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まにラーメン

はたけの食べ歩きの記録です  ★★★★激美味い!  ★★★美味い  ★★普通かな  ★ごめんなさい

かりん(北海道富良野市)

2005年03月06日 | 北海道
 ふらのチーズラーメン(900円) ★★ 2005-067

 市役所前の道を富良野駅方面へ歩いて行く。すると、思いもかけず、とんでもない看板が目に入ってきた。そこには確かにチーズラーメンと記されていた。店の前で10秒近く足が止まる。カフェレストランかりんというお店で、どうやら「元祖 デブ屋」でも紹介されたらしい。迷った挙句、体は店の中へ吸い込まれていった。15時30分の中途半端な時間では、客の姿はなし。カウンターの向こうでご主人が暇そうにしていた。メニューを見ると、各種ラーメンからカレー・カツ丼となんでもござれ。まぁ、味は二の次で、ネタ作りのために、ふらのチーズラーメンを注文する。ご主人がラーメンを運んできて、チーズをスープに溶かして、麺と絡めるようにして食べるようにアドバイスをしてくれた。ピリ辛感のある薄めの味噌のスープに、チーズが3枚入っている。特にチーズ臭さはない。これをスープに溶かすと、味を変える程ではないが、妙なコクがスープに生まれた。麺は太めの縮れたものだが、特にこれと言ったものはなし。チーズを絡めると、何とも不思議な食感。具にはメンマ・モヤシ・コーン・ナルト・ネギ。もっとキワモノかと思っていたが、それ程でもなかった。

あじさい(札幌市中央区)

2005年03月05日 | 北海道
 函舘塩拉麺(650円) ★★ 2005-066

 札幌ら~めん共和国にて。21時半頃でも、店には7・8人の客が入っていた。何も考えず、函舘塩拉麺を注文する。大振りの器に、いかにも塩ラーメンというラーメンが出てきた。正しく“丼の底まで見える”スープである。そのスープを飲むと、一瞬某インスタント塩ラーメンの味が頭を過ぎるが、スープ・塩とも更に奥深い味。濃く感じるが、くどくはない。肌の白い麺は、ほぼストレートで中細のもの。クセもなくスープとよく馴染んでいる。具はネギ・メンマ・チャーシューだけ。メンマにはやや胡麻油の味がのっている。モモ肉のチャーシューは大判で、なかなか美味かったりする。この日、6杯目であっても充分に美味しく食べられた。

すみれ(札幌市豊平区)

2005年03月05日 | 北海道
 味噌ラーメン(750円) ★★★ 2005-065

 1年半前、「新横浜 ラーメン博物館」で食べた時のインパクトが忘れられず、ようやく本店へ行く機会を得た。中の島駅から10分近く歩き、道路の高架の下に店舗を発見した。入口の前には5人程、店内でも10人程が並んでいる。15分近く待って、ようやく席に着くことができた。ラードの焼けた匂いが充満する店内には、有名人のサイン色紙が隙間なく飾られている。当然ながら、味噌ラーメンを注文。さぁ、あの感動を再び!とスープを飲んでみる。 ・・・ あれ? 火傷しないぞ・・・ ラー博の方が熱々だったと思うのだが・・・ 濃厚な味噌味はさすがである。コクがあってもくどくはない。麺は太めの縮れ麺。スープに負けない存在感があり、食べさせてくれる麺である。小口にカットされたチャーシューは、それでもジューシーさがある。ちょっとラードの焦げた感じが気にはなったが、やはり美味い1杯だった。ここまで来た甲斐は十二分にあった。

一蔵(北海道旭川市)

2005年03月05日 | 北海道
 正油らーめん(600円) ★★ 2005-064

 あさひかわラーメン村にて。次いで攻めたのが、一蔵である。もうこの時分には団体客も引いていて、程好い客の入りであった。ここもカウンターとテーブルで30席程ある。正油らーめんを注文。さほど待たずにラーメンが出てきた。スープ表面にはお決まりの脂の層。旭川のこの寒さだと、決してくどくないのが不思議だ。スープは甘みのあるすっきりとした醤油味。平ザルで茹でていた中細のやや縮れたもの。麺密度が高いのか、もっちりとした食感で、なかなか美味い。無添加北海道産小麦100%がウリとのことだが、なるほど、それも頷ける。具にはネギ・メンマ・チャーシュー。チャーシューは柔らかくてなかなか美味かった。良くまとまった1杯だと思う。

