三年に一度の奇祭

旧東海道。馬も越すに越されぬ大井川の近くに
島田髷（まげ）で有名な宿場町【島田市】があります。
そこでは３年に一度、大変変わったお祭りが
繰り広げられます。市民が一丸となって、
その日のために準備と練習を重ねて迎える『帯祭り』。
江戸時代から続いているお祭りで、当時は島田の宿町
に嫁いで来た方の自慢の丸帯をお披露目するものでした。
大名行列【殿様からぞうりもちまで】、鹿島踊り、
地踊り、街別に出る屋台では５・６歳の小さな子供
早衣換えを組み込んだ本確的日本舞踊を見ることができます。
お殿様が【子供デシタ】乗る馬も４頭用意されていました。
朝６時の礼砲とともにお祭りは始まります。
私も何十年ぶりに楽しませてもらいました。
見学者に外国の方がよく目に付きました。
伝統行事を続けることは大変なことだと思いますが
何時までも守り通していただきたいと切に願います。