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遠海

母の眠る遠い海へ

生きていくための目的

2010-03-08 00:57:07 | 日記
弱いもので、生きていくためには、何かしらの目的が必要になる。
目的が定まっている間は、その方向に向かっていけば良いので、心が安らぐものである。
人生には途中途中に個人個人が目的地点を持っている。
だけど、最終的な目的地点を持っている人はいないと思うのだ。

父はがんという不治の病に冒されている。
このがんというのは、恐ろしい病気で、治らないうえに痛みがある。
ああぁ痛いと思う時に、なぜ我慢できるのかというと、その痛みを我慢すれば、治癒して痛くなくなるからなのに、このがんというのは、治らない。
痛みがなくなるという希望を、持たずにその痛みに最後まで耐えなければならない。
これが恐ろしいことではなく何なんだろうかと思っていた。

そもそも、死ぬとわかった時に、いったいぜんたい僕はどこに目的地点を設定すればいいのだろうか。
ましてや、がんなどという不治の病に冒されてしまった場合、死という絶対的な終点を前に、僕は僕を納得させるための次の目的地点をどこに設定できるというのだろうか。

今回の帰郷で、ふと思い出した。
父が周りの人が生きてほしいといったから、できる限りは生きることにしたという言葉を。

この死の間際、絶対的な終焉が近付く中、父は目的を見出したのだ。
僕にとっては、大きな大きな勉強をさせてもらえたのだ。
僕が今、生きている意味。
それは最期によりどころとなる何かを模索している過程なのかもしれないと思った。

遠い先に希望の目的を設定して今を生きている。
父とは、そんな話をした。
そんな話をしながら、僕は、そんな先の希望の目的の先にあるものについて考えていた。

沈んでいく

2010-03-05 02:01:09 | 日記
子供が数日前から家に帰ってきた。
ものすごくうれしかった。
だけども、仕事も佳境で、忙しく、早く帰れないもどかしさ。

なんとか、妻とも仲直りしたいし、子供とも一緒に暮らしたいのだが、なかなか糸口が見つからない。
沈んでいく螺旋。

でも、僕がしっかりしなければと思い、頑張っている。

月曜日

2010-02-15 11:30:55 | 日記

さて、心機一転したはずの月曜日だったはずが、早速寝坊してしまいました。
午前中~夕方は、障害解析の情報収集、夕方以降で収集した情報の分析及び、開発元への送付を行う予定。
まぁ、予定通りに進めばこんなふうにきちんと終わるんだけど、大体予定通りには終わらない。
午前中も10時30分に開始しようと思っていたのに、既に遅れている。


というわけで、空いた時間でドトールコーヒーでアメリカンを買い、セブンイレブンで、お気に入りのしっとりしたバターのたっぷり染み込んだパンケーキを買った。
しこたま食べて、障害の解析にとりかかったのだが、いきなりつまずいた。
想定していた結果と違う結果が出てしまった。
これで、本日の計画はガタガタ・・・


まぁ、お昼でも食べて気分転換をして、次の方針を決めるしかない状況に陥りました。


背水の陣

2010-02-14 22:51:24 | 日記
仕事が佳境だ。
僕の受け持っているシステムは、データという観点からすると、すべてのシステムの上流に位置する。
川で言うと、ダムのようなポジションにある。

外部結合テストというテストになって、外のシステムと接続テストを行っているのだが、まったくデータが流れない。
今までオンスケジュールで余裕で進んでいたのが、ここにきて大いにつまずいている。
今まで僕の怠慢な仕事態度をオンスケジュールということで多目に見ていた、PMの態度も変わりつつある。
なんとかしてくださいという、態度に変わってきている。

というわけで、さすがに先週半ば位から本腰を入れようという初日に、妻の体調が悪いから早退して、ますますぼくの立場が危うい。
いい加減、逆転のホームランでも打たなければ、ものすごく非難されることになりそうなので、月曜日からは、かなり気合を入れていこうと思っている。。。
あ~あ、こんなところで躓いている暇はないんだけどなぁ・・・

そういえば、弟が自分を持たざる者と表現していた。
何をもってそう言っているのか、少々気になる。
僕からすると、十分持つ者だと思うのだが…
斜に構えているのも良いが、せっかく持っているものが腐ってしまうぞと言いたい。

形骸化

2010-02-10 10:39:31 | 日記

PMO、プロジェクトマネージメントオフィス。
中規模以上のプロジェクトでは、プロジェクトを円滑に推進するためにサブチーム及び、他ベンダー間を調整するための管理組織が存在する。
大体、プロジェクトマネージメントの経験があり、それなりに年を取った人がこれらの役割を演じる。
我々のプロジェクトもそういった人達、40を超えた人が担当している。


