魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

金婚旅行-1- 五條新町

2024-03-27 | 

3/27(水)~29(金)は1カ月遅れの金婚旅行。

仕事のついでに北海道~沖縄と
随分いろんな所の観光をしたが…

今住んでいる奈良県のことをよく知らない。
そこで
日本一の走行距離を持つ
奈良県八木駅⇔和歌山県新宮駅の路線バス

 八木新宮線 (全長…169.85㎞、停留所数…168
  高速道路を使わない路線では日本一長い)
に乗って
「十津川村・新宮の速玉大社に行こう!
 これを金婚旅行としよう」と決めたのが約半年前。

帰路は、和歌山県新宮⇒三重県松阪⇒生駒
JRと近鉄電車で帰るという
節約旅行をすることにした。

問題は
生駒⇒八木⇒五條に行くか?
生駒⇒王寺⇒五條に行くか?

八木経由は、電車の便数が多いが
家を早く出ないといけない。

王寺経由は、電車の便数が少なく、乗り継ぎが難しいが
距離が短く、乗車時間も短く、料金は安い。

前の晩まで迷ったが
乗り換え時間をたっぷりとった
以下の計画を立てた。

【27(水)】
9:33 生駒⇒9:58 王寺…近鉄
10:12 王寺⇒11:01 五条…JR

王寺駅での 近鉄・JRの乗り換えは
思ったより遠く、ややこしくて
14分もの時間を取っておいて正解。

R王寺駅の和歌山線ホーム  ↑
初めて乗る和歌山線は1時間に1本だけ。

車窓から見える葛城山~金剛山など
自然がそのまま残っている美しき良き日本。

五条駅に着くと、コミュニティバスがあることがわかり
1バス停だけ乗車し
五條新町を2時間弱、散策することに。

大通り沿いには、伝統的な日本家屋が残っている。
重要文化財に指定されている栗山家住宅は
一番上の屋根がたわんで、瓦がずり落ちていて
         ↓

写真を撮る気になれず、ガイドマップのイラストをUP


  ↑
「新町通り入り口」の標識に沿って右折すると
時代劇のセットのような街並がずーっと続いている。


            ↑
この狭い道路は江戸時代、紀州街道だったそうな。

酒蔵・酒屋 ↓

写真館 ↓

薬局 ↓

屋根も手が込んでいて、芸術的な店舗付き住宅が多い。↓

「まちや館」に入ってみると

↡  私と同じくらいの年頃の女性が詳しく案内して下さった。

この家は、江戸時代に米商を営んでいた
町屋を改修した建物で、入館料は無料。

木村篤太郎氏 (吉田茂内閣の司法大臣・法務大臣) の生家で
18世紀前半の屋敷がきれいに保たれている。

かまどのある台所 ↓

小学生時代、かまどでのご飯炊きは私の仕事だった。

台所用品・火鉢・ろうそく立てなども
私が子どもの頃に、日常的に使っていたものばかり。

私のそんな時代を生きた人間になったということや。

2階の戸のない部屋は使用人が寝泊まりしていたところだと。

ニシン御殿のヤン衆が寝泊りしていた所と比べれば
ずいぶんマシだが、柵がない所から
階下の土間に転落したら、死ぬやろな~。

階下の部屋には、使用人部屋に上がる階段が。
   ↓

アイロンとミシン。
ミシンは、カーネーション(NHK朝ドラ)
で使われていた物と同じものだと。        ↓

主人公の尾野真千子さんは奈良県出身で
五條市の観光にも一役買っている。

屋敷の奥の方には、篤太郎氏の子ども時代の勉強部屋が。
          ↓

縁側には、地元の女性の手作りの品が陳列され
販売されている。

外に出ると、歯科医院の看板。

その向かいには、眼科医院 ↓

これは今も現役で活躍している旅館 ↓

「まちなみ伝承館」に入ろうと思ったのに、休館日…😩

そのまま真っ直ぐに進むと、鉄道の路線橋。

昭和12年~35年、鉄道工事が行われたが
ついに完成を見ることなく
工事終了となった幻の五新鉄道跡

映画のロケ地として使われているそうな。
ここでUターン。

真ん中に見えるのが路線橋 ↓

バスセンターの方に向かって歩く夫
        ↓

岡山県倉敷市の美観地区、山口市の柳井市
群馬県の太田市、福岡県柳川市など
伝統的町並が保存されている地区を
見学したことはあるが

未来につなげる意義を
どのように明確にしていくのか?

若い人にどうしたら見に来てもらえるのか?
観光客も少ないし
修繕・保存し続けるには大金を要するし
どうしていくのがいいのか?
難しいな~。


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