mamataro's eyes

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ゴーギャン展、行ってきました。

2009年09月15日 23時55分56秒 | 【歴史展・博物展・美術展】


竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「ゴーギャン展」に行ってきた。
日本初公開の最高傑作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を見るために。
ゴーギャン=タヒチの絵ぐらいしか予備知識がなかったのに、ここ最近「テレビでフランス語」でゴーギャンが知り合いの画家オディロン・ルドンに宛てた手紙の一節でその人となりを垣間見て気になっていたところへ、
日曜日の夜、ETVで「我々はどこへ行くのか 池澤夏樹とゴーギャン 文明への問いかけ」という番組でゴーギャンが元々ペルーに縁を持ち、やがて成人して株の仲買人となり成功、裕福な生活を捨て、家族とも離れて画家になり、ブルターニュへ、そしてタヒチへ旅立った生涯に興味を持った。
そこで初めて「ゴーギャン展」の閉幕(23日)が近いことを知り、その1枚を急いで見に行くことにしたのだ。
ネットで自宅にいながら手数料無料で当日券チケット発券、便利だなぁ~チケット発券ページ
決済したらチケットをプリントアウトして持って行くと、会場入口で回収され改めて入場券と引き換えてくれる。

会場はイモ洗いというほどでもなかったけど、やっぱりけっこうな人出だった。
展示されていた全53作品中、「異国のエヴァ」の前には人だかり。
「我々はどこから来たのか…」は、前列・ゆっくり歩きながら見る、後列・立ち止まってじっくり見る、の2コースで鑑賞するようになっていた。
ままたろう♀は、間近でキャンバスの生地の繋ぎ目※まで見たかったので、2回前列で歩きながらしっかり見た。
日曜日の番組を見ていたおかげで、この絵に対する理解度もアップしたと思う。
※タヒチで貧困にあえいでいたゴーギャンは、この絵を描くにあたってココナッツなどを入れる袋などに使う麻布を繋ぎ合せてキャンバスにした。
それにしても。。。この絵のタイトルの問いかけはとても哲学的で重い。
年を重ねるごとにこの絵に対する感想が変わるような気がした。

ほかの作品では、ブルターニュで描いた「黄色いキリスト(展示なし)」とか、「純潔の喪失」がいいなぁ~と思った。
でも「純潔の喪失」のモデルになった愛人のジュリエット・ユエ(20歳)を妊娠させてタヒチへ旅立ってしまった事実を知ると暗然とした気持になってしまう。家族のこともそうだけど、そのくらい破天荒じゃないと高名な芸術家にはなれないのだろうか、と。
ゴーギャン終焉の地はタヒチからさらに1500km海を隔てたマルキーズ(マルケサス)諸島のヒバ・オア島で、
亡くなったときイーゼルに掛かっていたのは、「雪のブルターニュの村」というフランスの雪景色だったという。ああ。
ゴーギャンの著書「ノアノア」とか読んでみようかな。

▼鑑賞後、併設ショップで絵ハガキを何枚か購入。これは、
「我々はどこから来たのか…」に描かれた動物などをピックアップしてて、なんかおしゃれ。



▼こちらはクリアケース。かわいいサイズ
チケットとか絵ハガキしまっておくのにいいかも。



ほかにも限定商品いろいろ売ってた。
作品とは直接関係ないタヒチグッズとかも。


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