Life is a showtime

やりたい事とか日記とかをつれづれなるままに……

沖縄旅行記~グルメ編~

2013-10-21 22:28:59 | 旅行記
5泊6日の沖縄旅行。
レンタカーを借りて、本島をぐるぐると回ったのですが、
そこで感じたのがオシャレカフェが異様に多いこと。
今回はグルメを切り口に、回ったグルメスポットをまとめてみました。


● Vambo Luga(港川)




最近注目のエリア、港川の外人住宅をリノベーションしてできたCAFE。
那覇からも車で20分ほどです。
一般の住宅を改造しているため、それほど広くはない店内ですが、
一部を板敷で靴を脱いで上がれるようになっているのが、子連れには助かります。
味は、そこそこ。
女子旅的にはアリなんでしょうね。


● シーサイドドライブイン(恩納村)




国道58号線から少し外れた場所にある古きアメリカを思わせるドライブイン。
本土復帰前から営業しているという。
朝食代わりにメニューのシーサイドサンドを食しました。
なかなか美味い!
こうしたレトロアメリカを感じられるのも沖縄の魅力のひとつ。


これがシーサイドサンド450円‼ 小腹がすいた時にはこういうのがちょうどいい‼!



●ほるとの丘(屋我地島)


屋我地島にある港のみえるパンケーキ屋が有名なカフェ。
できたばかりのようで、白い建物が印象的で非常に綺麗です。
非常に場所がわかりにくいです。

カフェからは木々の間から運天港が見えます。
この運天港からは数便のフェリーが出ていて、時々それらの船がゆっくりと入港してきます。



パンケーキ押しのようです


あと、同じ敷地内にギャラリーも併設していますが、一番の驚きは一席だけの美容院があること。
お母さんが切っているようです。
港が見える丘の美容院とカフェとギャラリー。
映画に出てきそうな設定です。


●UKAUKA(瀬底島)



伊江島からの帰りにランチにたちより。
本当は、「花人逢」という今帰仁の有名ピザ喫茶に行ったのですが、
2時間待ちというありえない人気でしたので、こちらへ。

瀬底島という本部港から延びる瀬底大橋を渡っていける島にあるカフェ。
テラス席から瀬底大橋が見渡せる新しいカフェ。
テラス席がおすすめです。
全然関係ありませんが、となりがリゾート分譲地で、結構な値段がしていて、
これなら名古屋にマンション買うのとそう大差ないということに驚き。


●HEARTH cafe~SUNABE parlor~(北谷町)



北谷町の海沿いにあるカフェ。
北谷のアメリカンビレッジからすぐです。
周辺に軍施設も多いので、この日もアメリカ人カップルが来ていました。
海沿いなのだが、堤防があるためせっかくの眺望は拝めなかったのが残念。
とはいえ、海が拝めるカフェがあちこちにある沖縄では、




夕暮れ時ということで、スイーツを食しました



●山の茶屋 楽水(南城市)



海が見えるカフェのはしりだそうです。
高台に建てられて、窓面に贅沢にカウンターを設置したカフェ。
開け放たれた窓からはなかなかの絶景を見ることができます。
崖面が家内部にむき出しになっているなど特徴的なカフェでした。

ただ一つ解せないのは、料理の値段がどんどん上がっているところ。
定食だと1500円もする…。
これには閉口でした。
まぁこのシチュエーション代とも言えますが。


¥1,500の定食。健康的なお味です。



●ブランジェリーカフェヤマシタ(うるま市)



海中道路をこえて、平安座島に入ってすぐにあるパン屋さん。
カフェスペースも併設しています。
おばさんが一人でパンを焼いて、接客もしていました。
パンとしの味は、正直今一歩なところな感もありますが、
シチュエーション勝ちでしょうか。
おばさん一人で、離島でパン屋さん。映画になりそうですね。
(話してみると、とても気さくな方でした)


ほどほどに小さく、整然としすぎていないのも雑貨女子的にはOKなのでは



●島唄ライブ 樹里(那覇・国際通り)



那覇に来たら是非体験したのが、三線ライブをやってくれる居酒屋。
子連れだったので色々調べて、「樹里」という国際通りから一本入った居酒屋にしました。
ライブでは、「金子えみ」さんという方が三線を披露してくれました。
後でテーブルを回ってきたときにお話しを聞くと、
この方、もともと神奈川出身で沖縄の歌に魅せられて沖縄に移住してきたという。
今はお子さんもいるという。こういう人生もあるんですね。

ライブでは、それぞれのテーブルのお客さんをいじったり、
新旧の曲を織り交ぜて演奏してくれました。
途中、前のテーブルのおじさんが、勝手にステージの袖にいって、
沖縄のカスタネット三板(さんば)を
配ってくれたり最後には全員立ち上がって踊る姿はこれぞ沖縄ですよねという光景。
BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」が素敵でした。

■YOUTUBE BEGIN/オジー自慢のオリオンビール




沖縄のカスタネット 三板(サンバ)。こうやって持って、反対の手でこするように音を鳴らします。




まだいくつか回りましたが、主なところを記載しておきました。
本当に沖縄のカフェの新設ラッシュでした。
(京都も同じようにカフェラッシュですが)
内容としては、多くに共通するものがありますが、
休暇ならではなカフェめぐりドライブも楽しいです。
沖縄の日中は、暑すぎなので、午後はカフェでまったり過ごすなんて素敵ですよね。
行きつけのカフェを見つけて、そこで2~3時間ぼぉーとして本でも読んでいたいです。
あと、最後の三線ライブは是非沖縄に行ったら体験してみてください。
ちょっと旅先の気分が味わえます。


沖縄旅行記~観光地編~

2013-09-23 23:06:59 | 旅行記
今年の夏休みはどうしようかと色々考えていました。
子連れということで、最有力はハワイ(オアフは行ったことがあるので、ハワイ島)だったのですが、
金額を調べると何と2人で50万近くはかかるということで断念…。