本日、テストケース記述書なるものの説明を受けた。
テストケース記述書とは、こんなテストを行って、結果としては、こういう結果を想定していますと言う内容を書く。
テストとは、想定される結果をあらかじめ決めておき、システムがそのとおりに動くかどうかを検証するプロセスなのだ。


その説明を受けたときに、何に使うのか分からない項目が1つあったので、質問をしてみた。
その時の回答があまりにひどくて、がっくりきた。
その回答は、前のプロジェクトでも同じ項目を使っていたので、今回も入れましただった。


その項目を何に使うのかさえ想定していない。
ただ、昔使っていたので、今回も入っている。
40歳を超えた人達の半分くらいはこんな感じだ。
仕事の1つ1つに本当は意味がある。
仕事とは、何かを成し遂げるためにやっているのであって、その何かに対して少しでも近づいていくために1つ1つのプロセスがある。
そんな1つ1つのプロセスの意味すらも理解していないおじさん、おばさんが指揮を取っていると思ったら、ちゃんちゃらおかしく思った。


いろいろな経験が体系化されると、その体系が形骸化してしまう。
経験を伴わない実施プロセスにおいては、物事がなぜ上手く進むのかと言う思考を人から奪ってしまう。
などと、思ったのだが、そのミーティングで、PMOの40を超えたおばさんに、その場で思いっきり噛み付いててしまった。
「そんな、意味も分からない項目を埋める必要性が全く理解出来ません。その項目を何に使うのか、ちゃんとした説明をしてくれないと、やりませんよ。」
場が凍りついたけど、なんだかすっきりした。


プロジェクトの打ち上げ

2010-02-06 08:35:00 | 日記
プロジェクトの打ち上げがあった。
別にサービスインしたわけではなく、テストが内部結合テストが完了したことをみんなで、祝うと言う意味での打ち上げだった。
そして、3ヶ月間、僕が指導した入社3年目の女の子が、本日を持ってリリースされる。
僕にとっては、この女の子がリリースされるということが最も大きなイベントになる。
というのも、かなり変わった女の子で、こんなにも出来無い、成長しない、やる気の無い社員にあったことが無かったからだ。
僕の会社は、大企業と言うことも会って、社員の質は一定以上のレベルにあるのだが、この子だけは、目をみはるほどのダメっぷりだ。
教えている最中に、あくびはするし、あからさまに、もうダメとか、もう限界とか口に出していうし、教えているこっちからすると、信じられない光景をなんども目にした。
前のプロジェクトでは、先輩から泣くまで説教されたという話を聞いていたのだが、なるほどなぁ、これは、そうなっても仕方ないなぁと思わせるくらいのひどさだった。
特に最後の2週間は、ものすごく眠そうにしていて、朝の3時、4時まで起きていて、とても仕事が出来る状態ではありませんと訴えてくる。
確かに眠そうで、それなりにノルマを与えていたので、ものすごく非効率的ではあるが、それなりにやっているのかなと思っていたら、最近、ぼそっと、応募した小説が落選しましたと打ち明けてきた。
それで、ショックで仕事が出来無いと言い出す。
なんというか、朝まで起きていたのは、小説を書いていたのだそうだ・・・

とはいえ、僕のミッションとして、この子の成長を託されたわけで、個人的には、かなり頑張ったと思う。
ただ、結果は見ての通り、ミッション失敗である。
とはいえ、周りの人から見てもひどい人材だったので、半分、僕の慰労会に近い飲み会になってしまった。
「いやぁ~、尊敬しますよ。あんなヒドイのと、良く一緒にやってられましたね」
というのが、一般的に僕にかけられる言葉だ。
そんなふうに言われると、僕も、なんだか、あぁ、自分がんばったなぁという不思議な気持ちになった。

さて、元々、どんな人材でも、必ず1つはいいところがあり、使いどころさえ選べば使えると信じていた僕の信念は、今回、全くもって打ち砕かれた。
ただの石っころは、どれだけ磨いてもただの石っころだった。

漫画喫茶

2010-02-02 05:32:57 | 日記
妻がまたしても、家出するといって出て行った。
出て行ったのは何回目かわからないが、今回は困ったことに、家の鍵を家の中において会社に行っていたため家の中に入れなかった。
ちょうど、雪吹きすさぶこの冬一番の寒さの日で、家についてから鍵がないことに気がつき愕然とした。
妻にメールを打っても、電話をかけても何の反応もない。
しょうがないので、漫画喫茶に泊まることにした。

NHKとかで以前やっていた、ネットカフェ難民だ。
近くにある漫画喫茶は、半畳ほどのスペースにパソコンとテレビが一台ずつ置いてある小さなブースに案内された。
夜の11時くらいに入ったのだが、結構、人が入っているようだ。
10時間コースで1500円だった。