さいじょう(北海道旭川市)

2005年03月05日 | 北海道
 伝説の塩ラーメン(600円) ★★ 2005-063

 あさひかわラーメン村にて。続いて狙ったのが、さいじょうである。盛んに「旭川ラーメン大賞第一位」ということをアピールしている。店に入ると、カウンター・テーブル席併せて30席近くあり、団体客でほとんど占領されていた。カウンターの席に座る。ラーメンのメニューには「伝説の」といった大層な枕詞がついていて、伝説の塩ラーメンを注文。厨房の様子を見ていると、団体客の分を裁くためか、6人分まとめて作っていた。器用と言うか、何と言うか・・・ 珍しく赤い器にラーメンが出てきた。スープをすすると、とても塩ラーメンとは思えないような動物系の濃いスープ。塩の割りにはすっきりとはしていない。中太の麺はやや縮れがあり、コシはやや弱め。メンマは柔らかい歯応えで、ややピリ辛。厚めのチャーシューは箸で持つとくずれる程のやわらかさでなかなかの出来であった。それはそうと、食べている最中に「席を移れ」と言ってきた。“ここは団体客を裁くことの方を優先するのか・・・”と思った。

天金(北海道旭川市)

2005年03月05日 | 北海道
 正油ラーメン(630円) ★★ 2005-062

 あさひかわラーメン村にて。まずは天金を狙う。が、団体客に全席を占領されていたので、彼らが抜けるのを待って店に入る。テーブル席のみで20席以上あった。やはりここでも正油ラーメンを注文する。後の客の注文を待って作られてしまったので、ちょっと待たされてしまった。やはり、スープ表面に脂の層が作られている。スープは豚骨・鶏ガラベースの醤油味。青葉よりも醤油は強く感じた。麺は中太の縮れたもので、モチモチとした食感が楽しい。メンマは細めのもので、シャクシャクとした歯応えがあった。4センチ角のチャーシューは、タレがやや効いている。美味かったので、当然完食。が、喉にやや焦げた感じが残った。

青葉(北海道旭川市)

2005年03月05日 | 北海道
 正油らぅめん(700円) ★★★★ 2005-061

 店内に入ると、壁には有名人のサイン色紙や取材された時の写真やらが、所狭しと貼られている。“うわっ、中曽根がラーメンを啜ってるじゃないですかっ!” 時の総理までが食べる青葉のラーメン。創業昭和22年、旭川を代表するラーメンで、かつては「ラーメン博物館」にも出店していた。以前に「ラーメン博物館」の店舗を任されていた3代目のご主人が厨房で作ってくれる。
早速、正油らぅめんを注文。良い匂いがして、お待ちかねの1杯が出てきた。スープ表面には大量の鶏脂が層を作っている。これが極寒の氷点下40℃でもスープが冷めないという秘密。鶏脂の層の下には、豚骨・鶏ガラの他に利尻昆布・鰹節・煮干・各種野菜から煮出した熱々のスープが控えている。味の柔らかい醤油タレと合わさって、じんわりとしていて、深みのある味に仕上がっている。魚介系をよく感じるが、決して嫌味ではない。うむ、懐かしい味だ。中細麺は低加水で縮れが入っていて、スープと馴染んで美味い。メンマは淡白な仕上がり。バラ肉の大判のチャーシューは柔らかくて美味かった。食べきると、器の底に「感謝」の二文字。いやいや、こちらこそ感謝である。

もぐら(札幌市中区)

2005年03月04日 | 北海道
 ラーメン みそ(700円) ★★ 2005-060

 真夜中にすすきのに放り出され、疲れ果てて何も考えずにラーメン横丁の入口にある店に入る。半袖のランニングシャツ1枚の親父さんが黙々と中華鍋を振っていた。店内には色褪せたサイン色紙がズラリと並ぶ。注文も何も考えずに味噌ラーメンを。中華鍋でスープを作り、ワラジのようなチャーシューを乗せて出来上がり。見た目通り味噌と脂で重たそうなスープだが、味噌っ辛さはそれほどでもない。麺も定番の太めの縮れたものだが、あまり肌は黄色くはなかった。玉ネギ・モヤシ・メカブ・メンマがスープと共に炒められていて、食べているうちにもう麺とゴチャゴチャ。チャーシューは食べるのに苦労するほどでかい! まぁ、この状況ではどんなラーメンを食っても、美味くも不味くもなかったと思う。