ということで、
9月12日から17日まで5泊6日という長期で沖縄に行ってきました。
航空券はマイルでという節約旅行でした。
とはいえ、6日間も沖縄本島のみをまわると大体の観光地は制覇できますね。
今回はその軌跡をまとめました。
★はあくまで主観ですので…。



●港川の外人住宅


★★★





午前に那覇空港着。レンタカーを借りて北部へ向かう途中。
那覇の北にあるのがこの港川。
20~30軒ほどの外人住宅と呼ばれる平屋建ての住宅街がある。
大通りから一本入ったその集落街は那覇のベッドタウン化しつつあるこのエリアで、
ぽっかり残ったあぁアメリカ(の田舎、低所得者層が集まるエリア)っぽい
雰囲気を感じる建物が残っています。
その平屋でコンクリート打ちっぱなし(そんなに広くもないし築50年以上)を改造して、
カフェや雑貨屋、服屋なんかにリノベーションして
みんなが店を出しています。
といってもまだ10軒ほどでしょうか。

小さな集まりですが、これだけで観光客ら(雑貨女子な人が多いですが)が
来るのですから侮れません。
車を置いて、歩くスタイルもいいですね。


●沖縄美ら海水族館

★★★★★



開館以来、沖縄の不動の人気を誇る水族館。
僕自身2回目の訪問ですが、やはり大水槽「黒潮の海」は見入ってしまいます。
ジンベイザメやマンタというスター級の魚がさまざまな黒潮の魚とともに泳ぐ姿は圧巻。
それ以外にも沖縄ならではの色鮮やかな熱帯魚の展示など、
水族館は南の魚の方が面白いです。

見方もバージョンアップしていました。



大水槽を上から眺める鑑賞エリアができていました。
水槽を正面から見るとどれぐらい奥行があるのかイメージつかめませんが、
上から見ると、その平面を出すために非常に大きい水槽を用意していることがわかります。
(魚にストレスをかけないために、大きな水槽を用意する必要があるのですね)

もうひとつ、イルカショーも観てきました。



名古屋港水族館のそれなどよりもイルカの生態にも触れるあたりが好印象。
それにしても暑い。朝イチか夕方に訪れるのがイイかも。
ちなみに16時を過ぎると入場料が3割引きに。
それ以外の時間もコンビニやレンタカー屋で売っている前売り券で1割引きで入れます。

この水族館ができたことで、北部まで足を延ばす観光客が増大した効果も見逃せません。


●備瀬のフクギ並木

★★★



沖縄美ら海水族館のすぐそばにあるので散歩がてら是非寄ってみてください。
もともと防風林が目的で植えられたフクギが、集落の小道を覆うまでに成長。
緑の葉と木漏れ日、トンネルを抜けると、青い海が広がっていたりします。
全長3キロほどあります。
それほど人も多くないのがいいですね。


●今帰仁城跡

★★★★



「琉球王国のグスクと関連遺産群」を構成する世界遺産。
沖縄美ら海水族館だけ見て北部を後にする人が多いですが、
水族館から20分ほどで着きますので是非。
丘に上に立つグスク(グスクとは城のこと)の跡。
立派な石垣が復元しています。
その様子は、沖縄のマチュピチュ(ちょっと言い過ぎか)。
こちらも日中は暑いですので、夕刻に訪れるのをおすすめします。


丘に沿って張り巡らされる石垣




訪れた日には夕刻、立派な虹がかかってました。
虹をみるのはいつぶりだろう。。。



●米軍基地でのフリーマーケット(キャンプ・コートニー)

★★★★★



ガイドブックにはあまり載っていません。
週末になると各地の基地で順番で基地内でフリーマーケットが開催されます。
主に地元民との交流を目的としてるようです。
基地内に入ることができる機会ですので、旅程に週末が入る方は是非。
基地に入るには運転免許証など身分証明書の確認があります。
今回訪れたのはうるま市のキャンプ・コートニー。
広大な芝生の上に60台ほど車が並んでいて、軍関係者のファミリーが出店しています。
アメリカ人らしい非常に雑な展示ですが、外国の雰囲気は味わえます。
ガラクタなんかが多いですが、子供用のおもちゃなんかはいいかも。
日本円使えます。



●道の駅 かでな

★★★



基地ネタが続きます。
沖縄の中部にあり、3階のデッキからは隣接する米軍嘉手納飛行場が一望できます。
嘉手納基地の広大さは圧巻でした。
タイミングが合えば、飛行機の発着も観ることができます。
上記のキャンプコートニーもこちらの嘉手納基地もそうですが、
綺麗に芝生の手入れがされているのが驚きです。
これっていくらかかるんだろう…。

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●古宇利島

★★★



本島から橋で行くことができる離島。
屋我地島からの古宇利大橋は、晴れていればテンション上がること間違いなし。
(行った日は写真のような中途半場な曇り空)
古宇利大橋のたもとには小さな海水浴もあります。



サンゴが砕けたような砂で白砂ではないので、まぁこんなもんでしょうか。
海はやはり綺麗ですけど。

ウニ丼が名物らしいですが、今シーズンは不漁で出せないようでした。
代わりにブルーシールのアイスを海水浴終わりでいただきましょう。




●伊江島

★★



沖縄美ら海水族館から晴れた日に対岸にニョキッとした岩山が見える島が伊江島。
北部にある本部港から30分。
島の中央にいかにも島のシンボルである城山がそびえる。



港からこの城山に行こうと思ったのだけれど、これが遠くて勾配がきつい。
車などをチャーターするのがおすすめ。

この伊江島、沖縄線では激しい戦闘が行われたようで、島の高台には慰霊碑が建てられている。



特に観るものはないです。
土日だと店もやっていませんし、本島に多いオシャレカフェなんてものもほとんどありませんでした。


●残波岬

★★



人は端てを見たくなる動物なのでしょう。
こうした岬があると目指したくなります。
そして寂しくなります。
岬は潮風が強いので、大きな木が茂りません。
こんな光景どっかで見たなぁと思ったら、長崎五島列島に行ったとき、
映画「悪人」の舞台になった福江島の灯台がこんなカンジでしたね。
西に開けているので夕日は格別だと思います。
岬には空手家の銅像が。



これもどっかで見たと思ったら、北海道の羊ケ丘のクラーク像でしたね。

そして、岬のたもとの残波岬公園には、巨大なシーサーが。


7mのシーサー‼デカすぎ!



