小中学校の道徳教育の充実策を検討している文部科学省の有識者会議は、今は正式な教科とされていない道徳の時間を、「特別の教科」と位置づけ、国の検定を受けた教科書を導入するほか、記述式によって評価することを検討すべきとした見直し案を示しました。
小中学校では、週1回程度、道徳の授業を行うことになっていますが、今は正式な教科とされていないため、学校や教員によって指導内容や方法に差があると指摘され、政府の教育再生実行会議は、ことし2月、道徳を教科にして充実させるよう安倍総理大臣に提言しました。
これを受けて、文部科学省の有識者会議は、11日開いた会合で、見直し案を示しました。
見直し案では、いじめ防止の観点からも、子どもの規範意識や思いやりの心を育むことが求められており、早急に道徳教育の改善や充実を図ることが必要だとしています。
そのうえで、どの学校でも一定水準の授業が行われるよう、道徳の時間を「特別の教科」と位置づけ、国の検定を受けた教科書を導入すべきとしています。
そして、教科書導入までの間は、文部科学省が作成し配布している「心のノート」などを教材として活用するとしています。
また、個人の内面を育むという道徳教育の性格から、一般の教科のように、数値による評価はしないものの、指導のあり方を改善するため、児童・生徒の学習の様子を記述式によって評価することを、検討すべきとしています。
有識者会議は、この見直し案をもとに、年内に報告書をまとめることにしており、文部科学省は、中教審=中央教育審議会での議論を経て、早ければ再来年度にも、道徳を「特別の教科」とすることを目指す方針です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131111/k10015958911000.html
引用 NHK 2013/11/11
・・・最近、事あるごとに貼っております。大正時代の”修身”の教科書です。一度、所有するものの写真をいくつか上げなおして、みていただけるようにしようかと考えております。
”修身”の教科書に辿りついたのは、”経営者哲学”をいうものを見ていると、私個人の”現状”の結論として「優れた経営者の持つ経営哲学は、正しい倫理観から生まれる。」ということ。そして、もう一つは、「二代目が会社を潰す。」(二代目はどら息子)というのは、落語のオチ話で現実は異なることが多い。(笑)
この”修身”の教科書の内容を否定的に捉える人も多いのですが、あくまでも、この教科書の制作された時代を曲解しているということは指摘せねばなりません。家長は、自分たちが先祖から受け継いだ”血”を後世にも残すために、家族の中心となる責任や義務を負っている。決して、よく言われるような家族の中で暴君として君臨していいというわけではありません。
・・・尋常小学校の一年生あたりは非常に読みやすく、曲解する隙もございませんので、年内に写真を掲載いたします。(多分・・・きっと・・・できるかと・・・苦笑)