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遠海

母の眠る遠い海へ

泡玉

2009-11-24 21:48:57 | 日記
寒い日が続く。
子供が妻の実家から帰ってきて、子供達と過ごす時間を大事にしようと思っている。
ソファーに座って、子供が走り回っているのを見ながらゆっくりとする夜もいいものだなと、改めて思う。

僕は、ここで錆びながら、じっと子供達や妻を眺めていこうと思った。
会社から家に帰ると、航生君が待ち構えていた。
お風呂に入れるための泡玉を買いに行くと約束していたのだ。
約束は約束だから、夜だが、近くのコンビニまでいって泡玉を買った。

転機

2009-11-24 01:42:20 | 日記
昔の写真を見ていて思った。
あんなにも大事にしていた妻や子供たちに対して、随分と長い間思いやりがなかったなぁと。

しばらくの間、いろいろと考えていたのだけれども、仕事、家庭、両方においてすべての力を出し切ってみようかと思った。
浪人の時、社会人3年目の時、節目で全力で頑張った時期があった。

少しずつだけれど、余裕が出てきたと思う。

転機は、必ず訪れる。
焦らず先走らず、ただただじっと待つ。

近況

2009-11-15 23:18:51 | 日記
ここ、1週間くらいは妻の精神状態が随分と悪かったのだが、回復の方向に向かっているようだ。
何はともあれ良かった。

今日は朝から美容院に行って、髪を切ってきた。
気分転換にはなかなか良い。
そのあと、妻と買い物に行ってカラオケをして帰ってきた。

ブログを、ここ一週間、何度か書こうと思うのだが、いざPCの前に座って書こうと思うと、何も思いつかない。
自分も精神的に余裕がないのかなと思ったりする。

仕事の方は順調だ。
同じ会社から2名僕の部下として配置された。
この2名を上手く動かすことに注力しようと思っている。

2009-11-06 10:57:00 | 日記
秋から冬に変わりつつある。
妹から父が退院したとの連絡を受けた。
今週末には弟が父のところへ行くのだろうと思う。

良いことと悪いこと。
そんなことは誰だって分かっているのだけれども、各個人で、その定義が異なる。

先週末、父の元に帰って話をした内容を、ぽつりぽつりと思い出して考え始めている。

次帰るまでには、何か心の中で問題の整理をしておきたいなぁと思った。
あと、何回帰れるかは分からないけれども、ぜひとも父に話しておきたいことなのだ。

寝覚めが良い

2009-11-05 17:34:02 | 日記
夜寝ていたら、夢を見た。
小さな部屋に妹と母親がいた。
海に行きたいと母に言ったが、母は何も言わなかった。

ただそれだけの夢だったけれど、目が覚めたときは、ものすごくすっきりとした気持ちで目が覚めた。
母の夢を見るのは、久方ぶりだ。
1年に1回見ればいいほうなのだが、毎回、なぜかすごくすっきりした気持ちになる。

懐かしいな。
何もかもを受け入れてくれた。
何もかもを許してくれた母の夢を見た。

サルーマン

2009-11-04 09:58:33 | 日記
白の賢人であったサルーマンの言葉は、時に力強く、時に甘美であり、聞く人の心を動かした。
厳しく力強く実直なだけのガンダルフの言葉よりも強く人を動かした。

サルーマンが冥王の誘惑に破れ、ガンダルフ率いる軍勢に敗れたとき、白の賢人としてサルーマンが放った最後の言葉からは、かつての力が消えていたという。

指輪物語より

僕の仕事の上で最も力を発揮しているスキルは、言葉でハリボテを作ること。
ハリボテは美しく甘美でしっかりしているように見える。

ただ、相手に、ハリボテがハリボテでしかないことが分かったときに、とたんに僕の言葉が力を失ってしまう。
所詮ハリボテなんて、そんなものだ。

2009-11-04 09:11:59 | 日記
早く寝たせいか夢をたくさん見た。
1つ目の夢は、小さな部屋にいる夢だった。
僕は小さな木の椅子に座っていて、少し前のほうに長机があってその向こう側に随分と背筋の良い人が座っていた。
表情は見えなかったけれど、雰囲気で大体何を考えているのか分かった。
暫く何かを話したのだが、何を話したのか覚えていない。
何か不思議な気持ちで目が覚めた。

2つ目の夢は、大学受験間近になっているのに何も準備していない夢だった。
何故か小学生の頃の友人がいて、勉強したのかを聞くと、今までちゃんと授業を受けてきたから大丈夫だという。
それを聞いて、いよいよ焦ったところで目が覚めた。
覚めてから、もう社会人なので、受験がないことを思い出しほっとした。

3つ目の夢では、妻に何か言ったのを覚えているが、目が覚めた後に、本当に言ったのか夢だったのか思い出せなかった。

いつもよりも大分長く寝たせいか、体がだるい。

2009-11-03 21:40:23 | 日記
鬱状態に入りそうな予感がします。
ただ、それだけ。

一人だけで、孤独に戦えるのかしら。
不安です。

パンドラの箱

2009-11-02 02:05:33 | 日記
パンドラがその箱を開くと、中から恨みやら妬みやら嘘やら欺瞞やら、そういったこの世の中のおぞましいものが、あるものはモクモクと煙のように、あるものはびゅうびゅうした課税のように出てきた。
またたくまに、パンドラの世界は、そういった、この世の中のおぞましいもので埋め尽くされてしまった。
パンドラは、わっと泣き崩れ、途方に暮れ、箱を開けたことを後悔し、誰がこんな箱を自分に持たせたのかを呪ったりした。

おぞましいものによって満たされてしまった自分の世界を見て、パンドラは泣いた。
泣いたり、運命を呪ったり、たまに憤ったりもした。
最後には、泣き疲れて途方にくれた気持ちになった。

ふと、自分の開けた箱を見ると、隅っこに何やら薄汚くこびりついている小さなかけらがある事に気がついた。
その箱の隅にある小さなかけらを、泣きはらした目で、よくよく見てみると、そのかけらの中で、何かがほんの少しだけキラリと光った気がした。
パンドラはその時、このかけらが何かを知った。
そのかけらは、「希望」


僕のパソコンの名前は、パンドラという。
その名前の由来となる話だ。