７月３１日 紫外線に御用心！

　一昨夜から昨日にかけて激しい雷雨だったが、今朝は何とか雨も止んだ様だから今日は何人が集まって練習したのだろうか。台風５号が一寸心配でその動向にもよるがひょっとすると昨日からのこの低気圧が去れば、いよいよ梅雨明けかも知れない。私は今日は残念ながら欠席だった。孫達の夏休みと下の孫娘の誕生日祝いも兼ねて、今や皆での年中行事になってしまった１～２泊の家族旅行で、今年は伊東温泉へお供させられた。部屋から目の前の花火見物、海、ホテルのプール、露天風呂、海鮮料理の数々を十分に堪能はしたけれどとてもくたびれた。小さい子は本当に元気なものだ。私は夜の料理と朝食のバイキングで１～２Ｋは増えたような気がする。

　カラリと晴れて本当の暑さと紫外線の世界がいよいよ間もなくだ。私の様な黄班変性網膜症の眼には紫外線が大敵らしい。本来なら濃い色のゴーグルの様なメガネを着用するのがベストらしいが、なかなか日常生活ではそうもいかない。

　‥‥らしいというのは、この病気は原因も分からず従って治療法も分からない。まだ今の医学では治せないという宣告をされている。
そして現代医学の診断で、切り札或いはオールマィテーともいうべき、≪分からないのはほとんどこれでケリを付けられてしまう≫、アレルギー性とか加齢性というセリフがある。これは患者に否応なしに妙な納得と諦めを強要してしまう。私の病名にもご多分にもれず、立派な加齢という冠が付けられた。

　とにかく紫外線は何も眼だけでなく、皮膚ガンをはじめ、皮膚の老化、挙句は体中の細胞の老化と劣化や死滅につながると言はれている。事実、これは医学的にもかなり証明されているから、寒冷地や北欧などの日照不足によるクル病防止以外は、温帯地方の民族は出来る限り紫外線の照射を受けてはいけないと言われて久しい。
それなのに、もともと色の黒い人は別にして結構分別のありそうな中高年で、海などでわざわざ日光浴をしている人を未だに見掛けるのが不思議だ。ボート屋の親父さんとか海の家の人や漁師さんなら気の毒にも仕事で止むを得ないだろうが、いかにもサラリーマンをリタイァーしたというタイプがやっていると、この情報過多とさえいえる時代に、無知なのか無関心派なのか或いは大した豪傑か大物なのかと思ってしまう。それこそ前回に書いたが「わしだけは大丈夫！」というやつかも知れない。

　確かに真っ黒な顔に真っ白い歯。スラリとした長い脚、スポーツでしまったボディは誠に格好が良い。昔は憧れたものだ。わざと海で焼いた事もあった。しかし、長いスラリとした脚という条件だけはもうこれは如何ともし難く、すぐに断念せざるを得なかったものだ。

　通常の日常生活でも止むを得ない最小限度に、陽に当るのは止めておくのが一番賢明らしい。最も我々の子供の頃は、夏に海の潮風と日光に当るとその冬は風邪知らずだとか、日光浴はビタミンＤを体内で作るのに役立ち、健康、丈夫に為ると言われて、毎日の日光浴が奨励されていたのだから、これから５０年後位には又話は変っているかもしれないが‥‥。
その点、ピンポンは室内だから心配ない。大いに動いて発汗して、熱中症さえ気を付けて管理すれば、体に何とも良いものだ。

　最もこれですら、５０年後には運動したり汗をかいたり、体を動かすなんて事は、健康に良くないなんて学説が主流になって、家の中でじっとしているのが一番なんて時が来るかも知れない。
もしそうなったら何だか私など水を得た魚の如く、これなら得意ですっかり丈夫になっているかも知れない。