●美浜アメリカンヴィレッジ

★★★



こうしたショッピングモールは期待していなかったのですが、
おもったより楽しめました。
古着なんか結構ありますし、写真のような子供用の中古のミニカーが雑多に売られている様子はアメリカっぽい。
全体的にヴィレッジバンガード的な雰囲気です。





●ひめゆりの塔

★★★★



戦争ものを回るとそのあとの気分が滅入りますが、
沖縄を知る上では欠かせませんので、1度が行きましょう。
隣の博物館がかなり詳しく戦況について解説されています。
へぇと思うことも多々。勉強になります。


●平和祈念公園

★★★



沖縄戦の激戦地 摩文仁の丘に整備された公園。
広大な公園に沖縄戦の戦没者24万人の名前が刻まれてる碑が並ぶ。
丘の碑からは、穏やかな太平洋が見渡せた。
各県の慰霊碑や芝生広場などがあり、公園はあまりに広大。



こんな光景どっかで見たとおもったら、札幌のモエレ沼公園でしたね。


●ニライ橋・カナイ橋

★★





緩やかにカーブをしながら下る先には青い海!!


●斎橋御嶽

★★★★★





「琉球王国のグスクと関連遺産群」を構成する世界遺産。
御嶽とは聖地のことで、その中でもこの斎橋御嶽は琉球の重要な聖地のひとつである。
心なしか涼しい気もする。
パワースポットとはこういうことなのかも。

山道を10分ほど歩くと、岩が2つ重なった場所にでる。
三角形のこの穴の先には、琉球が神の島としている久高島が見ることができる。
岩の穴のそばには、人間の乳のように2つ垂れ下がっている鍾乳石がある。
これって女体なのではと思わずにはいられません。
穴を通って出た先には神様がいるなんて…。





●海中道路

★★



うるま市にある平安座島を結ぶ4.7kmの海の上に土手を築いて作った道路。
なかなか爽快。



●国際通り

★★★★



沖縄に来た人が一度が立ち寄る那覇の繁華街。
夜が遅く、楽しいですね。
土産物は空港で買うより、このあたりでまとめて買った方が安いです。
この同じような土産物屋が並ぶあたりアジアな雰囲気がありますね。


●第一牧志公設市場

★★★★



用がなくても面白いのが市場である。
旅先の市場を見ると土地柄の差があって面白いです。





沖縄の魚は、南の国らしく、カラフルな色の魚が多い。
おいしいかは別ですが…。
名前も変わっていて、「シチューマチ」なんて変った名前のものまである。



豚の皮をはいだもの。
これは沖縄らしい‼
これが料理でそのまま出てきたら食べる気にならないと思うけど。
市場の2階には調理してくれるスペースもあるという。
一度はチャレンジしてみたいなぁ。

※海ブドウ安かったです。買っておけばよかったと空港で後悔。



●首里城

★★★



「琉球王国のグスクと関連遺産群」を構成する世界遺産。
沖縄に来たからには一応行っておきましょう。
復元されたものばかりで残念ですが、
復元前の写真も残っていて、荒れ果てた姿が芥川龍之介の羅生門を彷彿とさせます。




立派な首里御殿。沖縄サミットが復元の契機でしたね。




こちらは守礼門。ここは無料で行けます。



この首里城ですが、戦時中は司令本部が地下に設けられていました。
その後は琉球大学が作られて、それが移転して首里城公園が整備されたという。
丘の上に立つ首里城。
沖縄の歴史を見てきたのですね。


こんなカンジでかなり回りました。
ほぼ主要な観光地は制覇してしまいました。
次に行くときはダラッとした滞在をすることにしよう‼


東京に行ってきた(谷中・根津・千駄木)

2013-09-12 00:39:41 | 旅行記
オリンピックが東京に決まりましたね。
ということとは全然関係なく、先週末に妻の仕事の関係に便乗して、
東京に行ってきました。

今回は1泊2日だったのですが、念願の澤の屋旅館に泊まることができ、
これが一番の目的だったといっても過言ではありません。
ということで、その澤の屋旅館がある谷根千界隈を散策&ジョギングしてきました。


●澤の屋旅館




その昔は、労働者のための宿だったという。
風呂もトイレも共同。
しかし次第にそのような需要はへり、苦肉の策として外国人観光客の受け入れを始めたという。
英語も何とか覚えていったという。
それが今や世界各地からわざわざ観光客が泊まりに来る宿になった。
今では根津の代名詞とも言えます。
今回は2か月前からの予約で何とか泊まれました。
布団が敷かれている部屋、決して広くはない(というか狭い)。
今でもトイレと風呂は共同です。

*朝風呂で入りましたが、檜風呂と樽風呂の二つがあり、非常に快適でした。

その努力が本当にすごいなぁと感心します。
一泊6000円程度とこのクラスの宿としては決して安くも高くもない設定ですが、
快適に過ごすことができます。
根津という東京の下町にして、朝食を外国人たちとロビーで食べるという
経験はなかなかいいものです。
特に大きなホテルと違ってアットホームな雰囲気ですので、交流もしやすいです。
僕らが泊まった日も、フランス人とアメリカ人がともに子連れで泊まっていました。
うちも子連れだったので、
「あーだこーだ」という会話を楽しめました(主に妻が楽しんでいましたが…)




