ちょっとした絵(?)日記

思うところをつらつら書き並べているだけです。深い意味のない場合が多いですかね?

<GDPマイナス>個人消費の不振、顕著 ・・・M日新聞の分析って、面白いとは思う

2016-02-15 22:49:18 | 世相

 2015年10~12月期の国内総生産(GDP)は個人消費の不振が響くなど、2四半期ぶりのマイナス成長になり、景気のけん引役不在が改めて浮き彫りになった。足元では世界的な金融市場の混乱の渦中にあり、日本経済は大きな試練に立たされている。

 個人消費の落ち込みは、暖冬による冬物衣料などの不振もあるが、賃金の伸び悩みの影響が大きい。物価変動の影響を除いた実質賃金は15年通年で前年比0.9%減。10~12月期も横ばいだった。円安などを背景に企業業績は好調だが、賃金の上昇を通じて消費を拡大するという、安倍晋三政権が目指す「経済の好循環」の実現は遠いのが実情だ。

 設備投資は2期連続で増加したものの、中国の減速など世界経済の変調は、日本企業の業績にも影を落とし始めている。SMBC日興証券のまとめでは、東証1部上場企業の15年4~12月期の最終利益は前年同期比5.8%増だが、10~12月期に限ると9.8%減と急激に収益が悪化。企業の投資意欲が下押しされる恐れがある。

 また、年初からの世界的な金融市場の動揺はいまだ収まっていない。日銀はマイナス金利の導入を決定し、動揺を鎮めようとしたものの、株価の下落や円高の進行に歯止めをかけることはできなかった。15日の東京株式市場は、前週末の欧米市場の株価上昇を好感して大幅に反発したものの、春節の休場明けの同日の中国・上海市場は大幅に下落して取引が始まるなど、不安定な市場の動きは解消されていない。

 世界経済の減速懸念や金融市場の動揺に対して、政府や日銀の打つ手は限られており、市場では、先行きの景気も「当面は緩やかな回復にとどまる」(斎藤太郎・ニッセイ基礎研究所経済調査室長)との見方が大勢だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160215-00000028-mai-bus_all

引用 毎日新聞 2016/2/15

そのなんというか、米国の世界経済の牽引力が落ちているので以前ならば封じ込めることの出来たものが封じ込めることができなくなった・・・そんな感じかと考えます。その原因が米国の力そのものが落ちているのか、中国などの新興国経済が相対的に肥大化しているのかという部分は判断がどる分かれる所ではないかとは考えますが・・・。

ドルがドルである理由・・・ドルが基軸通貨としての地位を確立している理由というのは米国の国力(経済力)という裏づけがあります。これは世界的な経済の混乱が起こると円高になるのも同じ理由ですが、ドルや円の通貨としての経済的な裏づけというものが存在するからと言えます。

では、元はどうなのか?中国の金の保有量は世界一だったと記憶しておりますが、その保有が国家そのもののなのか、国全体なのか・・・そこが見えないことが一番怖い部分ではないかと考えるのです。
つまり・・・。紙幣(証券でもいいのですが・・・)という紙切れに金融価値が付与されているわけですが、その価値そのもののが”偽モノ”ではないかということ・・・裏付ける資産そのものが怪しいということです。

中国そのものがその出来レースを演じているjことを自覚していればいいのですが、中国がそれだけの力を持っているとは思えません。リーマン・ショックと同じことを国家レベルでやっている・・・そんな気がしてなりません。

・・・日本のGDPの記事でしたね(苦笑)
ネガティブな数字が出た時にネガティブである理由というものを列挙するわけですが、経済環境のグローバル化によって日本の従来までの経済動向というものが大きく変化しています。”春節”というのは一つのキーワードになっていて、年によって変わることでその前後・・・日本の暦との差で大きく動向が変わります。これは前年同期と比べた時にそのまま差として表示されます。期間としてはマイナスでも通年としてはプラスになることがあるのはその様な理由です。それに加えて、気候の問題や新製品の発売状況など複数の要因が絡み合うわけです。

わかり易く伝えようとすることだけに注目し、事を単純化し過ぎてしまう。これ、マスコミの経済記事の問題点ではないかと感じます。



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