てつや(札幌市中央区)

2004年03月08日 | 北海道
 みそらーめん(700円) ★★★★ 2004-044

 すすきのからしばらく歩いて、住民に場所を聞きながら辿り着いたお店。中途半端な3時という時間なのに、店の表に7人並んでいた。回転が異様に悪く、45分かかってようやく席に着けた。20年前を思わせるレトロな店の造りで、カウンターのみ、10人しか座れない小さな店である。BGMに懐メロが流れていて、席に着くまでの間、一人イントロ・ドンをやっていた。みそらーめんを注文。狭い厨房で2人のスタッフが作業する。うち1人が麺もスープも担当しているものだから、確かに回転が悪くなってしまう。中華鍋を使ってスープを作ってゆくが、結構手間がかかっている。さて、そのスープを啜ると、喉を直撃する味噌の味。しかし、味噌一本に頼り切った味ではなく、じっくり煮出したという豚骨の味も感じられる。そこに背脂が浮き、全体的にまろやかな作りになっている。美味い! 麺はやはり太い縮れ麺で、スープを纏わりつかせて口の中に入ってくる。やや固めだが、しっかりとしたコシがある。肩ロースを使ったというチャーシューは、縁にびっしり焼き目が入り、それでいて中は軟らかい。豚の旨味とタレがベストマッチしている。本当によくできたラーメンで、冬の札幌で最も理想的な一杯と言えよう。

初代(北海道小樽市)

2004年03月08日 | 北海道
 しろたまりしょうゆ(800円) ★★ 2004-043

 カウンター上に「しろたまりしょうゆ 1日限定30杯」の案内が置かれていた。何々、能書きによると「白ワインをベースに、天日干し塩、白たまり醤油、貝類などを煮込み、鮭の魚醤を隠し味に、鶏脂で仕上げた」とのこと。むむむ、味噌もいいが、これは食ってみねば。醤油らーめんを完食して、すぐにこれを注文。白、というより黄色がかったスープには、明らかに表面に鶏脂の厚い層が張られている。鶏脂と下のスープの温度が極端に違うので、安易に口に入れると危険である。白ワインというのがよくわからないが、スープ自体はしっかりとした醤油味が感じられる。さすがに醤油らーめん程ではないが。麺は先程のものとは違い、白っぽいストレートなもので、スルスルと口に入る。小麦粉そのものの風味がある。びっくりなのはチャーシュー。一瞬鮭の切り身かと思える肉の塊は、食べるとビーフシチューのような味だったので、もしかして牛? 脂がびっしり着いていて、これを全部食べきるのはきつい。ただでさえ鶏脂がたっぷりなのに、チャーシューにここまで脂があると、かなりしつこい。2杯連続は無茶だったかも・・・

初代(北海道小樽市)

2004年03月08日 | 北海道
 醤油らーめん(650円) ★★★ 2004-042

 小樽まで来たのだから、小樽運河食堂のラーメン工房もいいが、初代を是非攻めなければなるまい。ということで、11時の開店直後に入る。外装は石造りの倉庫を思わせる。店内では5・6人の店員が愛想良く迎えてくれる。対応もすごく丁寧で、よく接客教育が行き届いている。まずは醤油を注文。厨房の奥で気難しそうな店主がデポを振るう。数人でよってたかって具を盛り付ける。脂の層の下の熱々スープは鶏ガラのダシがしっかり効いて、決して辛くはない醤油が味をよくまとめている。結構濃い目の味付である。縮れの入った極太の玉子麺はプリプリで、もっちりと食べ応えがある。大判のチャーシューは肩ロースで、軟らかい上にしっかりと味が乗っている。じっくりと煮込んだ賜物であろう。寒い日には最高の一杯である。

河むら(北海道釧路市)