朝食を食べるサロンはこんな感じ



●六龍鉱泉

澤の屋旅館のお風呂が共同だったいうこともあって、夕食後散歩がてら銭湯へ行ってきました。
東京の下町の銭湯。
粋ですね。
1歳の息子にとっては初の共同浴場でした。
行ったのは上野公園のそばの六龍鉱泉という銭湯。
非常に広く、気持ちの良い銭湯でした。
ただお湯が45度と熱くとても10秒と入って入れません。
息子はその中で一度溺れてしまいましたし…。

お客さんは少なく。
1歳の息子というのは親しみやすいらしく、
「どこから来たのか?」とか「ここは熱いからこっそり薄めて入るといい」とか
おじいさんたちが話かけてくれます。
これまた下町ならでは、、粋ですね。
翌日曜日には銭湯でミュージシャンによるライブも行われるという。



●谷根千をジョギング




旅先でのジョギングというものは楽しい。
今回も東京の下町を走ってきました。
路地が楽しいのがこのエリア。
蛇の道という根津から千駄木へ続く道。もともとは川だったという。
そういえば、谷根千って真ん中が下がっていて、東西が丘になっていますね。
川で削られたのがわかります。
ですので、その南北の筋に向かって坂が多いエリアでした。
それが街の景観が面白くなっている一因でもあると思います。
タモリでなくても坂の面白さがわかります。
そんな坂の中で、日暮里から続く千駄木にあるのが富士見坂。

たまたま発見したのですが、ここは少し前にニュースになった場所。
東京にはいくつか富士見坂があったけれども数少ない本当に富士山が見えた場所。
最近、マンションが建ってしまいついに見れなくなったことが報道されていたのを覚えている。
これは残してほしかったなぁ。
いろいろ考えさせられます。





日暮里富士見坂。本当はこの先に富士山があったはず。




街頭の飾りが富士山。いいですねぇ。



谷根千を走っていてもう一つ思ったのは、寺社が多いこと。
江戸時代に集められたという。
寺社の多さが一気に開発が進まず、街に雰囲気が残っている遠因なのだと思う。




こちらは根津神社。町々に鎮守があるのがいい。



●ガバヤ珈琲





古い町並みが残るこのエリアですが、やはり世代交代が起こっている。
その中では住み手いなくなってしまった家屋もある。
このガバヤ珈琲もその一つで地域に愛された喫茶店だったという。
それをリニューアルしつつ当時の面影や内装、メニューを残したまま、
若い世代に引き継いた例として、時々テレビなどでも取り上げれている。
日曜日の朝からオシャレカップルや大学生、
一方おじさま、おばさまといろんな年齢の人たちが集まる喫茶店になっていました。


谷根千のような歴史ある下町の一番の魅力は多様な人間が住んでいること。
それは年齢もそうだし、所得もバラバラ。
それが街の面白さだし、社会の縮図だと思う。
新興住宅地が同じようなステータス、年齢を持った人が集まる。
それが街の面白さを欠く一つの原因だと思う。
こうしたさまざま人間が世の中にはいるんだよ!ってことは、
小さいうちからわかっておいたほうがよいのではと思うが、
子を持った親の気持ちです。

あと谷根千の周りは、東京大学や東京芸大といった大学も多い。
これも街に活力を与えているのでしょう。
次回はこのあたりもジョギングしつつ散策してみたい。

やはり東京は面白い。

日々の100/松浦 弥太郎

2013-09-06 20:02:09 | 本・雑誌
日々の100/松浦 弥太郎


相変わらず読み漁っている松浦弥太郎氏の著作。
本作は、著者の身の回りにある100のモノを通して、彼の生き方、考え方を知ることができる。

紹介していたモノの中で、これは!と思うものを幾つか。

■花桔梗の寒氷
→夏の手土産にはピッタリ。
名古屋の瑞穂が本店ということで、これはチェックしたいです。

■リーバイス501
→これに似合うシャツを買っているという。こういうショッピングの仕方って素敵ですね。

■J.M.ウエストンのゴルフ
→出かけ先で脱いだ靴を貧相に感じる時ほど恥ずかしいものはないという言葉が印象的

■RANBOWのサンダル
→一日中履いても歩いても疲れないクッション入りで表面はレザーのサンダル

■いせ辰のぽち袋
→外国でチップをこれに入れて渡すと喜ばれるという。これまた素敵

■ブルックスブラザーズのボタンダウン
→ロバート・F・ケネディ愛用のシャツ。これが似合う男になりたい。

■オーボンヴェータンのジャム
→年に一度ジャム作りのために仕事を休んで集まる3人が作ったジャム。このストーリーがすばらしすぎです。


挙げられるモノは簡単に買うことができないものも多く含まれている。
高級なもののあるが、そうでないものも多くある。
著作が語るモノにはストーリーがある。というよりもストーリーがあるから好きになり、愛着湧くのであろう。
類は共を呼ぶというが、丁寧に作られたモノに愛着が湧くのは、著者自身も丁寧だからなのだと思う。

大前研一だったかの言葉で、

「人を知るには、どんな人と付き合っているか、どんな時間を過ごしているかを聞けばわかる」

というものがあったが、
どういうモノに囲まれて、そしてそのモノをどういう風に扱って生活しているかも一つの指標になるんだろうなと思ってしまう。



人はストーリーに惹かれてしまう。
いかにストーリーを語れるか。

あなたがいる場所/沢木 耕太郎

2013-09-03 21:03:46 | 本・雑誌
あなたがいる場所/沢木 耕太郎


著者初の短編小説集。
どこにでもありそうなちょっとした岐路、選択の繰り返しである人生。
その選択の時に抱く不安というようなものを静かに描いている小説集でした。
熱い思いがあふれる作品が多い著者の中では、静かな熱を感じる作品です。
まるで青い炎のように。

