Daily Bread 日々の御言葉

聖書の御言葉をあなたに

「聖書各駅停車」
創世記からはじめて黙示録までをゆっくり走ります。

今日の御言葉 20100430 創世記32:2~22

2010-04-30 | Weblog
4月30日(金)
現在のテーマ「ヤコブ」
今日のテーマ「エサウとの再会の準備」
■聖書 創世記32:2~22 (11a)
■聖句 「わたしは、あなたが僕に示してくださったすべての慈しみとまことを受けるに足りない者です」。(11a)
■解説
主の導きの中で故郷に向かうヤコブですが、兄のエサウに対して大きな恐れが生じます。彼は周到な準備をしてエサウと再会しようとするのですが、その過程でほとばしり出た祈りが今日の聖句です。苦しみの多かったラバンのもとでの20年の歳月は、ヤコブに謙虚さを身につけさせたのです。自分のしたこと(エサウ)への恐れ、主の慈しみの自覚、そして何よりも自分の無力さを認めることができました。この後、ヤコブはイスラエルに改名するのですが、内的変化は既にヤコブのうちに起こっていたのです。
■祈り
主がわたしに与えてくださる恵みを数え上げるとき、それを受けるに足らない者であることが分かります。主よ、感謝いたします。

今日の御言葉 20100429 創世記31:22~32:1

2010-04-29 | Weblog
4月29日(木)
現在のテーマ「ヤコブ」
今日のテーマ「主が味方」
■聖書 創世記31:22~32:1 (42)
■聖句 「もし、わたしの父の神、アブラハムの神、イサクの畏れ敬う方がわたしの味方でなかったなら、あなたはきっと何も持たせずにわたしを追い出したことでしょう。神は、わたしの労苦と悩みを目に留められ、昨夜、あなたを諭されたのです」。(42)
■解説
逃亡するヤコブをラバンが追跡し追いつきます。ヤコブを責めるラバン、ラバンの守り神を盗んだラケル、20年間のラバンの仕打ちを追及するヤコブ。様々な人間模様がそこに描かれています。その中で、ヤコブが奴隷に近い状況におかれていたことが分かります。今日の聖句は、この20年の経験(それは辛く苦しい期間であったかもしれませんがその間に)主が味方であること、主がいつも目を留めてくださったいることをヤコブは実感していたのです。
■祈り
私の人生の旅路においても、主が味方であり、目を留めてくださっていることを信じます。

今日の御言葉 20100428 創世記30:25~31:3

2010-04-28 | Weblog
4月28日(水)
現在のテーマ「ヤコブ」
今日のテーマ「帰りなさい」
■聖書 創世記30:25~31:21 (3)
■聖句 主はヤコブに言われた。「あなたは、あなたの故郷である先祖の土地に帰りなさい。わたしはあなたと共にいる」。(3)
■解説
レアのために7年、ラケルのために7年働き、その間ヤコブには11人の息子が与えられました。ヤコブは約束の時が満ちたので、「わたしを帰らせてください」とラバンに願い出ます。カナンの地への郷愁もありましたが、「必ず連れ帰る」(28:15)と言われたベテルでの主の約束を忘れてはいませんでした。義兄のラバンはヤコブの故に、自分が栄えたことを知っていましたので、いろいろな言い訳や工作をしてヤコブを引き止めます。それに対してヤコブも対抗策を施すのですが、帰還は許されません。そのような中で、今日の聖句となります。人情やしがらみ、当時の大家族主義、恩や義理といった様々な要因が絡む中で、ヤコブに次の一歩を踏み出させたのは主の御言葉であったのです。
■祈り
人生の中で迷う時、主よ、わたしにも御言葉をください。

今日の御言葉 20100427 創世記29:31~30:24

2010-04-27 | Weblog
4月27日(火)
現在のテーマ「ヤコブ」
今日のテーマ「ヤコブの子供」
■聖書 創世記29:31~30:24 (2bc)
■聖句 「わたしが神に代われる言うのか。お前の胎に子供を宿らせないのは神なのだ」。(2cb)
■解説
レアに子供が生まれたのを妬み、ラケルが「わたしにも子供を与えてください」と夫のヤコブに無理難題を押し付けます。それに対しヤコブが怒りを覚えながら放った言葉が今日の聖句です。その時代、子供が生まれることは祝福のしるしとされていました。また、世継ぎを得ることは女性の誉れと考えられていました。そのような状況下でのラケルのあせりの気持ちは分かります。レアとラケルが競うように子を得ようとする気持ちも理解できます。うるさくされるのが面倒で、怒りを覚えるヤコブの気持ちも分からないでもありません。しかし、3者に欠けているのは、子供(命)を与えてくださるのは神なのだという敬虔な気持ちでです。命は授かるものであって、自分のために得るものではないからです。そのような意味で、今日の聖句は「子供を宿らせ、命を与えてくださるのは神なのだ」と言い換えても良いと思います。
■祈り
神から授かる命の尊さを教えてください。

今日の御言葉 20100426 創世記29:14~30

2010-04-26 | Weblog
4月26日(月)
現在のテーマ「ヤコブ」
今日のテーマ「ヤコブの結婚」
■聖書 創世記29:14b~30 (20c)
■聖句 「ほんの数日のように思われた」。(20c)
■解説
ヤコブの旅は逃避でした。しかし、ベテルで神が「必ずこの地に連れ帰る」(28:15)と言われた時から、「帰還」が旅の目的となります。ヤコブの人生にはっきりとした目的が与えられたことを覚えたいと思います。なぜなら、長いパダン・アラム滞在を耐え忍ばせた理由の一つに、「帰還」という目的を上げることができるからです。ヤコブの結婚においても、ヤコブはラバンの欺きにあい、姉のレアと妹のラケルの二人と結婚することになります。そのための14年間の労働は長く苦しいものであったと思います。それを耐え忍ばせたのは、ラケルへの愛と、帰還という目的があったからです。キリスト者としての私たちの人生の目的は「神の国」への帰還です。その旅路を短く感じさせるのは、キリストへの愛と明確な旅の目的が与えられているからです。
■祈り
キリストを仰ぎつつ、人生の目的を目指して今日も歩むことができますように。