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街道をこぐ⑥ ~東海道(府中~三島)~

2013-07-06 08:24:19 | 旅行記
昨年5月に名古屋から東京へ向かって旧東海道を自転車で向かう上京編をスタート。
5月に2回日帰りで実施して、宮~二川~掛川とすすみ、9月に掛川~府中(静岡)まで行きました。
秋にもっと進む予定だったけど、結局行けず年が明けて、
夏本番の直前に久しぶりに続きをこいできました。


2013年6月16日 晴れ


<府中宿>


10:00

新幹線で静岡駅へ。
そろそろ交通費がかさんできました。
もう泊まりで一気に行った方良いですね。

静岡駅で自転車を組み立てて、本陣跡へ。
本陣は新静岡駅の南側。
静岡の一番の中心地からは少し離れているのかなぁと。



さすがは静岡。繁華街の中にあります。



静岡から清水に向かって走る。
隣駅の東静岡駅周辺はかなり新興住宅地として開発されていました。
さらに進むと久能山への街道との追分へ。


旧街道にある雰囲気のある羊羹屋


有名(?)な追分羊羹。
やはり昔の旅には羊羹が定番ですね。


<江尻宿>

11:00


清水銀座。ここのあたりに本陣がありましたが、寂れた商店街悲しいです。



清水銀座と呼ばれる商店街あたりが本陣。
今は駅前がちょっとした繁華街になっており、写真のように非常に寂れています。


<興津宿>

11:35

清水から興津までは4キロほどであっという間。
静岡から清水にかけては、通行量も多かったけれど、
このあたりから車も少なくなってきて走りやすくなる。


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興津宿のメインストリート



興津宿本陣跡。普通の民家になっています。

非常に静かな街でした。
西園寺公望の別邸などがある。


<薩埵峠>

興津宿から由比宿の間にある難所。
海沿いにはバイパスがはしるのだけれども舐めてまして普通に自転車で向かいました。
興津からは山を一旦回り込むように進む。
山の中腹にある墓地で道が行き止まり。
実はここから墓地を抜けて山道を登るのが峠道でした。
はっきり言って、自転車では無理。階段の登山道を自転車を担いで登ります。
登山客に笑われながら登ります。



こんな山道をしばらく登ります。自転車は無茶ですね。


10分ほど自転車を担いで登ると峠の頂上にでます。


薩埵峠の頂上


そこからの富士は絶景!!(のはず)


冬ならば絶景だったはずです


眼下には東名高速道路、国道1号が走り、駿河湾を挟んで富士山が見えます。
よくNEXCOのポスターにもなる絶景スポットでした。
汗だくで登ってきたからこその感動があります。
丁度この日は、前日に富士山の世界遺産登録があったばかり。
頂上が少しだけ見えました。

峠を下ると、望嶽亭という茶屋にでる。
昔の人はここで一息ついたことでしょう。




ここから由比宿までは非常に趣きのある旧街道を進みます。
途中、季節の果物ビワがあちこちで無人販売されています。



こういうの良いですね。日本の古き良き田舎を感じます。



<由比宿>

12:15

由比宿の手前にある由比駅で蒲原に住む友人と待ち合わせ。
駅前の喫茶店で、由比名物の桜えび定食を食す。



普通の喫茶店なのだが地元の人もオススメらしい


これが旨い!!
天ぷらが絶品。ビールが飲めないのが残念でなりません。


13:10

友人に昼食を御馳走になった後、再び走り由比宿本陣跡へ。
江尻、興津と違ってきっちり整備されている本陣跡でした。



本陣跡は公園になっています。




ちょうど前日に世界遺産登録ということで、登りが建っています。


本陣公園の向かいには由比正雪の家である正雪紺屋があるなど散策にはもってこいの雰囲気のある宿場町でした。




由比正雪の家である正雪紺屋。趣きあります。


<蒲原宿>

13:30

由比から蒲原まではあっという間。
途中に久保田利伸の実家があるらしい。
蒲原宿は、県道から1本入ったところ。
非常に静かで趣きがある。
旧五十嵐歯科医院という洋風の建物のハイカラさが何とも宿場町とマッチしていい感じ。
(磐田の旧見付小学校など宿場町とハイカラ建築という組合せって素敵です)




