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都知事選挙を終えて思うこと

2020年07月06日 | 日記

昨日、都知事選挙が20時に終わった途端、小池現知事の当選確実が発表された。

「えっ、今終わったばかりで、投票箱も開けられていないはずなのに・・・」なんか、不思議な、嫌な気持ちになったのは私ばかりではないでしょう。

「どうしてわかるの?」と言うのが素直な疑問。

昔は、選挙のあと、深夜までテレビにかじりつき、誰が入るか、ワクワクしながら結果を待ったものだったが、今はいくらテクノロジーが発達したとはいえ、1分も経たずに、当選確実が発表される味気無さ。

これが投票率の悪さにも影響していると思われて仕方ない。

 

小池知事の当選を云々言うつもりではない。 私は投票率の悪さを嘆く。 37.32%(翌日の朝の時点で)だと。

世の中の政はたった、4割の人の意見で決まるのか。しかも当選者は選挙権のある人の4割で当選したのではない。

もっと少ない割合で選ばれていることになる。

 

今の国政だってそうだ。 圧倒的に自民党が人気があって選ばれているのではない。

無関心の人が半分以上いるのだ。

でも、実際生活に不都合が出れば文句をいうのは全員なのだ。何かおかしくない?

 

幸いにも私の周りには意識の高い方ばかりがいて、選挙に行かないなんて言う人の方が少ない。(党派は全く関係なく、組織でもなく)

ある知り合いは、選挙のために実家から新幹線で帰ると投稿していた。私たちの先人が頑張って取得した選挙権を行使しないのは申し訳ないと。

 

まさに、その通りと思った。その時に、ふっと園田天光光先生や市川房江氏のお顔が浮かび、女性参政権のことを思い出した。

今から100年くらい前には女性には参政権が無かった。私たちの先輩たちは、「これはおかしい」と戦って戦って、やっと女性にも選挙する権利を勝ち取ったのだ。

だが、今はその権利さえ捨てられている。

 

私の好きな平塚らいてうの『青鞜』の巻頭言に書かれた言葉。

【元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。

今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く、病人のような蒼白い顔の月である。

さてここに『青鞜』は初声を上げた。

現代の日本の女性の頭脳と手によって始めて出来た『青鞜』は初声を上げた。

女性のなすことは今はただ嘲りの笑を招くばかりである。

私はよく知っている、嘲りの笑の下に隠れたる或ものを。】

 

私たち女性は、太陽であるのだと。温かく周りを照らす太陽なのだと。

その女性たちが政治にもっと参加したら、世の中はもっと良くなるのではないかと思えてならない。

少なくとも、女性の選挙権のある人が全員投票したら、世の中は変わってくるはずなのだが。

 

私たちは、月であってはならないと。

誰かが何かしてくれるだろうと、何もしないで甘えて文句だけを言っていてはいけない。

まずは、権利を行使するところから始まるのだから。

もっと自立しようよ。

 



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