2月28日(木)
現在のテーマ「キリスト者の姿勢」
今日のテーマ「パウロの祈り②」
■聖書 2テサロニケ2:16~17 (17)
■聖句 「どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように」。(17)
■解説
神の恵みの事実による立場をはっきりと自覚させ、その立場にふさわしい責任、使命に立つようにと励ましを与えたパウロは、自然に祈りへと導かれています。今日の2節はこの書簡における4つのパウロの祈りの第二のものです。祈り出しは「わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、‥‥父である神が」(16)という信仰の告白で始まり、今日の聖句となります。「心(カルディア)」は、知、情、意のすべてを含む全人格的なもので、神によって知られ(使徒1:24,ロマ8:27,黙2:23)、神ご自身が働きかけてくださる人間存在の根源的な場のことです。パウロは、神ご自身がテサロニケ教会の人々の全人格に働きかけ、その最も深い根源を「励まし、また強め」てくださるのでなければ、終末についての教えを受けても、神の恵みの事実に基づく立場について教えられても十分ではないと知っているのです。この神の働きかけ、聖霊の働きかけなしには、善い働きも、善い言葉も、私たち自身から生まれてくることはないと知っているのです。イエスが弟子たちに「地の塩、世の光」(マタイ5:13,14)であるようにと願われたように、パウロもテサロニケ教会の人々が良い実を結ぶキリストの枝であることを願い、祈っているのです。
■祈り
パウロの祈りは今も、全世界のキリスト者に向けられています。わたしの心を主ご自身が励まし、強めてくださいますように。そして、わたしという小さな存在からも、神の求められる善い働きが生まれ、人を生かす善い言葉が生まれますように。
現在のテーマ「キリスト者の姿勢」
今日のテーマ「パウロの祈り②」
■聖書 2テサロニケ2:16~17 (17)
■聖句 「どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように」。(17)
■解説
神の恵みの事実による立場をはっきりと自覚させ、その立場にふさわしい責任、使命に立つようにと励ましを与えたパウロは、自然に祈りへと導かれています。今日の2節はこの書簡における4つのパウロの祈りの第二のものです。祈り出しは「わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、‥‥父である神が」(16)という信仰の告白で始まり、今日の聖句となります。「心(カルディア)」は、知、情、意のすべてを含む全人格的なもので、神によって知られ(使徒1:24,ロマ8:27,黙2:23)、神ご自身が働きかけてくださる人間存在の根源的な場のことです。パウロは、神ご自身がテサロニケ教会の人々の全人格に働きかけ、その最も深い根源を「励まし、また強め」てくださるのでなければ、終末についての教えを受けても、神の恵みの事実に基づく立場について教えられても十分ではないと知っているのです。この神の働きかけ、聖霊の働きかけなしには、善い働きも、善い言葉も、私たち自身から生まれてくることはないと知っているのです。イエスが弟子たちに「地の塩、世の光」(マタイ5:13,14)であるようにと願われたように、パウロもテサロニケ教会の人々が良い実を結ぶキリストの枝であることを願い、祈っているのです。
■祈り
パウロの祈りは今も、全世界のキリスト者に向けられています。わたしの心を主ご自身が励まし、強めてくださいますように。そして、わたしという小さな存在からも、神の求められる善い働きが生まれ、人を生かす善い言葉が生まれますように。