旧五十嵐歯科医院。旧街道にハイカラな組み合わせ。


蒲原から次の吉原までは結構遠い。
東名高速を渡ったりしながら向かう。
途中、岩塚一里塚がある。
この一里塚は両側にまだ塚が残っている立派な塚でした。

そして富士川を渡る。
晴れていればここから立派な富士山が見えたはず。
ちなみにこの富士川を渡るまでが静岡市。おいおいでがすぎだろ静岡市!!!!



晴れていれば壮大な富士山が観れたはずの富士川



富士市に入ると旧に工業が盛んなのがわかる。富士の麓ということで、地下水が豊富に湧いていて水を大量に使える工場が並ぶのだという。
王子製紙工場を超えて富士市中心部へ。


<吉原宿>

吉原宿は富士の中心部。
吉原宿自体、津波の影響で海辺にあったものを内陸に移すなどしている。
(こうした海側から内陸に宿場町を移すという場所は、吉原だけでなく静岡県内で何カ所かあった。
東日本大震災の際、街ごと高台に移そうという話があったが、
歴史的にいつの時代もそういう判断があったのだということがわかります)

その吉原宿も非常に寂れた商店街になっています。



妙な近代化がさびしく感じる吉原中心部


宿場の外れには左富士神社がある。
江戸からずっと右手に見えてきた富士山が、この場所は左に見えるということで名所だったようです。
(といってもこの日は曇っていて見えません)



クラブツーリズム御一行様が休憩していた左富士神社


吉原宿から原宿までも結構遠い。
日本製紙工場、東海道本線を横に見ながら原宿へ。
それにしても富士市って工場が多くて工場地帯独特のニオイがします。



富士市って工場が多い。日本製紙工場と東海道本線。



<原宿>

16:00

田子の浦の北を快走して原宿へ。
本陣は一軒家に。
小さな宿場町だったんだろうなと想像できるような街の感じ。



原宿本陣。一民家でした。



<沼津宿>

16:30

静岡県東部の中心地、沼津。
寺社が多いですね。
中心地はアーケード街。綺麗だけど寂しさを感じます。地方都市の衰退を感じます。
デパートも撤退してしまったという話を聞きました。
(まぁデパートが要るかというと要らないとも思いますが、
デパートの撤退というと地方都市の衰退の象徴な気がします)
ちなみに沼津本陣は見つけられず。



沼津本陣あたり。さすが沼津。都会ですが人がいない。


沼津から三島へはすぐ。
途中に伏見一里塚があります。
宝池寺と玉井寺と街道の両脇に寺が相対しており、そのそれぞれ寺の前に塚がそれぞれしっかり残っています。



立派な玉井寺の一里塚



こちらも立派な宝池寺の一里塚




やはり旧東海道には寺社が多い。



<三島宿>

17:15

沼津が静岡東部の経済の中心であるならば三島は伊豆をはじめとした観光の玄関口である。
沼津よりコンパクトにまとまっていて観光都市として頑張ろうということが感じられました。

本陣はその中心地にあります。
最近三島で売り出し中なのが、三島コロッケ。
世古本陣横のコロッケパンは有名らしい。
その向かいのお茶屋の前が桶口本陣。



世古本陣跡。綺麗に整備されています。となりが有名なコロッケパン屋。



桶口本陣跡はお茶屋さんに。




コロッケとあわせて三島で有名なのがうなぎ。
友人と三島駅で待ち合わせをして、「櫻屋」という有名なうなぎ屋へ。



三島のうなぎは柔らかいのが特徴。



柔らかいうなぎが特徴。うな重!!



柔らかいうなぎというのも新鮮でした。
まぁ固い方が好みですけど。。。
といっても一日の疲れもあってペロッとうな重を完食。


19:30の三島発の新幹線で名古屋へ。
この日は約60キロを走行しました。
次はいよいよ箱根です。
秋に超えようと思います。そしていよいよ江戸です!!!


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