者に東京電力がなんかがいるそうで。
お値段も
「\3,900(税込)+送料,手数料」
と、それなりです。

ほんっっとに色んなことで金儲け考えるもんですね。
感心しました。


画面に登場するモデルの表情があまりにバカっぽいので、恥ずかしくてとても買う気になれません。
これ、いい顔だと思ってプランナーやデザイナーは載っけたんだろうなぁ。
信じられない。




お金に余裕のある人は免罪符的に購入するのもオススメ。
そんなことより、冷房を1時間止めてみるとか、自動車通勤やめるとか考えたほうがマシな気がします。


クールビズ:8割は賛成

2005年07月08日 | クール・ビズ
8割は賛成、でもなかなか実行できません

 「8割はクールビズに賛成。でも、実践したことがあるのは男性の約3割だけ」という実態が、ダイキン工業が5日まとめた調査で明らかになった。気持ちは賛成でも、実行しようとすると社内や取引先などが気になって踏み切れないサラリーマンの本音が読み取れる。

 調査は6月10~12日にインターネット上で実施し、20~50代の会社員男女計800人が回答した。男性のクールビズが広まることについては、「非常によい」「まあよい」の回答が計80%に上った。

 ところが、男性回答者に実際に仕事で着ている夏の服装を尋ねると、「ワイシャツにネクタイ」「スーツにネクタイ」が計61%。「ワイシャツにノーネクタイ」「カジュアルウエア」の計28%を大きく上回った。

毎日新聞 7月5日

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面白い調査結果だな、と思いました。
「インターネットで800人に調査」というのが対象が?でやや偏りのある調査結果な気もしますが。

>クールビズ経験者たちに仕事上でトラブルがあったかどうかを聞くと「ない」が89%と圧倒的だった。ダイキン工業は「クールビズに腰が引けるのは、実は本人の気持ちの問題が一番大きい」と分析している。

やってみたらどうもなかった、というのがほぼ一般的な認識になりつつあると見てもよいのではないでしょうか。
他の調査結果とあわせて考えても


暑いからみんな薄着になりたい、でも怒られたくない。
やってみたら意外と怒られない、というのが真相ではないでしょうか。

ここで、「赤信号、みんなでわたれば」です。
ほとんどの人がやりたいと思っているわけですから、一斉にやる、もしくは、やらされれば定着しそうです。

変な国だなぁとつくづく思いますが、ね。



クールビズ、企業の2割が実施 半数は予定なし

2005年07月07日 | クール・ビズ
クールビズ、企業の2割が実施 半数は予定なし


 ノーネクタイなどの軽装「クールビズ」を導入している企業は既に2割に達していることが7日、民間の信用調査機関、帝国データバンクの調べで分かった。「定着させるべきだ」とした企業も43%に上っている。しかし、「定着させる必要はない」との回答も24%、「導入予定はない」とした企業も半数にのぼり、すんなり定着するかどうかは微妙だ。

 導入を決めた企業は20%。「最近の異常気象を考え、少しでも役に立つのであれば」(京都府の電気機器卸売業)という声が目立った。「検討中」は19%だった。


07月07日 朝日新聞

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個人レベルでは導入意向が強いアンケート結果の出るクールビズも企業の回答になると結果が大きく違ってしまう。「企業」って人間ベースで動いてないのかなぁ。

7月から導入するNTT西のような企業もありますし、これからの動きに期待しましょう。


クールビズ1ヶ月

2005年07月03日 | クール・ビズ
一月たったわけですが、実際のところどうなんでしょう?
電車の中なんかで見てると、単にネクタイを外しただらしない格好で上着は着ているという格好の人が増えているだけのような気もします。
上着を脱いでください、暑苦しいから。

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08年までに定着を クールビズで小池環境相

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 小池百合子環境相は30日、東京都内で開かれた共同通信社主催の「きさらぎ会」で講演し、地球温暖化対策の一環で政府が6月から取り組んでいる夏の軽装「クールビズ」を2008年までに中央省庁だけでなく、自治体や経済界など国内全体に定着させたいとの意向を示した。
 08年は京都議定書の第一約束期間(5年間)がスタートする年で、クールビズ定着とともに冷房の28度設定を徹底させ、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス削減につなげたい考えだ。
 小池環境相は「来年は新たなクールビズ(商品)が市場にどんどん出てくる。再来年にさらに広がり、4年目の08年には当たり前となるようビジネスマンのファッションを大きく変えたい」とし、政府として引き続きクールビズ定着に向け積極的に取り組む姿勢を示した。


