今日からテーマは「福音にふさわしい生活」です。
9月30日(火)
現在のテーマ「福音にふさわしい生活」
今日のテーマ「反対者に対して」
■聖書 フィリピ1:27~30 (27a)
■聖句 「ひたすらキリストの福音にふさわしい生活を送りなさい」。(27a)
■解説
今日の拝読箇所で、パウロは獄中からフィリピの信徒たちにキリスト者としてのふさわしい生活(姿勢)について述べています。パウロは「生活を送りなさい(politeuesthe)」という言葉を特別な意味を込めて使用しています。ローマの植民地となっていたフィリピの住民は、ローマ市民権をもっていることに特別の誇りを感じていました。またローマ市民権を持つことの特権と義務を理解していました。ローマの植民地においてローマの市民権が特別な地位とローマを代表するものであるなら、フィリピの教会は、自分たちが天に国籍をもつ者として神の国を代表するものとして、それにふさわしい生活を送って欲しいとパウロは願っているのです。では「ふさわしい生活」とは。パウロはそれを「戦い」と見ています。天の植民地をこの世に押し広げる戦いです。ティンデルの聖書注解には「キリストが王であり、福音がその法律であり、クリスチャンはその市民である新しい町の一員として生きるべきである」というBenoitの言葉を紹介しています。パウロは自らの戦いの姿を示しながら(30)、「反対者たちに脅されてもたじろがない」ように(28)と励ましを与え、キリスト者の特権として「信じることだけではなく、キリストのために苦しむことも、恵みとして与えられている」と語り、同じ戦いを共に戦う同労者としての自覚を与えようとしているのです。
■祈り
神の国の市民権を持つ者として、今日も福音を広げるための共同の戦いに、わたしを遣わしてください。
9月30日(火)
現在のテーマ「福音にふさわしい生活」
今日のテーマ「反対者に対して」
■聖書 フィリピ1:27~30 (27a)
■聖句 「ひたすらキリストの福音にふさわしい生活を送りなさい」。(27a)
■解説
今日の拝読箇所で、パウロは獄中からフィリピの信徒たちにキリスト者としてのふさわしい生活(姿勢)について述べています。パウロは「生活を送りなさい(politeuesthe)」という言葉を特別な意味を込めて使用しています。ローマの植民地となっていたフィリピの住民は、ローマ市民権をもっていることに特別の誇りを感じていました。またローマ市民権を持つことの特権と義務を理解していました。ローマの植民地においてローマの市民権が特別な地位とローマを代表するものであるなら、フィリピの教会は、自分たちが天に国籍をもつ者として神の国を代表するものとして、それにふさわしい生活を送って欲しいとパウロは願っているのです。では「ふさわしい生活」とは。パウロはそれを「戦い」と見ています。天の植民地をこの世に押し広げる戦いです。ティンデルの聖書注解には「キリストが王であり、福音がその法律であり、クリスチャンはその市民である新しい町の一員として生きるべきである」というBenoitの言葉を紹介しています。パウロは自らの戦いの姿を示しながら(30)、「反対者たちに脅されてもたじろがない」ように(28)と励ましを与え、キリスト者の特権として「信じることだけではなく、キリストのために苦しむことも、恵みとして与えられている」と語り、同じ戦いを共に戦う同労者としての自覚を与えようとしているのです。
■祈り
神の国の市民権を持つ者として、今日も福音を広げるための共同の戦いに、わたしを遣わしてください。