まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「コーヒー」 (# 108)

2012-01-16 21:11:49 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
お今晩は~。
まかろんのお茶会、開店です。
寒かったでしょう、さあどうぞ中へ。👋


皆さま、今日も一日お疲れ様でした。
正月気分も忘却の彼方に行ってしまった今、いかがお過ごしですか。
こんな寒い日に、皆さまにこうしてお茶☕️を振る舞えるのが、
まかろんは本当に嬉しいです。

当店にいらした皆さまに少しでも温かさをお渡しして、
皆さまが元気になってくれるなら、
寒さだって悪くない、そんな気がします。

まあ、それほど役には立ってないかもしれませんけど!😅


そんなこんなで(あ、ごまかした)
本日の茶菓詩は「コーヒー」です。

当分寒い日が続きそうですが、
一息ついて、お茶でもどうぞ。😊



2012年1月16日ブログ直接投稿 「コーヒー」

たまにはコーヒーが飲みたいと
お湯を沸かし始める君
僕のところには何年も
冷蔵庫に放りっぱなしの
インスタントしかないと
分かっているから
ちゃっかり持参のドリップパック
部屋に広がる焦げ茶の香り
いつも花やら果物やらの
物柔らかな紅茶の香りに
慣れてる僕には ちょっと辛い

まいったなぁ 今日一日は消えないよ
自分用に いつも通り点てたお茶も
コゲ茶に塗られた味がする

だけど君を見送って 帰ってきた部屋
コーヒーの香り 出迎える
君がにこにこして飲んでた香り
僕の部屋でそんなにも
君が居心地良く過ごせた証と思うと
焦げた香りも高貴に思えて
このまま部屋に留めたくなる

ねぇ 僕は君を幸せにできているのかな
大切にしているつもりで 自分のことばかり
そんな僕の傍で 君は幸せかい
僕は君の傍にいる資格があるのかな

僕の弱さも醜さも愚かさも
全て飲み込んで漂う
君の残したコーヒーの香り
僕は玄関先で立ち尽くし
茶色のベルベットの香りに包まれて
今別れたばかりの君をその香りごと
この胸の中で抱きしめる



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なおとも)
2023-11-16 19:21:57
まかろんさん  こんばんは!
この詩も素敵な詩ですね。大人の雰囲気で、ドラマが始まりそうです。ゆっくり再読して感想を書かせて頂きます!楽しみ!なおとも
返信する
なおともさん😊 (まかろん)
2023-11-16 20:06:17
@naotoo3451 さん、
いつもありがとうございます🙏🌸
ゆっくりまた読んでみてくださいね。
私も楽しみです!!

この詩がなおともさんの気持ちを温めてくれますように😊
なおともさんのお声がけは、いつもとても嬉しいです🙏
返信する
Unknown (なおとも)
2023-11-20 16:21:37
まかろんさん  こんにちは!

やはりこの詩は私の中で、短編小説か短いドラマに仕上がります。珈琲が苦手な彼、優しい紅茶の香りが好きなのに、でも彼女が帰った後、その珈琲の香りに幸を感じ、恋の不安に揺れている。
今、空前の珈琲ブーム、コマーシャルをこんなドラマ仕立てにしたら素敵だなと思います。
まかろんさんは、こんなハイセンスなアーバンライフを想像させる詩がとても上手ですね。
また、訪問しますね。なおとも
返信する
なおともさん😊🌸 (まかろん)
2023-11-20 19:21:58
>恋の不安に揺れている。

素敵な感想ですね。有難うございます🙏
ドラマのように感じてくださり、本当に嬉しいです。

>ハイセンスなアーバンライフを

うわ、うわ、有難うございますっ🙏
そんな素敵な褒め言葉、初めてです。

喜んでもらえて、嬉しいです。
まだまだ茶菓詩は山ほどあるので、また遊びにきてみてくださいね🌸
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