本当はホテルに泊まりたかったのだが、ひょっとしたら妻と連絡が取れて家の中に帰れるかもしれないという、はかない想いもあり、漫画喫茶にしたのだが、その希望も、返事のないメールを見て、無くなった。
しばらくして、ホテルにしておけばよかったなぁという想いだけが強くなる。

まず、周りのいびきが大きくて、なかなか寝付けない。
四方八方から、いびきが聞こえてくる。
これには、音楽プレイヤーを耳にしてしのぐことにした。
次に、わきががくさい人が近くにいるようで、つんとくるにおいが鼻につく。
これは、どうしようもない。
そして、極め付けが、狭い。
体がもっと小さかったら、良かったなどとくだらないことを考えながら寝ることにする。
1時間、2時間寝ては起きて、寝てはおきてを繰り返しながら、もうそろそろ6時である。

もう寝れそうも無いので、フリードリンクのホットコーヒーを飲んで、出ようと思う。
プロジェクトルームに行けば、誰かしらいるし、仕事も腐るほどあるから、プロジェクトルームに行こうと思った。

そういえば、NHKでやっていたネットカフェ難民は、何ヶ月もこんな生活を繰り返していたと言っていたが、この寝心地の悪いカフェで何ヶ月も暮らすというのは、かなりつらいと思った。
テレビを見ていたときは、そうは思わなかったが、実際に寝てみると、思った以上にひどい。
曲がりなりにも、自分の家があるということは、結構大きいんだなと思った。

今日は、とにもかくにも妻と連絡を取らなければ、家に入れないので連絡を取ろうと思う。

なすがままに進む

2010-01-31 21:46:31 | 日記

妻がまたしても、帰ってこなくなった。
僕の態度から愛情を感じないというのが理由だそうだ。


愛情を感じないわけではないのだが、まだ僕にも波がある。
そんな感じで、すれ違ってしまうと、こういう事になる。


さて、離婚すると言う話がチラホラとではじめている。
妻の主張では、僕が子供2人を引き取ることになりそうだ。
彼女からすると、僕が引きとって育てて、その大変さを思い知ればよいという思いなのだ。


もしも2人の子供を僕だけで育てるとしたら、それは大変な事だと思う。
一瞬ためらったけれども、離婚届けは、親権を僕にして書いた。
もしも、子供2人を引きとって大変な思いをしたとしても、離婚することがさけられないのだとしたら、僕にとっては後悔しない選択肢だと思った。


昨晩、離婚届を叩きつけて、本日妻は、仕事に行っている。
何度か、メールをうってみたが反応が無い。
心配ではあるが、連絡のしようが無いのだから、どうしようもない。


イトーヨーカドーに行って、簡単な食材を買って、チャーハンと、アスパラガスをゆでたものを食べた。
アスパラガスは新鮮だったためか、とても甘くて美味しかった。


思い直す

2010-01-19 23:48:55 | 日記
朝、もうダメかなと思ったのだけれども、もう一度頑張ってみようと思った。
なんだか、もう一度戻れる気がした。
感謝する気持ち、愛する気持ち、そんないろいろと語られているあり来りな言葉を実践しようと思った。

上の子供に、あんな言葉を言わせた自分を後悔。

天邪鬼

2010-01-19 07:18:26 | 日記
妻が風邪で体調が悪いというので、会社を午前中半休とった。
なかなか忙しい時期だったので、午後は会社に行くことにした。
会社へは1時くらいについたが、帰り思った以上に遅めになった。
3年目の社員に次に何をやるのか指示していたからだ。
この、3年目の社員というのが曲者で、少しハードルを上げるとあからさまに大変そうな顔をする。
目が細くなって気絶しそうな顔をするので、大丈夫ですか?と聞くと、貧血になりそうですなどと言う。
たぶん、仕事が大変で本当にくらくらしているのだと思うが、大げさなんだよと、白々しい目で見てしまう。
いっそのこと、「じゃあ会社辞めれば?」といいたいのだが、それを言ってしまったらお終いなので、根気よく教える。
あと3週間でリリース予定なので、それまでは我慢して教えて行こうと思うが、たぶん、このプロジェクトを離れたら潰れるなと思っている。

家に帰ると、妻の機嫌が悪い。
子供がパパ嫌いと言い出す。

こっちが仕事している昼間に、妻が子供に、そんなことを吹き込んでいたのかと思ったら、急に怒りが込み上げてきた。
昔からそうだったが、妻は、近しい人の事を尊重しない。
相手には態度に出せと言うのだが、自分自身は態度に出さないと言うか、むしろ逆の行動を取る。
天邪鬼のようだと思う時もあるが、今回に限っては、これは無いわと思った。

今のプロジェクトマネージャーは、50歳くらいなのだが、相手から感謝されることが仕事のモチベーションだねと、話していた言葉を思い出した。