引きこもり時々出もどり

埼玉県から長野県に移ったにも関わらず、転職せずに在宅勤務SOHOで仕事している土木設計者の日々。

上越高田ぶらぶら1 雁木のまち

2015年02月08日 | みち

上越高田に転勤になった、会社の元センパイを訪ねました。

このあたりと言えば、謙信ゆかりの春日山城、夜桜の高田城など見どころもありますが、それは後回し。

雪国ならではの街並みを見ることが出来たのでちょいと紹介します。

雪国といえば雁木(がんぎ)です。

アーケードとはちと違います。

まずはアーケード。

最近は撤去に動く箇所も多いのですが、歩道上に設置される連続したひさしですね。

基本的には歩道内に柱がありますが、再開発みたいな公共?ビルには、建物内に柱があったりします。

そういえば、高田駅の駅前広場にもアーケードありました。

駅前広場の平面形状は、よくある教科書通りの形です。でも、ぐるっとアーケードが設置されているのはなんとなく珍しいような感じがします。

で本題。雁木です。

これは、各商店や家の軒部分をアーケードのように通行できるようにしたもので、基本的に各個人の民地を歩行用にて供しているようです。

ですので、道路の境界は、写真で言うと側溝のふたの右側になります。

各戸の軒先なので、高さ・構造もまちまちです。歩行面も表面の材料や高さが違うので微妙に歩きづらかったり・・・。

でも、こうやって各家の供出で歩行者通行空間を生み出すなんで、日本人の粋っぽいところ感じませんかね。

これが、南北・東西の商店街を中心とした道路に広がっています。

いまでは、だいぶ閉店してしまった店舗も増えていますが、モータリゼーション以前はかなり賑わっていたことが想定されいます。

ちなみに、自転車通行禁止のところも・・・(これは個人で設置したものでしょうか?) よく見ると信号も縦設置です。

 

教科書でおなじみの“わらぐつの中の神様(杉みき子著)”の舞台もこんな感じの中で若い大工さんはおみつさんのわらぐつを買いに行っていたのでしょうか。

 

ということで、高田ぶらぶら1 でした。


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