2004年03月06日 | 北海道
 味噌ラーメン(650円)  2004-041

 去年8月以来の訪問。この店の主人、以前は銀水で修行してたとのことだが、今日は店にいなかった。今晩は連続で醤油・塩を食べたので、ここでは味噌を食うことにした。前回醤油がヒットだったので、結構な期待を持っていたのだが・・・ スープを啜ると、・・・ 薄い・・・ 味噌のコクにスープも弱ければ、一緒に炒められた(はずの)野菜の旨味も出ていない。麺は醤油ラーメンと同じものを使っていて、細い縮れ麺。が、これでは味噌のスープとは全然合っていない。具にはチャーシュー・メンマ・ネギにモヤシ。半分近く食べたところで、目を疑いたくなる光景が繰り広げられた。店員の一人は自分のすぐ隣でタバコを吸い出し、もう一人の店員は厨房でフーゾクの本を読み出した。余りにも客を馬鹿にした姿勢である。

塩屋ゆうじろう(北海道釧路市)

2004年03月06日 | 北海道
 塩麺(600円) ★★ 2004-040

 銀水のおばちゃんに店の場所を聞いたところ、正面のビルの中にあった(笑) カウンターのみのこじんまりとしたお店で、厨房からの熱がモロに客席に流れ込んでくる。あ、あぢぃ・・・ 店の入口にお地蔵さんのイラストが描かれていたが、厨房の人も地蔵のように頭が奇麗に丸い。塩麺を注文。器に色んな素材?を放り込んで、スープが張られる。ラーメンを手渡しされたが、器がメチャクチャ熱い! スープを一口啜ると、一瞬某インスタント塩ラーメンの味がしたが、表面の脂や胡椒やらと混ぜて味わうと、また違った風味が楽しめる。「ボリビア産岩塩使用」と高らかに謳われている。あっそ。あと、キトサンという物質も入っているらしい。あっそ。白っぽい麺は、釧路では珍しく少し太めの縮れ麺。メンマは異常に軟らかい。チャーシューは沖縄産黒豚の肩ロースらしい。あまりクセがない。鮭の切り身がどかんと乗った時鮭麺というのもここの名物。それにしても、この店はやかましい。何故か天井のスピーカーから、隣の居酒屋の音声がこっちにも流れている。コンパ中の女性の黄色い声が響き渡っていた。なんで?

銀水(北海道釧路市)

2004年03月06日 | 北海道
 醤油ラーメン(600円) ★★ 2004-039

 釧路の繁華街にあるお店。夜8時前に行ったが、かなりの人が入れそうな店内に客の姿はなかった。釧路の人間は夜が早いのか? 昭和10年創業という正統?な釧路ラーメンのお店ということで、ノーマルな醤油ラーメンを注文。見事なまでに醤油色に染まったスープ。啜るとさっぱりとした醤油タレの風味が拡がるが、さほどスープの味は伝わってこない。一応、カツオと鶏ガラからとっているらしいが。自家製という麺は、釧路らしく極細の縮れ麺で、ずるずると口の中に入ってゆく。これまで食った麺の中で、最も細い部類に入る。具はチャーシュー・メンマ・ネギというシンプルなもの。チャーシューを箸で持った時に「これはダメだ」と思った通り、固くてパサパサだった。ごくごくシンプルな一杯であった。

麺屋どんぐり(北海道河東郡上士幌町)

2004年03月06日 | 北海道
 こだわりの塩ら~麺(700円) ★★ 2004-038

 北海道の真ん中、上士幌町の糠平湖のそばにあるお店。立ち寄った温泉のすぐ近くにあって、なかなか趣のありそうな店だったので入ってしまった。店内は山小屋風の造り。水はセルフ、注文も自分で伝票を書け、という一見横柄な感じだが、店の人は至って気さく。メニューを見ると、品名の前に「こだわりの」だとか、「うなずける」「チャ~シュ~が咲く」「春・夏・秋・冬店主のきまぐれ」と言った、妙な枕詞がついている。一番ノーマルそうなこだわりの塩ら~麺を注文。大量に入れられた小エビと海草の細切りが目を引く。無化調というスープは、ややあっさりし過ぎの感があるが、危惧されたエビ臭さはほとんどなかった。十勝産の小麦粉ホクシンを100%使っている麺は、これまで食べた麺の中で最も太いものだった。歯応えが良いのは勿論だが、味・舌触りとも抜群。具には海苔・海草・チャーシュー・小エビ・ネギ・白ゴマ。期待のチャーシューもややあっさりし過ぎかな・・・ それでも、また機会があれば違う一杯を頼みたくなること必定である。