2005年06月30日 河北新報
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小池さんが環境大臣じゃなくなっても続くのかしら?
あとの大臣がウダウダ言って、うやむやにできないようにしておいてほしいです。

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クールビズ好感、でも「定着しない」49% 世論調査

省エネを目的に環境省の音頭で始まったノーネクタイ、ノー上着などの軽装「クールビズ」。朝日新聞が25、26日に実施した世論調査では、67%の人が「好ましく思う」と答え、「そうは思わない」(20%)を大きく上回った。若い人ほど前向きで、20、30代では「好感」が75%。男女で受け止めの差はなかった。

朝日新聞
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意外と個人レベルでは好評なのかな。

> 「目上の人やお客に会う際にネクタイや上着を着用しないことは失礼になると思うか」と聞いたところ、「失礼になる」と答えた人は37%、「そうは思わない」が52%だった。年代別では、40、50代で「失礼」は3割程度と、やや少なめ。

さらに意外だったのは世代が上のほうで失礼だと思わない、との回答が多いこと。
管理職がそういう意識なら定着するかもしれません。
若い人たちは空気を読み違えて「失礼」だと思う、心の自主規制が働いているのかも。
もし、そうならほとんどの世代でノーネクタイ、ノー上着でも失礼ではないという意識が当たり前になる日も近いかも。
さて、そうなると何故、ノーネクタイ、ノー上着は失礼だと思っているのかという謎が。
不思議な国だよね、ニッポン。



名古屋 その2

2005年06月25日 | クール・ビズ
名古屋にこだわる!
ってことのほどではないのですが…。

http://mytown.asahi.com/aichi/news01.asp?kiji=11881


クールビズは「少数会派」/名古屋市議会

促進掲げた市議会
市長もネクタイ姿



政府の呼びかけで始まった夏の軽装「クールビズ」が地方議会にも広がりを見せる中、「軽装容認」の名古屋市議会6月定例会が23日、始まった。事前に本会議での軽装を促したが、男性議員60人のうち、3分の2近くはスーツにネクタイ姿。市が提唱する上着なし、半袖シャツという「エコ・スタイル」は10人足らずで、拍子抜けのスタートとなった。
 地球温暖化防止策として、今年から、本会議場の冷房温度は「28度」に設定された。松原武久市長ら市側の出席者は、本会議を式典などと同じく「エコ・スタイル対象外」と判断し、全員がスーツにネクタイ姿で本会議に臨んだ。

(中略)

しかし、今年は「クールビズ」の流れもあり、各委員会では具体的に「上着なし、ノーネクタイ」「議員バッジなし」でもOKとした。本会議も「品位を損なわない実効性ある服装」と一歩踏み込み、軽装化を促した。

(6月24日 朝日新聞 名古屋版)

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「クールビズ容認の市議会」なんて書かれるとまるで軽装がもともと悪いことで、不必要に上着を着ていることが良いことのようにも読めてしまいますね。ダメなことを仕方なく認めている、といったニュアンス。
この記者にはなんか悪意でもあるのでしょうか?

「愛・地球博」なんて馬鹿げた博覧会がいかに薄っぺらなものか、透けて見えてきそうです。
それとも、やってるのは近隣の市町だから関係ないとでも名古屋市長は思っているのでしょうか?


