Daily Bread 日々の御言葉

聖書の御言葉をあなたに

「聖書各駅停車」
創世記からはじめて黙示録までをゆっくり走ります。

今日の御言葉 20100831 マタイ24:36~51

2010-08-31 | Weblog
8月31日(火)
現在のテーマ「最後の一週間①エルサレム入城から最後の晩餐まで」
今日のテーマ「目をさましていなさい」
■聖書 マタイ24:36~51 (42)
■聖句 「だから、目を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか、あなたがたには分からないからである」。(42)
■解説
今日の拝読箇所には二つの例えあり、どちらも思いがけない時に再臨されるキリストへの備えについて語られています。36節「(キリストが再臨される)その日、その時は、だれも知らない」の「知らない」という言葉は、「関心がない、興味がない」という意味です。はじめの例えでは、ノアの時代のことが語られます。キリストの再臨はノアの洪水の時に似て、「食べたり、飲んだり、めとったり、嫁いだり」(38)と人々が日常生活に埋没し、神、聖書、さらには再臨に対する関心が薄れている時に突然訪れるという警告です。後半の「僕」の例えは、キリストが再臨されるまで、主の教えに忠実であるようにとの勧めです。キリストの再臨は、ある人々にとってはノアの洪水の時のように(37)、あるいは「悪い僕」にとっての「思いがけない時」(50)に、「突然」起こるのですが、その時に備えて目を覚まし、忠実に歩んでいる者にとっては待ち望まれた日となるのです。
■祈り
思いがけない時としてではなく、目を覚まし、忠実な歩みの中で、その日を迎えることが出来ますように。

今日の御言葉 20100830 マタイ24:29~35

2010-08-30 | Weblog
8月30日(火)
現在のテーマ「最後の一週間①エルサレム入城から最後の晩餐まで」
今日のテーマ「キリストの再臨について」
■聖書 マタイ24:29~35 (33)
■聖句 「それと同じように、あなたがたは、これらすべてのことを見たなら、人の子が戸口に近づいていると悟りなさい」。(33)
■解説
キリストの再臨についての預言が始まります。既に与えられている前兆に加え、さらなる天変地異が預言されています。そして「そのとき」(30)、キリストが再臨されます。それは必然的に「悲しむ民」(30)と「選ばれた人たち」(31)とに二分される瞬間でもあります。イエスは「いちじく」の例えを用いて、時を悟るように勧め、今日の聖句となります。34節と35節は、キリストの再臨(現在の秩序の崩壊と新しい秩序の始まり)は必ず起こることの箴言です。再臨がいつなのかは分かりません。しかし、時を知る手がかりは与えられているのです。
■祈り
今の時代を生きるキリスト者に「時」を悟る力を与えてください。そして、それに備えさせてください。

今日の御言葉 20100829 マタイ24:15~28

2010-08-29 | Weblog
8月29日(日)
現在のテーマ「最後の一週間①エルサレム入城から最後の晩餐まで」
今日のテーマ「終末についての教え②」
■聖書 マタイ24:15~28 (21)
■聖句 「そのときには、世界が初めから今までなく、今後も決してないほどの大きな苦難が来るからである」。(21)
■解説
「終末の徴」に続いて、「最も大きな苦難」について、イエスはダニエルの預言にある「憎むべき破壊者(15/ダニ9:27)のこと引用しながら語られます。ダニエルの預言はこの預言は前2世紀アンティオコス・エピファネス王が神殿にゼウスの像を立て、豚などの汚れた動物をいけにえとしてささげた時に成就したと考えられています。さらには紀元70年のローマによる神殿破壊によって成就したも言われます。しかし、挿入句の「読者よ悟れ」(15)が、注意を喚起しています。そして今日の聖句に注目する時、これまで世界が経験したことがない「終末的苦難」であることが分かります。その中で「神は選ばれた人たちのために、その期間を縮めてくださる」(22)との希望が、メシアの到来を信じる者たちには与えられ、「偽メシアに惑わされないように」との忠告が再度なされて「終末についての教え」は終わっています。
■祈り
メシアの到来を信じ、待ち望んでいます。敬虔で曇りの無い信仰をわたしに与えて下さい。

今日の御言葉 20100828 マタイ24:1~14

2010-08-28 | Weblog
8月28日(土)
現在のテーマ「最後の一週間①エルサレム入城から最後の晩餐まで」
今日のテーマ「終末についての教え①」
■聖書 マタイ24:1~14 (13)
■聖句 「しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる」。(13)
■解説
24章、25章には終末に関するイエスの説教が集められています。今日と明日の拝読箇所は「教え」の部分で、その後「人の子が来る時」(24:29~35)、「再臨に関する3つの例え」(24:36~25:30)、「審判について」(25:31~46)と続きます。イエスは終末の徴として、「偽メシアの出現」、「戦争(のうわさ)」、「飢饉」、「地震」、「キリスト者への迫害」、「教会の腐敗」、「福音の拡大」を上げておられます。一つ一つが、程度の差こそあれ、私たちの時代において感じられていることです。これらのことの度合いが深まり、「それから、終わりが来る」(14)と警告しておられます。今日の聖句は、そのような終末時代を生きるキリスト者への励ましです。
■祈り
主よ、耐える力をわたしに与えて下さい。十字架のキリストの姿を見失うことがありませんように。

今日の御言葉 20100827 マタイ23:37~39

2010-08-27 | Weblog
8月27日(金)
現在のテーマ「最後の一週間①エルサレム入城から最後の晩餐まで」
今日のテーマ「エルサレムのために嘆く」
■聖書 マタイ23:37~39 (37)
■聖句 「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった」。(37)
■解説
オリーブ山の中腹でイエスが語られた言葉が今日の聖句です。現在ではそこに「主泣き給う教会」が建ち、そこから見る泣き壁と神殿の丘は本当に美しいものです。さて、今日の御言葉から神の愛と忍耐(37)、それに対する人々の拒絶(37)を見ます。結果として38節の預言的な御言葉は、後のローマ皇帝ティトゥス率いるローマ軍がエルサレムを陥落させることによって実現します(AD70年)。39節は詩篇118:26を含む後の日についての預言で、キリスト再臨の時に実現する残された預言です。主の嘆きの声はその時まで続くのです。
■祈り
悲しみに満ちた主の招きの声が聞こえます。素直な心で応じることができますように。速やかにエルサレムが、主の招きの声を聞いて、それに応えますように。