引きこもり時々出もどり

埼玉県から長野県に移ったにも関わらず、転職せずに在宅勤務SOHOで仕事している土木設計者の日々。

スペインの最高峰 テイデ山(El Teide)

2005年05月31日 | カナリア諸島
 スペインで、一番高い山は以外にもカナリア諸島にあります。テネリフェ(Tenerife)島テイデ(El Teide)山です。
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テイデ山の遠景

本土ではなく離島にあるのです。というものの、日本でも九州で一番高い山は、屋久島の宮之浦岳だったり、沖縄では石垣島の於茂登岳だったりするので、そんなに珍しくないかもしれません。
 で、このテイデ山は3,718mで、富士山より少し低いのですが、結構上までロープウェイ(telefe'rico)であがることが出来ます。
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ロープウェイで頂上付近まであっという間!

ロープウェイで登る途中に、カルデラの中が良く見えます。このカルデラは、直径16km、円周45kmの大きなもので、カルデラの中では、荒涼とした風景が続いています。宇宙をテーマにしたSF映画や、CMのロケに使用されているそうです。
 この一体は、国立公園(Parque National)に指定されています。
一番びっくりしたのは、高い山に登ったことがある方はご存知かもしれませんが、3500mの高地の気温は、夏でも相当低いのです(風もあるし)。それにもかかわらず、ヨーロッパの人はタンクトップ1枚で肌を赤く日焼けしながら、普通の顔して歩いていたのにはびっくりしました。私は、パーカー着てやっとでした。


日本のロータリ式交差点

2005年05月31日 | Roundabout
日本においてもロータリ制御式の交差点は見ることはできます。多くの人がロータリの写真を載せたりしています。今後リンクも張りたいと思います。でも、調べていくと、埼玉県川口市の「本町ロータリ」や、東京都荒川区の「宮地ロータリ」といった、駅前ではなく、名前だけ存在するロータリが数多くあることがわかりました。アメリカ同様交通の増大とともに、信号制御に変えられた。現在では、「過去の遺物」というような懐かしいものの1つとして取り上げられていることが多いのです。これらのものは、Roundaboutというよりは、いわゆるTrafficCircleといった、旧式のようなもののようです
 確かに、三十路前半の自分にとっては新鮮であるが、自分より上の世代の人には、懐かしいものと思うらしいのです。しかし、その半面で旭川市等の現在でも現役の交差点も数多く存在している。沖縄の嘉手納には、嘉手納ロータリーという、ロータリーの中に街があるところもあります。私の住む、埼玉県内では、日高市の日高団地で見ることができます(クルドサック的な存在ですが)。



髪の毛を切った

2005年05月30日 | 独り言
ただそれだけなのですが・・・
 今年の6月は、会社の部下・友人の結婚式ラッシュになるので、その前に髪の毛を切ろうと思っていました。ただ、以前行き慣れていた会社の近くの理髪店が閉まってしまいました。なので、これを機会に自宅の近くに店を変えようかと思っていました。で、妻に近くにあるからそこ行けば?ということで徒歩2分で行ける最寄の”カットサロン"にいってみました。
 窓際に男性客が待っているので、特に躊躇なく「少し待つかなー?」と思ったくらいでした。
 「いらっしゃいませー」といわれ入って、びっくり!!女性が数人座っているではありませんか(若い人もいるーーー!)。自分は理容室(いわゆる床屋さん)だと思って言ったら美容室でした。びっくり。
 正直生まれてこのかた、床屋さんしか行ったことがないので、はじめて行くところのキンチョーさと、どういう風にお願いしていいかわからない余計なキンチョーで落ち着きませんでした。
 ただ、待っている間、普段読まない「女性セブン」とか「女性自身」を思う存分読むことができました。おかげで”韓流スター”と”氷川きよし”の情報は詳しくなりました。
 自分の順番になって、適当に「上までばっさり」と「すいてください」と言うのが精一杯でしたが、店のマスターが、いろいろ提案してくれたので、以外に気楽でした。落ち着かずこっちからしゃべったりしましたが。よかったよかった。結果オーライです。
 帰りに確認したら、床屋さんの回転灯はありませんでした・・・。
かえって伝えると、開口一番、「あそこ床屋さんぢゃないの?」だと・・・。ムムム。


ラウンドアバウト(新式)とロータリ式交差点(旧式)の違い

2005年05月27日 | Roundabout
 アメリカのように再興してきた現在のラウンドアバウトですが、昔のいわゆるロータリ制御式交差点と比較すると、以下のような違いがあります。
 アメリカのオレゴン州の交通省(Oregon DOT)のHPにラウンドアバウトのことが細かく書いてあります。オレゴン州のラウンドアバウトの設計基準が策定されています。