そもそも、なぜ本会議での軽装がNGなのですか?
この辺りが「本当は軽装ダメなんだけど」ってイメージにつながって、「だらしない」などの批判につながっているような気がします。








クール・ビズは国会審議の低レベルを招く…らしい 飽きれた

2005年06月24日 | クール・ビズ
6月24日の夕刊フジに亀井静香氏のコラムが掲載されていました。
コラム名は「闘将 亀井静香のこれから勝負だ!」。

タイトルは「日本が緩んでいる」。
サブタイトルは「続く航空トラブル」。


前半は最近の航空会社におけるトラブルを列挙し、それを批難して政治家としての対応を誇示する内容。
それに続いて…

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航空会社もひどいが、最近は日本社会全体が弛緩している。
政界でも「COOL BIZ(クール・ビズ)」と称して、ネクタイを外して胸をはだけて、ホームレスと見間違えそうな服装の国会議員が国会内を闊歩している。
私自身、服装には無頓着で他人のことを言えたものではないが、服装の乱れは言葉や心の乱れにもつながる。最近の国会は、かつてなら審議が何日も止まりそうな答弁が許容されているが、嘆かわしい限りだ。
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後半は社会的な規律の緩みを嘆き、以下のようにまとめている。

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日本の社会全体が座標軸を失い、政治や行政、経済に対する信頼や自身を失い、社会的規律が緩んできている。航空会社のトラブル続発には、こうした背景があるのではないか。
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この男、社会的な規律が緩んでいるから事故やトラブルが続発するのだ。国会も規律が緩んでいて緊張感のない審議、答弁が続いている。その理由の一端はクール・ビズのせいだ、と言いたいらしい。
阿保なのか?テレビ出演中にネクタイでメガネを拭くような人間のどこに規律があったり、緊張感があったりするというのか。クール・ビズに対するあまりに恣意的な解釈を、堂々と新聞紙面上でコラムとして発表できるその神経が疑わしい。

「胸をはだけて、ホームレスと見間違えそうな」というのは、どうやらネクタイを外してはいけない、と言いたいのだろうが、ネクタイをすることは服装が乱れていない事の証左にはならないし、心の乱れと何の関係があるのかまったく不明。この蒸し暑い日本の夏に体脂肪率の高そうなオヤジたちが不必要に暑苦しい格好をしている方が不健康そうに見え、健康状態のよろしくない方が多いであろうホームレスと同種に見える。

また、国会の程度の低い内容の審議は服装とまったく関係がない。少なくとも過日、私が見た委員会中継ではネクタイを締めた民主党議員と暑苦しい太ったスーツ姿の女性大臣がやりとりをしていたが、お世辞にもまともな議論と呼べるようなものではなかった。

内容は「郵政公社が民営化されたら社名は~~となるそうだが、この内容は会社登記ができるような社名ではない。政府の関与があるようにあると誤認される。このような形での民営化は認められない。」という質問に対して、「誤認されるような恐れはないと判断する。誤認するような法人、個人は勉強不足である。」というようなものだったのだが。


これ、まともな議論ですか?






結論:坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い。小泉憎けりゃ、環境問題対策も憎い。





仕事道具として? スーツ??

2005年06月20日 | クール・ビズ
以前から何度か「スーツ着ないと仕事できないよぉ」とかいう戯言を言う奴が理解できない、と書いてましたが、その心理がまったく理解不能。どこかで「ネクタイ締めると二日酔いの日でも『働くぞ』って気分になるから不思議」とか書いてあるのを見たのですが、その心理が不思議というか異常にしか感じられない。




電気工事の人が腰にペンチなんかの道具を下げる袋を縛ったり、高所作業の人が安全帯を絞めるとか、バイクレーサーがヘルメットを被るとかそういうのだったらわかるんだけどなぁ。業務がその道具に依存してるものね、無いと働けないもの。
じゃ、スーツってなに?


細田官房長官ついにネクタイ着用する

2005年06月19日 | クール・ビズ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050618k0000m010008000c.html

反クールビズ:業界へ配慮 細田長官がネクタイで公務

細田博之官房長官は17日、夏の軽装「クールビズ」の導入後、初めてネクタイ着用で公務をこなした。同日の記者会見では「しゃくし定規にネクタイをすべきでないということではない」と説明。政府の申し合わせをあえて破ることで、クールビズで売り上げ減少を懸念するネクタイ業界への配慮を示した。

