2025年5月18日
小松市観音下町
オーフから見えた農口尚彦研究所にせっかくだからと立ち寄った。ちょうど、お酒好きの方が日本酒を買い求めて帰るところだったのでお店の方に声をかけると、試飲できますよと。下戸とドライブキーパーで伺ったので関係者以外立入禁止と表示されているギャラリーのことを聞いてみると、いつでも見学可能とのこと。時間を決めて杜庵(日本酒とあてを提供するお店)にはお客の予約が入るらしいが、ちょうど空いている時間だったので自由に見学させてもらった。経歴が記載された壁の窓から仕込みの樽が並んでいる仕込み蔵が見学できる。もともと能登杜氏の家系で三重で修業を始め静岡、鶴来と酒造りをしたが当時淡麗が好まれなかった石川県で京都のすたれかかった山廃を学び菊姫で、JALのファーストクラスに初めて日本酒が使用されるまでと、退職後90歳を過ぎて今なお酒造りにかける情熱を垣間見ることができた。どちらからと聞かれてこちらにお邪魔したときに果敢にアフォガードにトライしようとして止められたことを話すと、工場見学で匂いは大丈夫かと。オーフに泊まったらきっとこちらのお酒がお料理とマリアージュされるのでしょうね。機会があれば。ほどなく、試飲室には杜庵の予約客たちがタクシーを乗り付けていっぱいいらしてましたよ。