11月30日(月)
現在のテーマ「小アジア宣教とその余波」
今日のテーマ「エルサレム会議③ヤコブによる総括」
■聖書 使徒言行録15:12~21 (19,20)
■聖句 「それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。ただ、偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです」(19,20)。
■解説
エルサレム会議の最後にヤコブが立ちます。主の兄弟と呼ばれるヤコブは(マタイ13:55,ガラ1:19)、キリストの復活後に主の顕現に接し(1コリ15:7)、主を信じて仲間に加わった人です。「ヤコブの手紙」の著者であり、エルサレム教会(ユダヤ人教会)の中心的役割を担っていました。ペトロの見解、パウロとバルナバの証言の後、ヤコブは異邦人による神の恵みという事実を預言書の御言葉を引用して論証しています。日々の生活の中で与えられる証や出来事を御言葉をもって論証し、正しく導くことの大切さを教えられます。そして今日の聖句となります。ヤコブは御言葉による立証後、「(信仰によって)神に立ち返る異邦人を悩ませてはなりません」と福音の真理を確認しています。一方で、ヤコブはユダヤ人キリスト者に対する配慮を異邦人教会に求めています。信仰によって救われるという大原則はユダヤ人と異邦人の区別なく平等に与えられたものです。その結果、両者とも福音による自由が与えられたのですが、ユダヤ人キリスト者には古い掟の影響がまだ残っていました。そこでヤコブはユダヤ教における最低限の教え(生活原理)を提示して、異邦人教会に愛の配慮を呼びかけたのです。性質の異なる2つの教会が、福音の原則を確認し、違いを乗り越え、愛によって一つになるための第一歩を教会は踏みしめたのでした。
■祈り
初代教会がユダヤ人と異邦人という大きな違いを乗り越え、福音の名のもとに一つとなったように、私たちも互いの違いを乗り越え、信仰を守り、キリストの一つの体として成長して行くことができますように。
現在のテーマ「小アジア宣教とその余波」
今日のテーマ「エルサレム会議③ヤコブによる総括」
■聖書 使徒言行録15:12~21 (19,20)
■聖句 「それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。ただ、偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです」(19,20)。
■解説
エルサレム会議の最後にヤコブが立ちます。主の兄弟と呼ばれるヤコブは(マタイ13:55,ガラ1:19)、キリストの復活後に主の顕現に接し(1コリ15:7)、主を信じて仲間に加わった人です。「ヤコブの手紙」の著者であり、エルサレム教会(ユダヤ人教会)の中心的役割を担っていました。ペトロの見解、パウロとバルナバの証言の後、ヤコブは異邦人による神の恵みという事実を預言書の御言葉を引用して論証しています。日々の生活の中で与えられる証や出来事を御言葉をもって論証し、正しく導くことの大切さを教えられます。そして今日の聖句となります。ヤコブは御言葉による立証後、「(信仰によって)神に立ち返る異邦人を悩ませてはなりません」と福音の真理を確認しています。一方で、ヤコブはユダヤ人キリスト者に対する配慮を異邦人教会に求めています。信仰によって救われるという大原則はユダヤ人と異邦人の区別なく平等に与えられたものです。その結果、両者とも福音による自由が与えられたのですが、ユダヤ人キリスト者には古い掟の影響がまだ残っていました。そこでヤコブはユダヤ教における最低限の教え(生活原理)を提示して、異邦人教会に愛の配慮を呼びかけたのです。性質の異なる2つの教会が、福音の原則を確認し、違いを乗り越え、愛によって一つになるための第一歩を教会は踏みしめたのでした。
■祈り
初代教会がユダヤ人と異邦人という大きな違いを乗り越え、福音の名のもとに一つとなったように、私たちも互いの違いを乗り越え、信仰を守り、キリストの一つの体として成長して行くことができますように。