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余命

2010年09月19日 | 日記
人は誰でも平等に持っているもの、それは生まれてきたお誕生日と亡くなる日。

そして余命。 どんなにお金を持っていようとも(例えビル・ゲイツさんでも)、どんなに科学が進歩しようとも(今の段階ではまだね)、生きとし生きるもの皆絶える日がある。

それはまだ何十年もあろうと、あと1週間だろうと、みんな余命を持っている。
普通は分からないだけ。 でも分かってしまう場合もある。

医学の進歩により、今は「あとどれだけ生きられるか」分かってしまう場合もある。

昨日、父が「余命半年」と宣告されました。


八十歳を過ぎていて、身体にあちこち病気を抱えていて、好きな事を十分やって来て、もういつお迎えが来てもおかしくない、不足もないと覚悟はしていたはずだけど・・・。

リミットを突きつけられるというのは、やはり酷ですね。


1つ仕事をしての帰り、敬老の日だからと、パートナーの実家に寄ると、飼っていた犬が出てこない。 ふと見上げるとそこには木箱が置かれていました。 知らなかった!

具合が悪いとは聞いていたけれど・・・。

つい二週間ほど前のことだそうです。 家の中で家族の一員として過ごしていたペットだけに、義妹はじめ家族の心の悲しみはまだ癒されておりません。目を真っ赤にしておりました。

自分のお腹を痛めて産んだ人間の子どもでさえ、ご飯を食べさせてもらえず、餓死する世の中ですから、犬と言え、あんなに可愛がられ、大切にされてきたのなら、幸せだったでしょう。

心から冥福を祈ります。


帰りの電車に座っていたら、何故か涙が頬を伝わってきて、目を開けるのが恥ずかしくなりました。


幸いにもその日は若いお客様が沢山来て家族で夕食会。
急いで帰宅して夕食の支度。
黄色い賑やかな声に先程の気持ちは何処かへ追いやられたので、沈没したままでなくてすみました。

深い悲しみを知ることで、人は生きる歓びも楽しみも尚更感じられるのだと思います。

今、私の存在することの感謝をこめて、この半年父と向かい合って行きたいと思いました。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お父さま (しいばれいこ)
2010-09-25 18:07:38
お父さまへの余命宣言、、、
とてもショックなことですよね。
妙子さんがお父さまと思い出に残る
時間を過ごせますように。
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アメリカから (息子)
2010-09-27 04:34:10
知らなかった。
色々とよくしてもらったの・・・。

話は変わりますがメールアドレスを私のジーメールに送ってください。じゃないと連絡手段がありません。
よろしくお願いします。
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運命の日まで (エルム)
2010-09-28 01:03:41
 貴女の心境を思い、言葉を見つけ出せずにおります。
 
 定められた運命に従うより他に方法がないことは承知ですね。

 抗うことは出来ませんが、気持ちひとつで
余生をハッピーに過ごすことが出来ます。

 お父上の場合はたまたま知ってしまったリミットですが、それらの事は私たちにも言えることです。

 スティーブ・ジョブズ氏も仰ってましたね。
「毎日を最後の日であるかの様に生きなさい。」と・・・

 運命の日まで、自分のために精一杯生きるべきです。
 
 私も死の淵まで駆け下りた経験がありますが
同情や「だいじょうぶ」などと云う気休めの激励は無意味です。

 いつも通りで良いのです。
 感謝でつづる日々をお過ごしください。
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ありがとうございます (mahlersymphony8)
2010-09-30 07:23:29
皆さまの温かいお言葉に感謝申し上げます。

父は元気ですが腸が詰まれば、即危ない状況になるそうです。写真で見ましたが、ほぼ肉腫(癌)で詰まりかけていました。あとは痛い思いをせずに楽しく暮らしてもらう事だけを祈ります。

余命宣告とは残される者への執行猶予みたいなものですね。皆さまの励ましありがたく受け取ります。
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