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逃げる。

2012年06月02日 | 日記
下の子の野球のチームメートが脱走した。



朝からの練習に顔を出さずに昼過ぎ、

お母さんの車で来た。

お母さんは子供を降ろし帰宅。

グランドが見えるか見えない場所から覗いたその子。

コーチはその子が「来た」事を確認。

だけど、待てど暮らせどグランドに姿を現さない。

不思議に思い駐車場に行くと、

その子のカバンが置いてあるだけで本人の姿が無い。

そこから、みんな大慌て!!

監督やコーチをはじめ、

チームメイトやそこに居た保護者みんなで捜索。



練習をしている学校の中を全部。

近隣の歩道や公園、店。

通学路や裏道。

そして家。



2時間以上が過ぎた頃、

学校から程遠くない所にある木々の隙間で発見。

「怖い人が来て....」なんて有りそうで無さそうな話しをその子はし続けたらしいのだが、

とりあえずは落ち着かせて帰宅させた。



見つかって本当に良かった。

何かの事故に巻き込まれてる方が怖い。



でも、

その子の心の中も心配。

みんな、その子の本当の気持ちは聞いていないのでわからないけど、

来るのがイヤだったのかな?って。



レギュラーになれない事がつらかったのか?

単純に練習がイヤだったのか?

監督やコーチに落ち着きが無く、集中力に欠ける事を注意される事がイヤだったのか?

理由は他にあるのか?



イヤな事から逃げ出したくなる事なんて、

そんな事は山ほどある。

『逃げてはいけない。』

これは誰でもがわかり過ぎるくらいわかっている事。

だから、その子のお母さんはお尻を叩いて連れてきたはずなんだ。

だけど、

追い詰める事になると、それは問題。

心が壊れるくらいになってるのは休ませる事も大事だと思う。

つい”休みグセが付くと困る”とかって思っちゃうんだけど。

”そんな事くらいで逃げるような子にならないように!”って思っちゃうんだけど。

その境界線がすごく難しかったりするなぁ.....って思う。



対話しかないかなぁ......

頭ごなしに怒られると、

もう、何も言えなくなったりするから。



気持ちを聞いてもらえる。

わかってもらえる。


これって、すごく傷が深い時ほど治す事にすごく必要だと思うから。



でも、難しい。

傷は軽い方が言える。

重くなるほど言えなくなる。



その傷の重みの判断を本人以外が見極めるのはすごく難しい。



家に帰って下の子と話しをした。

私:「あの子、野球がつらかったのかな....?」

子:「どうやろ?俺も他の奴らと比べられてツライ事、あったよ。」

私:「そっか。つらかったなあ」

子:「でも、自分で乗り越えるしかないから。」

私:「おお!すごいカッコイイ事言ってる~(笑)」

子:「ま~なっ!(//▽//)」 ← 照れてる(笑)


私:「その子に会っても今日の事は何も聞かないで、話しも出さないようにしてあげてね。」

子:「わかった。」

単純に練習がイヤだった......だといいなぁ。



明日、試合があるんだけど........来るかな?

心が元気になって、

また野球を「楽しい♪」って思えるようになってくれると、いいなぁ。