これによると、
 ラウンドアバウトは、交差点に進入する際は、円内が優先になっていて、必ず円の周りを低速で回るように出来ており、かつ円内で車両が停止できなかったり、中央の島に横断できないように配慮されています。
 それに引き換え、旧式のものは、高速で通過する上に、規定どおりまわらなくても通過できたり、円内で停車できたりという違いがあります。
 ラウンドアバウトは円滑に通過するための道具(施設)として確立させているようです。

下にExcelでラウンドアバウト(新式)とロータリ(旧式)の比較表を和訳してみました。
「hikaku.xls」をダウンロード




アメリカのロータリ制御式交差点

2005年05月24日 | Roundabout
 1905年以降アメリカでは、円形交差点が数多く作られました。ただ、交通量が多くなり1950年代中頃までに消滅していきました。この交差点の通行方法が、ロータリーの内部に入るのが優先だったために、円内でも滞り等で対応しきれなくなったようです。衝突が多く、円内で交通が滞るようになったようです。
 1966年にイギリスで、円内の通行を主交通とし、円へ入る車両が従交通とした今で言うラウンドアバウトを採用して以来、円内での交通が滞らなくなりました。これ以来、減少した円形交差点と比較して改善されたラウンドアバウトが発展するようになりました。

Roundabouts: An Informational Guide 1.1Introduction より以下のように紹介されています。
Traffic circles have been part of the transportation system in the United States since 1905, when the Columbus Circle designed by William Phelps Eno opened in New York City.Subsequently, many large circles or rotaries were built in the United States. The prevailing designs enabled high-speed merging and weaving of vehicles. Priority was given to entering vehicles, facilitating high-speed entries. High crash experience and congestion in the circles led to rotaries falling out of favor in America after the mid-1950's.Internationally, the experience with traffic circles was equally negative, with many countries experiencing circles that locked up as traffic volumes increased. The modern roundabout was developed in the United Kingdom to rectify problems associated with these traffic circles. In 1966, the United Kingdom adopted a mandatory "give-way"rule at all circular intersections, which required entering traffic to give way, or yield, to circulating traffic. This rule prevented circular intersections from locking up, by not allowing vehicles to enter the intersection until there were sufficient gaps in circulating traffic. In addition, smaller circular intersections were proposed that required adequate horizontal curvature of vehicle paths to achieve slower entry and circulating speeds. These changes improved the safety characteristics of the circular intersections by reducing the number and particularly the severity of collisions. Thus, the resultant modern roundabout is significantly different from the older style traffic circle both in how it operates and in how it is designed. The modern roundabout represents a substantial improvement, in terms of operations and safety, when compared with older rotaries and traffic circles .Therefore, many countries have adopted them as a common intersection form and some have developed extensive design guides and methods to evaluate the operational performance of modern roundabouts.


 これをなんとなく和約してみました。英語は不得意です。やらなきゃよかった(T_T)。

 円形交差点は、ウィリアム・フェルプス・エノによって設計されたコロンブス・サークルがニューヨークで設置された1905年以来、アメリカの交差点形状の一つでした。その後、多くの大規模なロータリーがアメリカで構築されました。その卓越された形状は、高速に合流し、車両が織り込むことを可能にしました。通行方法は、優先順位は、サークルへ進入する車両に与えられました。
サークル内での多くの衝突事故、円内の滞りが1950年代中頃の後にロータリーのアメリカでの崩壊に至りました。国際的にも、円形交差点が多くの国々で、交通量の増加とともに閉鎖されたロータリーを経験して、否定されました。
 現代のラウンドアバウトはこれらの円形交差点の問題を改正するために英国で開発されていました。1966年には、イギリスで、交差する道路側の「譲れ」のルールを設定し、円内の交通を循環させることにし、道を譲るために交通を制御することにしました。この規則は、交通を循環させる際に、十分な余裕があるまで、車両が円内に進入しないことにより、循環的な交差が停止するのを防ぎました。さらに、低速で流入する車両軌跡の適切な水平の曲率や循環する速度を定めた、小さな循環的な交差点が考案されました。
これらの修正は、件数や重大な衝突の縮小により、循環的な交差の安全特性を改善しました。したがって、その結果、現代のラウンドアバウトがどのように制御するか、また、設計されているかにより古いスタイル円形交差点とは著しく異なります。現代のラウンドアバウトは、より古いロータリーおよび円形交差点と比較している場合、交差点制御と安全性の点から、本質的に改善されました。
したがって、多くの国々が共通の交差形式としてそれらを採用しました。また、設計指針および現代のラウンドアバウトの運用方法を策定したところもあります。