毎日新聞 6月17日

~~~~~~~~~~

絶句、ですが、これがまぁ何というか、我が国ニッポンですなぁ。
あえて破る必要がどこにあるのかと。
呆けてしまいましたよ。







ネクタイしたら首元「絞め」ないといけないでしょ?
暑いでしょ??
ネクタイとシャツの襟元をメッシュにでもする???
ネクタイに冷却材でも仕込む????

暑いじゃん、
しなきゃいいじゃん。

もう考えるのも馬鹿らしい。
ネクタイ業界に逆抗議をする時なのかもしれない。
どんだけの票を持ってるのかしらんけど、いちいち媚々しないでほしい。


小選挙区制がよくないんじゃないかなぁ… なんとなく。


なぜ日本のビジネスマンは、スーツにネクタイを捨てられないのか

2005年06月19日 | クール・ビズ
http://nv-club.nikkeibp.co.jp/members/COLUMN/20050411/105907/

「なぜ日本のビジネスマンは、スーツにネクタイを捨てられないのか」
というタイトルのコラムを発見。

で、

>ビジネスマンの多くが、スーツにネクタイのスタイルが「好き」なのだ

と結論付けていらっしゃる。
続く文章はこちら。

>ネクタイをきゅっとしめて上着をはおってこそ、「ビジネスにある自分」になれる。それは、外反母趾になろうと靴擦れしようとパンプス(昨今はミュールも入るか)を「好き」な女性の心理と同じものではないだろうか。

現象面は似てるけど違うような気がするけど…。
違うような気がするだけで、違わないのかもね。
わかんねぇ。

やせ我慢が好きなことが自分を自分たらしめている、ってことなのかなぁ。
わかるような、わからないような。
なんでそれがスーツとネクタイでなきゃならないのかはそれに輪をかけてさらに謎。
「俺たちはこんな気持ち悪い、素っ頓狂な、キチガイじみた格好で毎日働いてる!」ってことならばさぞマゾ的に気持ちも燃え上がるのかもしれんが、「好き」なんだ、と言われたら、「そりゃ、世間には他人様のウンコ食べて喜ぶ人もいますしね」ぐらいの感想しか持てないけど、わたし。

通勤電車でスーツ野郎にもまれてる私の気分は汚れた便器がに包まれてるような気分なのです。
お願いですから仕事着は会社に着いてから着替えてね。
クソ迷惑。

クールビズ率先企業 トヨタ…マジで?

2005年06月18日 | クール・ビズ
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200506170087.html

熱気と悲鳴が交錯 クールビズ、始まって2週間

 真夏の軽装運動「クールビズ」が、政府の呼びかけで始まって2週間。取り組みは民間企業にも広がり、「軽装特需」を狙って百貨店やスーパーが商戦に熱を込める。ノータイの広がりにネクタイ業界は「死活問題だ」と猛反発し、熱気と悲鳴が交錯する。一方で、省エネの面では、今夏の最大電力需要が猛暑だった昨年を上回るとの見通しもあり、クールビズがどの程度有効なのか定かでない部分もある。

朝日新聞 6月17日
~~~~~~~~~~

クールビズで「儲かった」「損した」の記事です。
もう、飽き飽きですが、一点興味をひく箇所が。

>トヨタ自動車では張富士夫社長が率先してネクタイを外し、役員にも号令をかける。クールビズは、日本経団連も会員企業に呼びかけるなど、霞が関以外でも広がってきた。

以前にも「トヨタ"様"が社内と下請けに強制すれば」と書きましたが、やってくれてるみたいですね。
意外と広がるかもしれませんね~。
ただいつぞやの気持ち悪いファッションショーでは奥田氏は上着を着ていたようなので、中途半端な「新しい制服買えよ、景気よくなるぞ」的な発想のものでないことを祈りたいのですが。


>冷房温度を28度にして地球温暖化防止につなげるのが、クールビズの本来の目標。

とか書いておきながらこれだけ消費規模の問題できっているあたり本当にこの記事を書いた記者がわかっているのか、疑問です。


実際のところどうなんだろう?
「俺、クールビズ買ったよ」とか言ってる馬鹿が氾濫して、
「クールビズにだってある種のルールとか決まりがあって当然」とか吠えてるキチガイがウロウロするだけになってるんじゃ?
あ~ヤダヤダ。

スーツ好きな奴なんか死んじまえ。
ネクタイしないと働けない、なんて妄言も甚だしい。
「下腹が気になって」とか言うくらいならメシ食うな。
2週間も食わなきゃしっかり上着なしでも見られる体型になるからさ。


こんなクールビズなんてクソ食らえ。