goo blog サービス終了のお知らせ 

遠海

母の眠る遠い海へ

軽蔑 (★★★)

2010-11-27 16:49:10 | 映画
昔のブログを見ていたら、星評価をしていたので、これから見た映画も星で評価しようと思う。

フランスの映画。
生前の父と、「勝手にしやがれ」というフランス映画を見て、酷評したのを思い出したが、今回の「軽蔑」というのは、個人的にシンクロしてしまい、重かった。
Yさんと一緒に見たのだが、見ている途中、何度も見るのをやめようと思うくらいに重かった。
まぁ、途中から見たので、前半は全く分からないのだが…

女の離れていってしまった心と、それに対してなすすべもない男。
そして、これ以上にないくらいにひどい、女の仕打ち。
最後に女が別の男と乗った車が、トラックとぶつかって男女ともに即死するのだが、それが、救いに思えた。

何が重かったのか。
1つは、男の気持ちが手に取るほどに分かったこと。
もう1つは、女優が輝かんばかりに若く美しかったこと。

★★☆ 過去の無い男

2007-06-27 23:01:34 | 映画

カリウス・マキ監督作品。
浮雲で、いたく感動させられたカリウスマキ監督の作品だったが、正直言うと物足りなかった。
中年も終わりかけの男と女のラブストーリーを主軸にした作品だったのだが・・・


★★★ Wild at heart

2007-05-27 13:20:50 | 映画

まさに、デビットリンチな作品だった。
見た後に、70%くらいしか分からない。
所々に象徴として埋め込まれたパーツを思い起こして考えると、映画全体に深みが出てくるという感じだ。
最後にセイラーが走って戻り、ラブミーテンダーを歌うシーンは、ジーンと来た。

そのうちもう一度見てみようと思うのだが、いくつか象徴的なシーンがあった。
車の横を並走する魔女。
ハイウェイの途中で、交通事故にあって死んでしまう女の人。
サントスと殺しの取引をした後、代償として差し出したジョニーに電話をかけるが、その時に口紅で真っ赤になった母親の顔。
なかなか消えない室内のゲロの匂い。
良き魔女と会い、最後に消える写真の母親の顔。

悪魔と契約した母親の呪縛を、愛の力で打ち破るというのが、基本線だと思っているが。。。


★☆☆ プライマー

2006-10-25 09:50:47 | 映画
こじんまりした感じのSFでした。
ちょっとした偶然からタイムマシーンを発明し、未来へいけるようになった2人の男の話。
といっても、何十年、何千年も未来へ行く話ではなく、1、2日先へ行けるだけなので、バリバリのSFチックではなく、どちらかというと、現実感が強いSFでした。
と、前半は単純なストーリーで分かりやすかったのですが、後半はストーリーの展開に追いつけなくなってしまいました。
突然喧嘩したり、裏切ったり?
夜ご飯の時に30分ずつ観ているような感じの観方だったので、ストーリーがつかめなかったのかもしれませんが…

全体的にやわらかい黄色基調のトーンで、映像は綺麗だと思いました。

★★★ V for Vendetta

2006-10-15 14:25:41 | 映画
飽きさせないテンポの良さが良かったです。
ストーリーは、単純で馬鹿らしいくらいに子供っぽいのですが、変に辻褄を合わせようとしたり説明をしようとしないところが上手くそこら変を隠しています。
この映画の売りは、ストーリーではないので、上手くいっていると思いました。
では、何がメインだったかと考えると、Vというキャラクターだったのだと思います。
個性的な仮面、黒尽くめのマントに目立つ赤、各所に散りばめられた古書の引用、顔しか現れない最高議長、秘密警察、クラシックと花火。。
映画の中の色々な部分が、Vのキャラクターを引き立てるためにあるのだと思いました。
スターウォーズでいうと、ダースベイダーのような強力な存在感。
結論から言うと、Vがかっこ良かったので、★3つです。