こういうのもありかと。

誰も教えてくれない 人を動かす文章術/齋藤 孝

2013-08-31 09:23:55 | 本・雑誌
誰も教えてくれない人を動かす文章術/齋藤 孝



孔子は言った。

「述べて作らず」

この言葉通り人の考えは、九割以上は過去の継承で、ストックが重要であるということ。

本書では、そのストックをしていくたに「書く」ということの重要性とそのテクニックがまとまっています。

その書き方とは下記の通り。

①ネタ出し(メモ)

②キーワードを3つぐらいに絞る

③順番を決める

④最後の文章を決める

⑤つかみのあるタイトルを決める

⑥通過点を設定する

というもの。
これが設定できたら後は一気に書き上がる。
また文章に箔をつける手段として、先達らの言葉を引用するテクニックも紹介している。
(冒頭の孔子の言葉は、そのパクリです)

非常に読みやすく論理的に文章術についてまとまっている1冊でした。

またストックに注目してみると、本書が提案する読書術も非常に当てはまります。

つまり
①アウトプットを前提に
②自分に関係のないものは切り捨てる
③保存期間が長い書を選ぶ
という考え方。

ストックに注目するのは、最近読んだ「僕らはいつまでこんな働き方をするのだろうか?」にも書かれていた考え方。

過去こそが今の自分を作ると考えれば、ストックの重要性を再認識させられます。


良いストックが溜まるように日々を。

re:mix 2013 @ダイアモンドホール

2013-08-27 20:27:55 | 音楽
名古屋新栄のダイアモンドホールとアポロシアターの2箇所で行われる
オムニバスライブ re:mixに行ってきました。
毎年、注目の良いセレクトの出演者で行われています。

今回観たのは、時間の都合で、在日ファンクとクリープハイプの2組のみ鑑賞。
在日ファンクは、「日本にありながらファンクをする」というところが名前の由来だという。
ファンク自体、得意でもないジャンルですが、ライブの盛り上げどころをわかったライブ構成で楽しめます。
ボーカルの動きがまるで岡村ちゃんを彷彿させます。それだけで、笑みが出てきます。

もう一組が、今話題のクリープハイプ。独特のハイトーンの声が印象的です。
人気あるんですね。ダイブや輪になって盛り上がるのを見ているといつの時代もバンドもってこういう盛り上がりをするんだなぁと思ってしまいます。

ところで、声に特徴があるバンドというと最近では andimori を思い出してしまうんです。
天才肌っぽい(本当に天才かどうかはわかりません)っぽいところも。

楽曲はいいなぁと思うけど……。

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?/木暮 太一

2013-08-26 22:13:36 | 本・雑誌
僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? /木暮 太一



富士フィルムからサイバーエージェント、リクルート、その後作家になった著者。
資本主義経済に身を置く中で、どういう働き方が理想かを理論的に解説しています。
本書は、マルクスの「資本論」と「金持ち父さん貧乏父さん」は
共に根源的には同じという解説から始まる。
資本主義社会においては労働者は必然的に企業のために働かざる終えない。
その打破としてマルクスは革命を訴え、金持ち父さんは労働以外の収入源の重要性を訴えた。
そもそも資本主義においては、物の値段は、「使用価値」ではなく「価値」で決まっていく。
ここでいう「価値」とは、原価であり労力の合計した経費に利益を足したものである。
使いやすさとかではない。
そして労働力も「商品」であるので、「価値」としては大きくは増えない。
あいつは仕事ができるからといっても多少は給与で差がつくものの大差はない。

そうした資本主義の中での著者があげる働き方のポイントは下記の通り。

①世間相場よりストレスを感じない仕事を選ぶ。

⇒その人にとってに限ってストレスを感じないということが大事。
 みんながストレスを感じないのであれば、報酬は下がります。


②「積み上げ」による土台を作り、その台の上でジャンプする

⇒本書のもう一つのポイントである「積み上げ」。
 労働力の価値向上には、経験、スキルといった積み上げが必要になってきます。


③労働力を消費するのではなく投資する

⇒日々の労働をただ消費するのではなく、「積み上げ」につながる投資につながるように心がける


④長期的な資産を作る仕事を選ぶ

⇒目の前のキャッシュに飛びつくよりも将来に役立つ仕事を選ぶ


⑤過去からの「積み上げ」ができる仕事がを選ぶ

⇒他の人が同じようなことを学ぼうとしすると多大な費用、労力、時間がかかる仕事は、
「積み上げ」効果がで易く、誰でもすぐに身につき、できる仕事では他者との差別化ができない


⑥変化のスピードが遅い業界を選ぶ

⇒積み上げたものが、技術革新によって崩れるのであれば意味がない。
よって変化の少ない業界の方が「積み上げ」による働き方をする場合は有利。


⑦賞味期限が長く、身に付けるのが大変で高い使用効果のある知識、経験を積み上げる

⇒これも「積み上げ」効果を長持ちさせるための極意


⑧PLだけでなくBSも考えて働く

⇒単なる利益だけでなく、これは自分の資産になるかという認識を仕事がに取り入れる

という8点があげらています。
よく見ていただければわかりますが、
基本的には①の世間よりもストレスを感じない仕事を選ぶ(必要経費が少ない仕事という考え方)と
その他の「積み上げ」を使った自分の労働力の価値をあげる働き方という2点に集約されます。

