たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(Ⅱ)奥志賀・焼額山(2006m) 9/12

2011年09月16日 | 登山
スキーシーズン前のひっそりと静まり返る奥志賀高原ホテルの広い駐車場に車を置き10時出発

   

何処かスイスに似た風景の中に歩を入れれば真紅に色づいたウルシの葉が所々にアクセントを作り
冬、ゲレンデと化す原には秋の花々が群れ一足早い高原の秋を満喫する事ができた。

白い綿帽子を被った群落はヤナギランの置き土産
本白根山でRが「綿菓子みたいだねェ」と言ったそれである。
あれからもう一年、月日の流れは本当に早い








                                         ヤマハハコの群落

ゴンドラリフトに沿った道はいつしか原と離れスキーの林間コースを行く様になるが遊びの無いダラダラ登りは思いのほか疲れる。
花や蝶そして展望がどれほど力になってくれた事か。
しかし、それらに費やす時間を取りすぎコースタイムを大幅にオーバーしてしまっている。
「エーィ、こうなったら時間は気にしない。マイペース マイペース」
 どうしても山頂を踏まなければならない山行ではない、時間が足りなくなったら途中で帰れば良いのだ。






それでもゴンドラリフト駅、最終地点に合流すれば焼額山山頂は目と鼻の先、と言いたいところなのだが・・・
ここで標識を見誤り15分ほど遠回りをする事になってしまった。



「トンネルを抜ければ…」川端康成の小説の一節では無いが木道を渡り鬱蒼とした森を抜けると



突然、前方が開け そこに鏡の様な稚児池が静かにさざ波をたてていたのだ。
余りの変化に私は思わず「ウワー」と大声を上げてしまった。
山頂標識は無いが此処が2006M焼額山頂。
広大な山上湿原を吹き渡る風、爽やかな空間だった。











                                         シャツのピンクを花と間違えて・・残念でした




3時半下山、天気は下り坂で振り向けば山頂辺りはガスが掛かり心なしか空気も冷たくなってきた。

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                                          平床噴泉                                        





                                          渋峠国道最高地点に差し掛かると幽玄な世界が広がった


                                          白根山の黄葉は今年の天候不順のせいか今一だ


                                         帰り見つけた天狗の湯(昨年オープン、源泉かけ流し400円)


                                         今日は中秋の名月
                                         風呂の中から仰ぎ見る満月はこれまた格別

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焼額山の花と蝶(1)9/12

2011年09月15日 | 登山
この時期、花は期待できるのかしらと思いながらも焼岳登山の足慣らしと選んだ山が奥志賀の焼額山でした。
ところがところが、とても此処に載せきれない程の花の数
その上、珍しい蝶の出現にもはや先に進む事も出来ずただただ興奮に震える手で撮影に集中するのでした。

     




                                       出だしから草原はウメバチソウとリンドウが群落でお出迎えです
                                       そうした中に色とりどりの花々も顔を覗かせます


                                       たった一輪、オダマキを見つけました







頭上を何やら黒い物が・・・
するとその物体は徐々に近づき何を勘違いしたか雄さんのズボンで一休み
カメラを向けた途端、オット再びひらひらと手の届かない場所に舞っていってしまいました
気になった物は頭から離れないものです。
先に進むと・・・

                                      その蝶は繁みから姿を現すと何と道に平伏したではありませんか
                                      抜き足差し足で近づき終に15センチ手前でシャッターを切る事に成功
                                      まるでメキシコの女性がスカートを拡げて居るようなその姿にも見えるこの蝶
                                      家に帰りネットで調べたところキべりタテハと判明しました

すると今度は今回で2度目の対面アサギマダラの登場です。
1昨年前のちょうど今頃、鼻曲山を登った時にレンゲショウマの群落の上を舞う姿を見たのが最初でした。

  




                                       これ何に見えますか?

フィナーレはクジャクチョウの乱舞です。
この蝶、マツムシソウがお好みの様で近づいても逃げる様子は有りません。






                                       クジャクチョウの羽裏                                       

 

                                    

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榛名、沼の原の今

2011年09月11日 | 日記
長い悪天から解放されて再びやってきた夏日に辟易し沼の原に涼を求めます
土曜日にも関わらず夏、観光客を虜にした「ゆうすげ」の小道は紅葉シーズンを前にヒッソリ静まり返っていました




                                      最後の力を振り絞って奥ゆかしく花開くゆうすげの花





                                      その近くでは今を盛りに咲くマツムシソウにヒョウモンチョウと花アブが挨拶に訪れていました






                                       この時期に咲く数少ない花々はまるで銀幕のスター
                                       ハイカーは皆、息を殺してシャッターを切っています


                   後半は一周コースを外れ分岐を左にスルス岩へ向かいます
                   鬱蒼とした樹林下はチョットした山歩き、サンダル履きで来た事を後悔しつつも相馬山とスルス岩の鞍部は僅かでした



                                      スルス峠は榛名湖が望める相馬山までの唯一の展望台です
                                      沼の原同様、数隻のボートが浮かぶだけの静まり返った湖を眺めていると
                                      ふと高峰三枝子の「山の寂しい湖に一人来たのも・・」のフレーズがよぎるのでした


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      
夕暮れ時、美しい夕焼けが榛名山を飾ります



これはこれは何と前衛的な






                                         まるでキャンバスに絵の具を叩きつけた様に見えませんか?                   



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ようやく青空

2011年09月06日 | 日記
何日振りでしょう、ようやく青空がひろがりました





                                                       秋明菊


                                                       秋桜


                                                       秋海棠                                                  



でも・・・明けてみれば・・・夏は?・・・


今朝、兄が朝どりで持って来てくれたナスも秋と言う代名詞をたずさえているのでした




そして

我家の庭にお隣の家の栗が・・・

シメシメ、今宵は栗ご飯といきましょう






何気ない全く何気ない初秋の一日でした



私のブログを見た主人がこんな詩(漢文)を作りました

荒天居して去らず

万物大地に伏し

ひたすら去るを待つ

曇天朝暘(ちょうよう)に去りて

秋気早々に来たり


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天変地異

2011年09月04日 | 日記
一体、今回の台風は何なのだろう?
身構えていても肩透かしを食う今までの台風と違い上陸前から記録的な大雨を降らせ土砂崩れ、浸水といった被害を与えつつ未だ止む気配がない。
深夜、轟く雷鳴も不気味である。


                                      何時になっても居座る密度の濃い雲、心までも腐りそう


                                      雨や風に叩かれ里芋の葉は見る影もない 

 
                                      雨大好きな蛙もただジッと穴に潜り元気なさそうだ

  

 
                                      明るいニュースが無いわけではない。
                                      とうとう、ガビチョウの赤ちゃんが産まれたのだ。
                                      遠巻きに母ガビが見守る中、子ガビは徐々に行動半径を拡げ今日は窓際までやってきた。
                                      美声を響かせる日も間近な事だろう、 ガンバレ                          
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