ちょっとした絵(?)日記

思うところをつらつら書き並べているだけです。深い意味のない場合が多いですかね?

NYフィルの公演中に携帯の着信音、指揮者が演奏中断 なんだか感心した。

2012-01-13 17:47:02 | 世相

ニューヨーク(CNN) 米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートの最中に観客の携帯電話が鳴り響き、指揮者が演奏をストップするハプニングがあった。

観客席で携帯電話が鳴ったのは、10日夜に同オーケストラがマンハッタンで行った公演でマーラーの交響曲第9番を演奏している最中だった。会場にいた観客 がツイッターやブログで伝えた話を総合すると、交響曲は最後のクライマックスを過ぎて「音楽と静寂が入り混じる」極めて繊細な場面。タイミングは最悪だっ たという。

鳴っていたのはステージ左型の最前列に座っていた高齢の男性の携帯電話だったが、この男性は身じろぎもせず、マリンバの音の着信音は3~4分あまりも鳴り続けたという。

音に気付いた指揮者のアラン・ギルバート氏は手を止めて演奏を中断。会場には着信音だけが響き渡った。ギルバート氏は持ち主に向かって「終わりました か?」と尋ねたが、返事がなかったため「結構です、待ちましょう」と言い、指揮棒を譜面台の上に置いた。着信音はさらに何度か続いた後、ようやく鳴りやん だという。

苛立った観客からは「1000ドルの罰金だ」「そいつを追い出せ」と叫ぶ声も上がったが、大半の観客の「シーッ」といさめる声に制された。

ギルバート氏は「通常であれば、このような妨害があっても止めない方がいいのですが、今回はひどすぎました」と断った後に、オーケストラの方を向き、「118番」と指示して演奏を再開。観客からは拍手が上がった。

同氏はニューヨーク・タイムズ紙に「非常にショッキングな出来事だった。あの作品の中でも崇高な感情が高ぶる部分で、乱暴にたたき起こされたようなものだ。壇上の全員ががく然とした」とコメントしている。
引用 CNN 2012/1/13

パブリック(public)とプライベート(Private)。同じ”P”で始まる単語なのに全く正反対の意味を持つ単語です。

フッとこの話を読んで、指揮者アラン・ギルバート氏は携帯電話を鳴らしてしまった観客を見て何を思ったのだろうかと考えてしました。
慣れない携帯電話の着信を止めるために四苦八苦している観客に怒りをぶつけることもできず、静観するしかなかったのかもしれないなぁと感じました。

もしも、このアラン氏が指揮者としての立場を忘れ、個人的な感情に押し流されてしまったら、このコンサートはどのようになっただろうか・・・と思わずを得ません。

昨今、個人的な感情で理不尽を押し付ける人が多いのですが、自らの個人的な感情をコントロールできないのは、子供と同じ・・・ではないでしょうか?と思う次第です。

あぁ。なんか経験のあるような言い方ですね。(苦笑)
そういう時って、理不尽を言っている相手は”言葉”が通じていないんじゃないか?と感じてしまいます。(笑)
いや、変な意味じゃなくね。自分は日本語を喋っているつもりなんですが、相手は理解しようとしない(理解できない?)。丸っきりの子供の駄々と同じなんですよね・・・。

 



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