誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

「握手」。そして「笑顔」。

2015-06-13 18:55:28 | 今日の出来事

こんばんは、逢坂です。

今日もまた私の建築人生にとってのイベント。

今別町の老人ホームの新築工事に伴い、既存建物の改修工事や解体工事、そして基礎工事の事前準備を進めておりましたが先日やっと確認済証がおりました。

見ても理解できない構造計算書約500枚をはじめ、某大な書類です。

「確認済証」がおりてからという条件もあり、本日「本契約」を交わさせて頂きました。

契約用の「印紙」。60,000円の印紙なんて、有る事も初めて知りました。

郵便局の方も「6万円の印紙って、あるの?」なんて。(有ること調べて行ったので)

 

なんにせよ、更に身の引き締まる思いです。

 

ご紹介預かり、最初にご相談に伺ったのが去年の8月。ちょうど荒馬祭り?が行われていました。

初対談時、「準耐火建築物・諸設備関係も特殊となるので概算でも坪50万円を切る事はないと思いますが」とお話しした際、「そんなに高いんじゃ話にならない!」と、不信感からか怒号されたのを思い出します。(苦笑)

その後、プラン・概算見積りを作成。「何にいくら掛かるんだ」という根拠をご理解頂き、打合せを重ね、私の落ち度によるプラン訂正にも真っ直ぐ応じて頂き、さらに打合せを重ね、本日の本契約。

全面的に信頼頂いている事を実感し、そして私もお客様以上に。

お施主様の「親心」が見え隠れして、時にはあまえてしまいそうになったりしますが、「請け負う」以上「責任」を自覚し、ご期待以上の仕事が出来る様に全力で努めます。

 

契約を交わしてからのお施主様からの「握手」。そして「笑顔」。

色んな想いがこみ上げてきて、そこに倉本がいなければ泣いてました。

 

40歳にもなった男が、そうそう泣いてはダメですよね。

けど、竣工・お引き渡しして、そこでまた笑顔で握手出来た時には、たぶん泣くと思います(笑)。

 

本当に温かい右手でした。