Daily Bread 日々の御言葉

聖書の御言葉をあなたに

「聖書各駅停車」
創世記からはじめて黙示録までをゆっくり走ります。

今日の御言葉 20200326 ルカ19:28~44「エルサレム入城」

2020-03-26 | Weblog
3月26日(木)
現在のテーマ「エルサレムにて」
今日のテーマ「エルサレム入城」
■聖書 ルカ19:28~44 (41,44b)
■聖句 エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、‥‥‥「それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである」。(41,44b)
■解説
有名なエルサレム入城は4つの福音書が取り上げていることからも、印象深い出来事であったことが分かります。その中でルカだけは異彩を放っています。それは群集の歓喜とイエスの涙というコントラストに現われています。ルカはこの時の群集の歓迎が皮相的なものであることを示そうとしています。「主がお入用なのです」という子ろばの必要性をルカだけが繰り返しています。ゼカリア9:9-10の預言について3世紀のラビたちは「イスラエルがふさわしい状態であるとメシアは天の雲に乗って来る。イスラエルがふさわしくない状態であると、いやしく、ロバに乗って来る」と言っています。ルカだけがファリサイ派の人々の拒絶の姿を示しています(39)。そして今日の聖句の件となります。この歓喜の中で、イエスだけは誤ったメシアイメージに歓喜する群集の心理を見抜き、悲観せざるを得ないエルサレムの状況を嘆かれたのです。理由は「神の訪れてくださる時をわきまえていなかった」からです。最初にベツレヘムの荒野で「神の訪れのとき」を聞いたのは貧しい羊飼いたちでした。この時も拒絶と時をわきまえない人々の姿が福音書には描かれています。後のキリスト者が時をわきまえるものであって欲しいとルカは言いたかったのかもしれません。
■祈り
個人としての神の訪れの時に、素直に心を開くことができますように。終末における神の訪れの時をわきまえ、主の御心を満たしながらそれに備えることができますように。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