町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

半蔵門線8000系3・4次車

2018年06月11日 | 首都圏の地下鉄

今年2018年3月26日、東京メトロは平成30年度(第15期)事業計画を発表しました。その中で2020年度より8000系置き換え用の新型車両を導入することが明らかにされ、今年より設計に入るとのこと。現在8000系は10両編成19本の190両が在籍し、2004年から開始された大規模更新が全編成に施行され広範囲に渡り運用中ですが、遂に先が見えたようです。

半蔵門線は1978年8月1日に渋谷~青山一丁目間が開通したのが最初ですが、この時点では距離が短い為車両を保有せず、直通運転を行う東急の8500系を借りて運転していました。約2年半後の1981年4月1日に、この8000系が6両と8両の編成で導入され、その後は増結を繰り返し8両と10両の編成が混在していましたが、8両のまま使用する予定だった初期製造の編成も1994年までに増結を行い、全編成が10両編成になりました。上の写真の第14編成は1987年に10両編成で一括製造されたグループで、登場時は輸送力増強が急がれていた東西線に新型車05系が完成するまでの暫定車として導入され、同線と直通運転を行うJR東日本の総武線津田沼駅と、中央線の三鷹駅まで入線した実績があります。この3次車から戸閉装置が従来の床置式から銀座線01系などと同様の鴨居設置式に変更され、ドアの動作が初期車とは異なり静かで緩やかになりました。

半蔵門~三越前間延伸に伴う増発で登場した4次車。写真の第11編成は10両編成で一括製造されていますが、他の4次車(第15編成~第19編成が該当)は8両編成で落成し、先行して製造されていた3次車の中間車8600形・8700形を組み込んで正規の10両編成になっています。

更新工事後の車内。登場時から8000系の車内は明るいアイボリー系を基調にした車内でしたが、大規模更新工事で化粧板を艶のある白に更新、客扉も同時に大窓の新品に交換され、車内案内表示器・ドアチャイムの新設が行われました。2010年代からは更新内容が更に見直され、ワイド液晶画面に変更されました。初期の更新車もこれに倣い、LED表示器をコイト電工の“パッとビジョン”に換装しています。

2010年以降の更新車が搭載する17インチワイド液晶画面による車内案内表示。(後期車では3次車・4次車では第12・14-19編成、5次車の第10編成が該当)千代田線向けの16000系と同じ三菱電機セサミクロを採用し、アニメーション画像で各種情報を表示できます。後に08系にも波及しました。

 

千代田線の6000系が風前の灯になり、8000系の置き換え発表がされたとなれば、今度は有楽町線・副都心線系統の7000系も遠くない内に置き換えに着手されると思われる為、いよいよ長年御馴染みだった昭和の営団地下鉄スタイルの車輌が消え去る日が近づいて来てしまいましたね・・・・。

 

 


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