本当にわかりやすく、目から鱗の一冊です。
仕事の選び方、仕方の考え方を変える一冊でした。オススメです。

今日もていねいに。/松浦 弥太郎

2013-08-25 18:38:34 | 本・雑誌
今日もていねいに。/松浦 弥太郎



相変わらず息子と同じ名前というだけで読んでいる松浦弥太郎の本。

本書は、著者の凛とした生き方のコツが書かれています。
その生き方のコツの中からいくつかメモがわりに。

●人生で何をしたかはどれだけ人に与えたか

●わからない箱
→わからないことをメモしておきひと段落ついたところで調べてみる

●選ぶ訓練
→短なことで判断の訓練をする。判断が速いと仕事が早くなるとともに、直感が磨かれていく

●自分の使い道
→自分がやれること(どんな道具か)を明確に把握しておく。
これならお役に立てますということをわかる必要がある。これが人に与えるコツ。



やりたいことより役立つこと
ということを肝に銘じて。
よく観察し、よく考えて、ていねいに行う。

これが凛した生き方をするコツのようです。

タモリ論/樋口 毅宏

2013-08-24 13:11:42 | 本・雑誌
タモリ論/樋口 毅宏



本書の冒頭、著者の処女小説「さらば雑司ヶ谷」で
タモリが小沢健二を褒めているくだりの引用がある。
この下りがオザケン好きの僕としては、こころくすぐらされて読み始めました。
四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない人間、タモリ。
タモリを語る時、切っても切り離せないのが「いいとも」です。
本書はその「いいとも」の考察を含めて、たけし、さんまというお笑いBIG3との比較をへて、
タモリのタモリたる所以を述べる試みをしています。

正直、話があっちへいったりこっちへいったりと振り回される本書は
系統だったものではなく著者の個人的な感想が並べられた感がいなめない。
とはいえ目の付け所は、なるほどと言えます。

特にBIG3の比較が面白かったです。
たけしは、パクリ(オマージュ)の天才で、本当の「男」になろうとしている説。
さんまは、喋りの神であるとともに、タモリを超える絶望大王。この世で人を笑わせることほど素晴らしい職業はないと思っており、本当に笑わせたいのは自分である説など、なかなか素晴らしい視点でした。

僕がタモリをその達人のような才能を改めて認識したのは、
有名な赤塚不二夫の弔辞でした。
タモリを見出した師匠である赤塚不二夫の葬式でのこの弔辞は
タモリの達人・仙人っぷりに感動した人も多かったでしょう。
とくに弔辞の中で、僕が秀逸に感じたのは下記の部分。


あなたの考えは、全ての出来事存在をあるがままに前向きに肯定し受け入れることです。
それによって人間は、重苦しい隠の世界から解放され、
軽やかになり、また時間は前後関係を立ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。
すなわち「これでいいのだ」と


この弔辞を深く考えると、この「これでいいのだ」こそが
タモリの仙人・達人たる所以なのだと思えます。
そして、「これでいいのだ」と「いいとも」って、会話の対にもになっています。
ここまで考えて「いいとも」の名前が付けられたということはないと思いますが
(本書内ではこの「いいとも」の名前の由来が少し書かれていますが、
この「これでいいのだ」との考察はありませんでした)、
偶然にしても素晴らしいタイトルですね。

名は体を現わす。
すべてを肯定する、タモリと「いいとも」。
その生き方が興味深くなります。


最低で最高の本屋/松浦 弥太郎

2013-08-14 16:54:57 | 本・雑誌
最低で最高の本屋/松浦 弥太郎


自分の息子の名前と同じ名前というだけで著者に興味をもって読んでいます。
COW BOOKSという中目黒のオシャレな古書店を開いている著者。
その彼の自叙伝ともいえるのが本書でした。

高校をドロップアウトし、アメリカへ渡米。
その後、古書の魅力に出会い、古書の個人輸入を始める。
当初は店を持たずに本屋を成立させるということで、
ファッションやデザイナーなどの業界の人に直接セールスを試みる。
飛び込みに近い方法で、相手が好きそうな本を持っていくという
デパートの行商のようなセールス方法。
相手の立場に立つということはこのことに身につけたのでしょうか。
その後、赤坂にエムカンを出店、そして中目黒のCOW BOOKSにつながる。

こう書くとアウトサイダーまっしぐらという印象がありますが、
高校時代のドロップアウトの時は、暗黒時代であったように感じます。
今では悟った感のある彼ですが、
そんな彼も試行錯誤をしていた時期があったようで、ホッともします。

本書の最後に、岡本仁と「就職せずに生きるには」という対談が掲載されています。
レイモンドマンゴーの「就職せずに生きるには」を紹介しながら
二人がそのテーマについて対談しています。
その中で気になった文脈をまとめると。

結局、生きていくにはお金を稼がないといけない。
その稼ぐ手段の仕事について、システムに組み込まれず、
システムの外に身を置きながらお金を稼ぐことが大事。
このシステムの外というのは、仕事を作業としてとらえるのではなく、
仕事を楽しむ(自分で作り出すとかして)ことである。


あくまで作業ではなく仕事として。
自分で考えて、自分で動いて。
著者の凛とした姿は、こうしたことが原点にあると思う。



映画「利休にたずねよ」

2013-08-14 16:07:11 | 映画



★★★☆

12月公開という映画を夏の試写会でみるという何とも気合の入った作品。
天下の茶人、千利休が主人公。
千利休というと侘び寂びの人という印象だが、映画ではギラっとしつつも秘めた思いを持っている利休として描かれている。

利休を演じているのは市川海老蔵。
本作が意図するギラっとした要素としとやかな作法の奥の秘めた思いをというものを上手く表した名キャスティングでした。

この秘めた思い。
それがこの映画のキーポイント。

映画後半に若かりし頃の利休を描いておりそこでその秘密が明かされている。

非常に美しい映画でした。
利休の周りにあふれる「美」。
それは世間一般(特に秀吉)と離れたところとの対比によってそれが一層際立たせられています。
秀吉が「力」で人々の統一をはかった一方で、
利休は「美」で人々の心を摑んでいたということがよくわかります。

人の心を掴むのには剛と柔の二つがある。
そんなことを感じさせる美しい映画でした。

世界遺産登録記念!富士山に登ってきた

2013-08-11 16:22:58 | 旅行記




今年、世界遺産に登録された記念という訳でもないのですが、富士山に登ってきました。
富士山に登るのは2回目。
前回は6年前でした。
登山自体は初めてということで名古屋からのバスツアーに参加しての登山。
その時、ご来光を拝むことはできたものの富士山の火口を一周するお鉢参りと
日本最高点の剣ヶ峰に行くことができませんでした。
(風が強いのでツアーでは行かないということでした)

