以前、ネタにした「足の話」ですが、患者側が足の異変について訴えなかったら、あえて「靴下を脱いで、足を見せてください。」と仰る医療者はいるだろうか?と、疑問に思ったことを書いたネタでした。
今回、ヒジョーにクリアカットなお話を見つけました。
「足外来」が併設されている医療施設でないと、「足まで診ていられない。」らしい・・・。 (あっ、記事の主旨ではありませんケド・・。)
今回の記事の方が、現実だし、むしろ、清々しさまで覚えました。
だって、過去記事「足の話」では、【たまには、靴下を脱いで、主治医の先生に見せるのが望ましい】みたいなことを、治療本(DMの教育用資料や書籍)に記載があるけど、そーんなこと、言われている人がいるのか、はなはだ疑わしかったんです。
「足まで診ていられない」って、正直ですよね。
私は、フツーの小さい病院の一般内科に通っているわけですが、1型の患者さんの場合、専門医のクリニックや、大学病院などの大きな病院に通われている方が多いように思います。
なので、足を見せた診療経験のある方は、若干なりともおいでだと思います。
ですが、この記事は、1型患者だけを対象にしたものではなく、ほとんどの、9割以上の2型DM患者さんは、私と同じようなフツーの「内科」で診てもらっている方が大部分だと考えるので、もっともな記事だと共感しました。
壊疽も、足切断も、自分で守ることが必要ですね。
じつは・・・。
昨日の受診の際、長い待ち時間を、ロビーで過ごしておりました。
同じ待合ロビーに、リハビリ待ちの、車いすのお婆さんがいらっしゃいました。
リハビリのスタッフさんから、「調子はどう?」と声を掛けられておられました。
お婆さんは、「切った足が痛くて…、無いのに痛むのよ。だから、トクホン貼っているんだけど・・。」って訴えていました。
「わかるよ。無い足が痛むってことあるからね。治るには時間が必要だねー。 それに、湿布剤で覆うと、また、傷がぐちゅぐちゅしちゃうからやめた方が良いね。」って。
でっ、お婆さんの膝の上のモノを見て、
「 あっー、また、甘いのを食べてぇー。〇〇さんに叱られるよー」と仰って、お婆さんは、笑いながら「内緒」って、会話されていました。
あくまでも、私の想像ですが、糖尿病のお婆さんは、脚壊疽で切断した・・・・のではないでしょうか??? (勝手な想像、他にも、突っ込みどころがありましょうが。とりあえず。)
そんなこんなな出来事もあり、「足まで診きれない。」に、思うところがあったんです。
自分の足を守りたいです。
そのためにも、知りたいし、知るべきだし、知る必要があると考えます。