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まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
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新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 10

2013-10-10 21:50:26 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
はっはっはっ、まだまだどんどん続きますよ。

今日でタビィの話も、10回目を迎えました。

この分量から言って、それくらい行くのは分かっていたんですが、
10、の文字をタイトルに打った瞬間、びびりました

えーと、まだまだ序の口です・・・

今日はタビィはどうなるのでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その10

  あいつら 俺を置き捨てといて
  こんなところに 住んでいたのか
  魔力が また少し大きくなる
  ふわりくるりと 黒い毛まわって
  お城の手前で ふわんと落ちた

<つづき>

お城の周りに 変な空気
近寄っちゃいけないと ささやく声
けれど黒猫たちは この中のはず
さてどうやって 入ろうか
タビィは お城の近くに降り立った

お堀に跳ね橋 門に門番ガーゴイル
魔女の力に 意識をあわせる
答えはすぐに やってきた
タビィは 縮めたほうきを懐に入れ
門にまっすぐ 歩いていった

止まれ お前はどこの誰だ
何の用で ここに来た
さっそく門番が 問いかける
私は 東の荒野の魔道士
万霊節の儀式に 参じました

東の荒野は へんくつババアだったはず
門番は 不審そうに問い返す
へんくつババアとは 言ってくれるね
老婆の声で 言い返す
猫の魔法薬を 完成させたのさ

猫の魔法薬は 知ってるが
性別を 変えはしないだろう
タビィは 魔女の声で笑って見せる
馬鹿だね あたしがいつまでも
おんなじやり方で 作るとでも?

門番はまだ 不審そう
ふーむ どうにも信じられんが
俺は 魔法使いじゃないし
確かにその声 魔女どのだ
ではお通りあれ 門が貴女を見抜くだろう

<つづく>


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