今回は2回目ということで、ツアーではなくレンタカーを借りての登山です。
前回は、一番メジャーの吉田口からの登山でしたので、
今回は違ったルートでの登山をしようと思い須走ルートでの登山です。




須走口。やはり吉田口に比べて小さい。



12:00に須走五合目からスタート。
噂の入山料を払います。
任意制ですが、係員の人が立っていてこれは払わざるおえない状況です。
(まぁ1000円は妥当だと思いますけど)
あいにくの霧雨が降る中の登山です。




六合目付近。緑のある中の登山です。


七合目あたりまでは樹木もあるし、晴れていれば気持ちの良い登山でしょう。
ただ2000mスタートということで、七合目までが結構時間がかかります。

八合目で吉田口と合流します。
ここから八合目、本八合目、そしてまさかの八合五勺と長い八合が続きます。




一瞬、雲が切れたときの雲海の絶景


八合目を越えたところから、一歩一歩の歩幅が狭まってきます。
ここからが長いです。

五合目から登り始めて4時間30分で、やっと山頂。




山頂の鳥居です



残念ながら雲の中の山頂。
二回目なので、感動はそれほどですが、達成感はあります。

本日は山頂の山小屋である山口屋で一泊。
ちなみに山頂ではインフレがすすみます。
120名が宿泊できるそうですが、雑魚寝で一泊夕食付で7000円。
カレーライスが1000円、豚汁が800円。



ペットボトル1本 500円



山小屋の夜ははやい。19時には消灯。早すぎて寝付けないかと思いきや寝つけるものです。
とはいえ途中何度か起きつつも3時に起床。
実はこの山口屋、3時OPENということです。
その前に宿泊者は席を取っておけます。
寒い中、それほどお腹は減っていないですが、おでんが朝食(800円)。
山小屋の外にはすでにご来光目当ての登山者がわんさか。
そしてあれだけ天気が悪かったのですが、なんと月が観れるほどの快晴に。
これはご来光が期待できるとおもいつつ、もう一度就寝。
これができるのが山頂泊のメリットですね。


4時20分にもう一度起床し、ご来光を観に外へ。
すでに多くの人が陣取っています。



見事な雲海でした



そしていよいよご来光。
綺麗なご来光でした。




ご来光の後は、念願のお鉢まいりです。
普通なら約90分で富士山の火口を回るのですが、激混みで約2時間かかってしまいました。
途中、日本最高点の剣が峰にも立ち寄ります。





日本最高点 3776m!!



その後、浅間神社奥宮にて御朱印帳を購入しました。
寺社ガールの中ではブームな御朱印集め。
全然興味なかったのですが、何か記念にということでついつい購入してしまいました。




これが浅間神社奥宮の御朱印帳。富士山らしいものですね。





こちらが御朱印。御朱印だけだと1000円です。通常の3倍以上!!




7時。
下山開始。
素晴らしい雲海を眺めながらの下山です。
行きにあれだけ苦労した道もあっという間です。







途中の山小屋にて。見事な雲海テラスです。



そして須走口には、下りのアトラクションとして砂走りというものがあります。
砂地の中をザックザックと下っていきます。
これが慣れてくると足への負担も大きいですが、本当に早い。
前回、吉田口から登った時には下山の大変さ(つまらなさ)に閉口でしたが、
須走口では、快適な下山となりました。




早く降りるコツは、踵から着地することでしょうか。



10時。無事、須走五合目に到着。
キノコ茶がふるまわれていまして、これが塩分多めで、疲れた体にはしみいる美味さ。




1日ぶりに文明の地に戻ってきました。平らって大事。



前回の吉田口に比べて、須走口は本当に快適でした。
行きが4時間半、帰りが3時間。
特に帰りは吉田口よりも早くて快適です。
2回目なら須走口をお勧めする人が多いのも納得ですね。


<おまけ>

下山後、車で1時間かけて、静岡県民の心「さわやか」のハンバーグを食べに行きました。
噂の「げんこつハンバーグ」がこれ。



中は赤みが残る程度なのが、「さわやか」流だという。
「さわやか」のハンバーグは鮮度や旨味が落ちる冷凍処理をしないという。
1000円以下でこの味だったらファミリーでよく来るわなぁと思ってしまう。
疲れた体に肉汁が沁み渡ります。


<おまけ2>

その「さわやか」の駐車場で原付を発見。
ナンバープレートが富士山なんですね。



FUJI ROCK FESTIVAL ’13

2013-08-06 20:48:06 | 音楽



12回目のフジロック。
昨年は一回も雨が降らないという奇跡の年でしたが、
今年は一日に、晴れと曇りと雨と大雨があるいつもの苗場でした。

今年見たアーティストは下記のとおり。

7月26日(金)
SOIL&"PIMP"SESSION
あがた森魚
FUN
LOCAL NATIVES
OF MONSTERS AND MEN
TAME IMPALA
NINE INCH NAILS
PORTER ROBINSON
DEATH GRIPS


7月27日(土)
AIMEE MANN
KYTE
TOM ODELL
SKINNY LISTER
SUZANNE VEGA
MARK ERNESTUSS presents JERI-JERI
KARL HYDE
Bjork


7月28日(日)
YO LA TENGO
DAUGHTER
JAZZANOVA
TORO Y MOI
LOTUS
相対性理論
VAMPIRE WEEKEND
CAT POWER
DAVID MURRAY BIG BAND featuring MACY GRAY
THE XX

とかなりあちこちでライブを見ました。
特に印象的だったアーティストをあげておきます。


■OF MONSTERS AND MEN

初日のベストアクト。
アイスランド出身ということで、元気なmum。掛け声や合の手を求めるなど参加型で
会場一体となって盛り上がります。
この少しフォーキーなカンジがたまりません。


