模様眺め

3DCGと模様と宇宙

もしも世界が…

2010-08-22 02:30:39 | 宇宙論

 どのような宇宙観であれ、基本となる粒子には3次元の球体がモデルとして想定される。もしも無数にある各粒子で、それぞれ各軸に多少の傾きがあったとしても、なんら困ることはない。全体として3次元的に構成されればいいのだから。

 「次元の軸は他のどの軸とも垂直をなす」は重要な法則だが、なぜ垂直なのかには答えることができない。法則は法則として、完全無欠でなくても宇宙は成り立つ。たとえ軸にズレが確認されたとしても、問題点はそれまでと変わることはない。何故ほぼ垂直なのか、という同様の疑問に突き当たるからだ。
 これを解決するために、3次元の各軸の交わりが固定されない宇宙観を構築する必要はありやなしや?

○5次元は、4次元と、それと垂直をなす1次元からなる。
○4次元は、3次元と、それと垂直をなす1次元からなる。
○3次元は、2次元と、それと垂直をなす1次元からなる。
○2次元は、1次元と、それと垂直をなす1次元からなる。
○1次元は、1次元未満の次元と、それと垂直をなす1次元からなる。
○1次元未満の次元とは虚数次元である。
 つまりn次元はn個の軸からなる次元と虚数次元からなる。1次元以上の次元において、虚数次元は、他のどの次元軸とも垂直をなす。
 上位次元が下位次元を含むのは、「軸の垂直性」と双璧をなす重要な法則だ。

 はたしてそうか?
 冒頭で言った粒子が3次元的であるとしても、すぐ上の次元が4次元で、下の次元が2次元であると限ってもいいものだろうか。
 4次元で増えた軸が、3次元でいうところの軸と同じものなのか。虚数次元と3次元の間に存在する次元が、平面的だとしても、文字通りの2次元なのか。

 自然数は人がものを数えるようになって実数世界から抽出されたにすぎず、次元の性質が自然数の性質で増減すると断ずるのは、まだ早計に過ぎる気がする。
 自然が起こした偶然にしろ、数学が起こした必然にしろ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。