違う解釈があるかと思うので、教えてください。





ゴールデンウィークの写真

2005年05月20日 | Beautiful Beach Time (BBT)
 ことしのゴールデンウィークにBBTの集まりで、つくばに行ってきました。そのときとった集合写真です。久しぶりに10人以上集まることが出来てよかったです。
 とりあえず、何日間かアップします。重いのですが、BBT関係者各位ダウンロードしてください。よろしく。
これならば、香港でもカナリア諸島からでも写真見ることが出来るよね。

クリックすると大きくなります。だけど保存が出来ないみたい。
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5月3日~5日 つくば市臼井 つくばふれあいの里にて
 






ヨーロッパのロータリー制御式交差点

2005年05月19日 | Roundabout
 ヨーロッパでは、ロータリ制御式交差点が非常に多く見られる。これを裏付けるように、海外を自動車にて旅行する旅行者向けに、このロータリ制御交差点の通過方法・注意について詳細に紹介されています。
 「ロータリ交差点」なんかで検索すると出てきます。 
このように、海外においてロータリーはあたりまえのように存在しています。
 高速道路のような高規格道路の入出路においてもロータリ制御交差点が見られます。
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 写真は、カナリア諸島のテネリフェ(Tenerife)島の高速道路のランプ部です。後ろのサークル上のものが、インターチェンジにあたります。
 スペインの高速道路は、フランコ政権時代のインフラ整備によりほとんどの高速道路は無料開放しているようです(現地のガイドさんが言っていた)。

 道路構造令の運用と解説という、日本の道路を設計する場合の基準書には、ロータリ式のインターチェンジ方式が紹介されているのだけど、実際にあるのか?という感じでした。実際にこの形状を見ることが出来たときは、うれしかったです。




ロータリと街の成り立ち

2005年05月17日 | Roundabout
街の成り立ち
日本と海外(特にヨーロッパ)では、街の成り立ちが異なることが挙げられます。日本は、山地形のため、平地が少なく、「」は谷筋・海岸筋に沿った街道を中心に発展しています。街道では、道をはさんだ両側に家が立ち並び、いわゆる「街村」という形式となります。また、都市では条里制が発達し、碁盤の目のように街が作られてきました。これに対して、台地・丘陵上に広がる国々においては、教会や広場(例えばスペインでは必ず町・村の中心にスペイン広場[Plaza De Espãna]が存在する。)を中心にして、街と街が直線的に結ぶことが比較的容易であるとおもいます。
plaza
上の図は、グラン カナリア島のラスパルマスにある、El Conte Ingles というデパートのパンフレットからです。
El Conte Ingles(エル・コンテ・イングレス)は、スペイン全土にある全国展開のデパートです。


 



Roundaboutについての書籍

2005年05月09日 | Roundabout
カナリア諸島と同じくらい、Roundaboutに関する日本語で書かれた文献が少ないのです。でも、土木学会図書館のホームページでキーワード検索をするといくらか出てきますが、コピー等で取り寄せるほかはなかなかないのです。そんな中でも手に入るものをプロフィールの書籍に書いたりしてみます。参考にしてください。

また、日本語の文献ではないのですが、近年見直されているアメリカ合衆国のFHWA米連邦高速道路局でRoundaboutの指針が出ています。
PDFになっているので、ダウンロードすることも出来ます。英語なので、PCの翻訳ソフトで無理矢理日本語に治すことも出来ます(不思議な日本語になりますが)。

指針の名前は、
Roundabouts: An Informational Guide
FHWA-RD-00-67, June 2000

というものです。



ただし、アメリカ合衆国自体どちらかというと後発なので、英国の方で探してみたいとも思います。

それにしても、HCMの2000年版が和訳されないのかな?


カナリア諸島の関係の書籍

2005年05月02日 | カナリア諸島
 カナリア諸島の情報を知ろうと思って、「地球の歩き方」や「るるぶ」などにもなかなか載っていない。何とか探してみたのが、プロフィールの中にある書籍でした。いくつかあるので順次紹介していきたいです。
 ISBNコードを入れると表紙が出てくるので、感激してしまいました。
このほかには、紀伊国屋書店・三省堂などや、書楽(地元だね)の洋書が置いてあるような大きな書店で、地図(ミシュランのタイヤマン?)なんかは手に入りました。地球の歩き方の英語版にもあったと思います。