You Tube/Of Monsters and Men - Little Talks



■PORTER ROBINSON

初日の深夜にやっていたDJプレイ。
下の動画の曲は知っていたのですが、彼の曲だとは知らずに全く見過ごしていました。
オアシスエリアで飯を食ってたまたま行ったらちょうど始まっていきなりハイテンション。。。
もっと観ておきたかったです。

You Tube/Porter Robinson - Language (Official Video) (Ministry of Sound TV)



ちなみに彼の曲はこの動画のBGMで使われていました。
これをリピート再生していて耳馴染みがあったんです。

You Tube/Hula Cam at Burning Man 2012




■SKINNY LISTER



キャンプサイトの脇でテレビの収録で即興ライブをやっていました。
こちらもフォークロックですが、そのヴォーカルのその破天荒な踊りぶりがハイジを思わせます。
こうした即興ライブが観れるのはいかにもフジらしい。


You Tube/Skinny Lister - Rollin' Over



■Bjork

これを観るためにフジに行ったと言っても過言ではありません。
久しぶりにモッシュピットまで行きました。
写真NGの案内が開演前に流れます。
登場した本人は、DNAをイメージしたような青とオレンジの泡をくっつけたような衣装で登場。
(きゃりーぱみゅぱみゅが着ていてもおかしくないとも思う)
生で見るビョークは、それなりにおばさんだったと思います。
結局、ビジョンには一度も顔が映りませんでした。
しかし歌声は、47歳とは思えない圧倒的なものでした。
そして47歳とは思えない可愛らしい動きもあり、
こんなおばさんだったらなんと素敵なことなんだろうと思ってしまいます。
思いおこせば彼女が以前に苗場に来たのは10年ほど前。
大雨の中歌っていたはずですが、当時の僕は、またフジにくるだろうとたかをくくり、
ホワイトステージのIGGY POPではしゃいだわけです。
後から聞くと花火が上がったとか
雨の中の彼女は妖精のようだっただとライブの評判を色々耳にしました。
それからIGGYは、早々にフジに来たが、待てど暮らせどビョークは来ず。
今回のライブは、10年たってやっと想いの人に会えたという感慨深いアクトでした。
ライブ終盤でやった「Hyper Ballad」はやはり名曲で、永遠に続いて欲しいと思いました。

You Tube/björk - hyperballad



■DAUGHTER

今回の一番の掘り出し物。女性ボーカルでのメランコリックな音。
こういうのが好きなんですね。自分の音楽の本当の好みがわかってきました。
あとライブでは以外にも残響的なアクトもあり。

You Tube/Daughter, Youth



■LOTUS

今回のベストアクト。
オーディエンスはどうしたら盛り上がるかというツボを押さえたライブアクトでした。
徐々にあげていき、自然に体が踊るとはこのこと。

YOU TUBE/Lotus - Umbilical Moonrise (Album Version)



■相対性理論

LOTUSが人間味あふれるアクトだったのに対して、どうも作られた感が否めませんでした。


■THE XX

今回の最後に見たアクト。
〆にふさわしい圧倒的な爆音と残響のアクトでした。
ホワイトステージらしい最後でしたね。

YOU TUBE/The xx live @ Glastonbury 2013 [FULL SHOW]



今回は、こうしたライブステージ以外にもカフェドパリあたりも見に行きました。
本当に動いた3日間でした。
あと今回思ったのが、韓国人が多かったこと。
FUJIと同じ日程で韓国でも同じような欧米アーティストを呼んでフェスがあるのですが、
わざわざ日本の山奥に来るもんなんですね。
一度は海外のフェスに行ってみたいとは思いますが、、。
あと空いていて快適でした。
最終日の夜、ところ天国でハイジカレーを食べましたが待ち時間ゼロ!!!
こんなことは今まで無かったと思うのですが…。
苗場で食べると美味いですが、まぁ普通のカレーですよね。




カフェドパリ。ポールダンスとかやっています。



スラックラインと呼ばれるベルトの上でアクロバティックなことをする遊び。こういうちょっとしたトレンドを持ちこんでいるのが面白い。



最終日。待ち時間ゼロで食べれたハイジカレー。



また来年も行けますように。

映画「風立ちぬ」

2013-07-19 18:47:05 | 映画



★★★☆


零式戦闘機の開発者の若き日を描く。
こう書くと戦争映画のようにも感じるが、そうではない。
この青年の飛行機に対する愛着、執拗、一途さを描かれている。

空を舞うことはこの青年の夢でもあるけれども、
宮崎駿作品の多くのモチーフでもある。
「ナウシカ」「ラピュタ」「紅の豚」「魔女の宅急便」はもちろん、
「トトロ」でも「カリオストロ」も要所で飛行のシーンがでていくる。
飛行の描写が宮崎作品の真骨頂だとも個人的に思っている。

なので飛行機の開発という直球な素材ということと
冒頭から飛行のシーンで始まるあたりは監督の並々ならぬ意気込みを感じました。
本作が遺作では?というぐらいの噂が出るのもうなずけます。

いくつかのジブリ的な要素があり、
今までのジブリ的ではない要素が加わっている。
定番的なジブリ要素では、
油が顔にかかるシーンや、時空を超えた主人公の本能を描くシーン、
震災での破壊シーンなどいままでのジブリ作品の集大成的なものがある。
一方、今までになかったのがキスシーン。
これほどまでにキスシーンが多いジブリ作品があっただろうか…。
(といっても数回ですが…)

このことが、この映画は戦争映画ではないことを示していると思う。
この映画は、一途な愛の映画であり、ものづくりの映画である。

宮崎駿監督から下の世代へ伝えたかった
「君たちの仕事はここまでのことをやったか?」
「ここまでの深い愛情を持ったか?」
そんな言葉が作品全体からあふれ出います。


作品中のことば、

創造的人生の持ち時間は10年だ。
君は有意義だったか。


という言葉が身にしみる。